アフガン
- 2023/01/11 06:25
- カテゴリー:興行・放送
フロイトはこう言っています。芸術とは潜在意識の露呈である。暴力しかりです。
と、ルスラン(Gioconda、"巨匠")が言う。映画「アフガン」(露、2005年)から。原題は第9中隊を意味するロシア語のようだ。英語では"The 9th Company"。
第9中隊は、ある高地の守備に就いている。そこへイスラム勢力が総攻撃をかけて来る。休憩中に山並みをスケッチしていたルスランが最初に撃たれ、あっと言う間もなく激しい迫撃戦に突入。相手は人海戦術でどんどん攻め込んで来る。中隊は、兵士が次々に斃れ、ほぼ全滅。ただ一人だけが生き残る。
生き残ったのは主人公のリュタエフ。戦闘の後、首にぶら下げていたペンダントを引っ張り出す。それは、彼が戦地に到着した時に、入れ違いで祖国へ帰還して行く兵士から引き継いだものだった。このお守りがあれば死なないと言い残して、その帰還兵が乗り込んだ輸送機は、離陸直後に敵の地対空ロケット砲で撃墜される(そのシーンの迫力がすごい)。ペンダントを手放した兵が死に、受け継いだ者が命拾いした。
# ABEMA(サイト内)。The 9th Company|Wikipedia