新年展望、23年
- 2023/01/08 06:03
- カテゴリー:時の話題
今年を展望する社説をざっと見た。元日から今朝までに在京六紙で34本(1/1-8)。以下のテーマについて語っている。やはりと言うべきか、安全保障がらみが多い。
- 強国による世界の分断、5(朝毎東読経)
- 日本の外交と国防、5(朝毎東読産)
- 民主主義の再生、4(朝毎東経)
- 岸田政権の課題、3(朝毎読)
- エネルギー政策、3(朝東産)
- 防災・関東大震災100年、3(東産経)
- 世界経済、3(毎読経)
- 日本経済、2(東読)
- 少子化対策、2(朝産)
- 多元資本主義、1(朝)
- 気候変動、1(経)
- スポーツ界、1(産)
- ビッグテック、1(経)
この中で特に目を引いたのは、東京新聞(1/1)の「年のはじめに考える 我らに視点を与えよ」だった。強国の指導者たちに対して、相手国や自国民の身になって考えてみよ、と提案する。その一方で、大谷翔平選手を登場させたり、視点と支点の駄洒落を飛ばしたり、雑駁な内容になってしまっているけれど、タイトルがいい。
これから先、新聞は、「我らに視点を与え」てくれるだろうか。各紙とも発行部数の減少が止まらないようだが、ぜひ奮起して、権力に対するチェックをしっかり機能させ、世論形成を正しくリードしてくれるよう期待したい。エールをおくりたいと思う。
# 六紙社説、新年展望 22年 21年(いずれもサイト内)。1年で200万部減「新聞離れ」は止まらず 「一般紙」は15年後に消える勢い(1/1)、沖縄県、地域外交室を設置へ 4月 諸外国との交流促進(琉球新報、1/5)、<社説>県が地域外交室設置へ 戦争させない施策展開を(同、1/8)