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2024年10月の記事は以下のとおりです。

大谷選手50-50

原則的に個別の取材を受けない大谷選手のコメントは横並び。データやビジュアル、関係者らのコメントで差別化を図ることに苦心したことが読み取れる

webの記事(9/22)にそんな記載があった。スポーツ紙の、日刊スポーツや、サンケイスポーツ、スポーツニッポン、スポーツ報知、デイリースポーツ、東京中日スポーツなどを読み比べてみても、他紙を圧倒するような記事は見当たらず、「大谷報道の現状と課題が垣間見えた」とある。

在京六紙の社説はどうだろうか。50-50達成を六紙が書けば読み比べてみようと思った。のだが、なかなか出揃わない。毎東読産経の5紙は、9/21・22に出た。もう一紙の朝日は書かないんだなと諦めかけていたところ、昨日(10/5)ようやく掲載された。

ざっと見てみた。気負ってる。なにせ社説だ。社としての主張だ。大谷スゴいでは済ませられない。教訓はこれだ、と示す。上から目線。パターンは二つ。

若い人の可能性を引き出そう。「大谷選手の活躍は、日本の次世代の育成を考えるうえでのヒントにもなろう」(経9/22)、「人は誰でも大小の可能性を有している。組織や指導者はその芽を摘み取る側に回っていないか。スポーツの世界にとどまらず、全ての人がわが身を省みる機会としたい」(産9/21)、「何より限界をきめつけないことが大事だろう。指導者が改めて考え、学ぶことは多い」(朝10/5)

驕らない謙虚な姿勢を見倣おう。大谷選手にとって「最も重要なのはチームの勝利」「そのために厳しいトレーニングを積み、入念に準備をする。本塁打や盗塁も、それ自体が目標ではなく、試合に勝つために、全力を尽くした結果」(読9/21)、「最高峰の舞台に君臨しつつ、なお野球少年であり続けていることがファンを引きつける」(東9/21)

残る一紙は教訓めいたことは書かない。「野球の可能性また広げた」「熱いプレーでまだまだファンを楽しませてほしい」(毎9/22)。こんな社説もある。

さて、9/30週の六紙社説は、そのほかに、レバノン空爆、中東の戦火拡大、EV電池への投資、新幹線60年、石破氏が早期解散表明、石破新内閣発足、石破首相所信表明演説、東大学費値上げ、コロナ定期接種、米大統領選最終盤などを話題にした。

六紙社説、クルーグマンの国際経済学(いずれもサイト内)。大谷翔平「50―50」、史上初の快挙に新聞各紙は苦心…大谷の取材対応は横並び、「裏話」にも驚く様なエピソードなし(9/22)

トーシの日

ままならないことがあるものだ、と前日の電話のことを思い出しながら朝食を摂っていると家人が今日はトーシの日らしいと言った。投資の日。10月4日の語呂合わせ。

凍死の文字を当てることもできる。雪山の登山を奨励する日かな。ちょっと不謹慎かも、と言いながら二人で笑った。

唐詩や、透視、盗視、闘士なんてのもある。

朝食の話題は、トーシの話から銀行の定期預金や金銭信託へと移って行った。auじぶん銀行による3か月もの0.55%のキャンペーン再開とか、ソフトバンク向け金銭信託とか。銀行などが資金集めをせっせとやっている。市場は、金利の上昇が続くと見込んでいるのかな。

定期預金の金利が気になる特売情報から見えるもの(いずれもサイト内)。円預金の増加で優遇!秋の円定期預金キャンペーン|auじぶん銀行

居残り佐平次

人間なんて、立って半畳、寝て一畳

立川談志の「居残り佐平次」から。最近NHKプラスで観た。元は1979年の放送。

ある社内研修に来ていた他部署の人が、立って半畳、寝て一畳を自身の信条にしていると最初の挨拶で述べていた。その研修には似つかわしくない、えらく貧乏くさいことを言うもんだなと思ったりした。そんなことを思い出した。

居残り佐平次は、古今亭志ん朝(1978年)でよく聴く。おこわにかける云々というオーソドクスなサゲ。それは説明なしでは何のことか判らない。今回聴いた談志版は、サゲに工夫があった。そんなやつは裏から返せどうのこうの。聴いてすぐ判る。いつか聴いた権太楼のもそうだった。居残りと居直りをかけていた。おこわ云々には難あり、サゲをかえよう、と思う噺家は少なくないかもしれない。

志ん朝長講二席(サイト内)。納涼落語特選リストア版「居残り佐平次」立川談志▽おとなのEテレタイムマシン選(NHK-Eテレ、8/13 23時、初回放送1979/8/3)

コイン・ロンドリー!?

実験レポートを書きながら、ヘボン式のことが気になり、ちょっと調べてみた。そこから脈絡なく横文字の読み方のことを考えた。

シはローマ字でshi、こういうのをヘボン式と言う。ヘボンの綴りはHepburnなんだな。現代風にはヘップバーンと読むのが普通だろうか。近代の日本ではヘボンになった。

その頃には、アメリカンはメリケン、ロシアがオロシアなど、そんなこともあった。

現代ではどうだろう。例えば、ボーリンジャー・バンド(Bollinger bands)は、株価のテクニカル指標。シャンパーニュをつくるのは、ボランジェ(Bollinger)。言語が違えば発音やカタカナ表記は異なるだろう。

じゃこれはどうだ。資金洗浄は、マネー・ロンダリング(money laundering)。街角にあるのは、コイン・ランドリー(coin laundry)。双方とも、言語は英語、洗うという同じ意味だ。なのに、読み方には、ラとロの違いがある。どうしてだろう。

洗濯する場所に「ランド」というカタカナを入れたい人がいたのだろうか。少しは楽し気な場所と思えるようにと。

独ポピュリスト政党躍進

日本も、長期的には移民や海外からの投資を受け入れるべきだが、それができないジレンマを抱えている。

今、ポピュリスト政党が躍進する旧東独の情勢から学ぶべきことは多い。東大の斎藤幸平准教授のお話。らじる★らじるの聴き逃しにあった。

日本では、経済が停滞し、高齢化や人口減少が進む。その打開策の一つとして、将来、移民を受け入れるようになった場合、果たしてどんなことが起こるだろう。ドイツなど欧州諸国に見られるように右派ポピュリストによる排外主義が強まるのだろうか。

番組の終わりに一冊の本が紹介された。フォルカー・ヴァイス著「ドイツの新右翼」。読んでみようと思う。図書館に蔵書されているだろうか。

右と言えば、先日の自民党総裁選の候補者に、かなり右の人がにいた。最初の投票で残ったものの決選投票で落とされた。靖国参拝に賛成、夫婦別姓には慎重、そして、中国へは強硬姿勢、それでは「右過ぎる」と敬遠されたのが敗因の一つだろう。

わが国のリーダー選びでは、右派への警戒は機能しているように見える。まだ今のところはと言うべきか。

レニとモトヒコドイツ都市部はカオス状態(いずれもサイト内)。マイ!Biz▽「ドイツポピュリスト政党躍進の影響」【出演】斎藤幸平(東京大学大学院 総合文化研究科 准教授)(マイあさ!、NHKラジオ第1、9/27 6時台)、ドイツ急進右派の伸長 広がる排外主義を憂える(9/17)、支持を広げるドイツのための選択肢(9/24)

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