開高健からの手紙
- 2026/01/21 06:50
- カテゴリー:興行・放送
自分の心以上に危機をはらむものはないですね。人間の心っていうのは、いつ、何を企むかわからない。自分の心という問題が最大の危機でしょうな、人間にとっては。
作家、開高健が、判るようで判らない不思議なことを言う。キャプションには1982年とあった。ドキュメント20min.「戦争の魅惑 開高健からの手紙」(NHK総合、1/19 0時)から。
開高が家族や知人などに宛てた手紙がいくつか紹介されていた。従軍取材先のベトナムからの手紙に、平和のための戦争とは? 自由になるための死とは? と問いが記されていた。
開高健の作品で、最初に読んだのは「夏の闇」だった。1980年、高3の年に、親しい友人にすすめられて手に取った。以来、学生時代のあいだに割と集中して何冊か読んだ。
選挙が近付き、安全保障のことが活発に議論されている今、また開高健を読んでみてもいいかもしれないと思う。