お知らせ

メール送信フォームを設けました。ブログ記事への問い合わせなどにご利用下さい。

 

エントリー

キーワード「特捜部Q」の検索結果は以下のとおりです。

カールの罪状

  • 2025/09/05 06:16
  • カテゴリー:読み物

わたしは今後、みなさんの監督役となり、計画の提案を受けて許可あるいは却下の判断をします。

悪の親玉シスルがそう言う。長年に渡って緻密な計画をやり遂げて来ただけあって、やるべきことは判っている。ユッシ・エーズラ・オールスン著「特捜部Q-カールの罪状」吉田奈保子訳(早川書房、2023年)から(p367)。シリーズ第9作。

「提案」と「判断」。強力かつ重要なフレームワークだ。そんな説があるかどうか知らないけれど私はそう確信している。組織はこの二つで動いていると、はっきり認識して以降、仕事、特に新規事業の開発は、随分、進めやすくなった。

今作で、特捜部Qのリーダー、カール・マーク警部補は逮捕されてしまった。次は最終作となるらしいのだが、果たして、カールは、そして、例のアマー島の事件はどうなる。

特捜部Qフレームワーク十選(サイト内)

アサドの祈り

  • 2023/04/19 06:11
  • カテゴリー:読み物

記憶はやってきては姿を消すものよ。そしてまたやってくる。それに対して簡単にドアを開けたり、閉め出したりはできない。ひどい記憶の場合は特にね。

ローセがアサドに語る。ユッシ・エーズラ・オールスン著「特捜部Q-アサドの祈り」吉田奈保子訳(早川書房、2020年)から(p65)。

このシリーズ第8作はアサドの物語り。どこで生まれたのか、デンマークへ来た事情、刑事になる前の経歴は、ビャアンやサミルとの関りは、家族はどこでどうしている、いったい何に脅えている。いよいよ彼の謎が解き明かされる。

特捜部Q(サイト内)。「溺死者たちの指」(p9)、ヒキコモリ(p243)

自撮りする女たち

  • 2022/11/02 06:24
  • カテゴリー:読み物

ほとんどの人間がスマートフォンやiPadの操作に夢中だ。誰もが画面に目を落とし、その上を指でなぞり、情報を検索したり、気晴らしをしたり、知人に連絡したり、恋人と愛を確かめ合ったりしている。

ユッシ・エーズラ・オールスン著「特捜部Q-自撮りする女たち」吉田奈保子訳(早川書房、2018年)から(p170)。シリーズ第7作。原題は"Selfies"

山手線の内回りに乗ったある日のこと。その時間帯、車両は空いていて、ちょうど座席が埋まるほどの客が乗っていた。右側に座っている人はLINE、左は落下型のゲーム。さらに車内をぐるっと見渡すと、皆さんスマホを手にしている。スマホを触っていない乗客はわずか二人。一人は、マンガ雑誌を熱心に読むサラリーマン風。もう一人は、周りの客をじろじろと観察する私だった。

さて、この「自撮りする女たち」、あれやこれやと事件が勃発し、そこへローセの件が絡んで来る。ドキドキハラハラはシリーズの中でも上位にあるだろう。次は第8作。日本語版の既刊は今のところそこまでなので、慌てて読まずに取っておこう。

特捜部Q(サイト内)。「ラブ・アクチュアリー」(p524)

吊された少女

  • 2022/09/21 06:22
  • カテゴリー:読み物

人は誰しも自分の中にわけのわからない説明のつかないものを抱え、時折、そういうわけのわからなさに振り回されて失敗することがある。だが、文句を言うわけにはいかない。そのわけのわからなさも含めて自分自身なのだから。

どこまで行っても自分は自分。違う人間にはなれない。引用は、ユッシ・エーズラ・オールスン著「特捜部Q-吊された少女」吉田奈保子訳(早川書房、2015年)から(p87)。

シリーズ第6作。毎度しばらく読むペースが上がらない。いつもならカールが捜査へやる気を出すあたりから、こちらもエンジンがかかって来るのだけれど、本作は最後まで低調な読書となった。著者はそれを知ってか知らずか、サイドストーリーの進展をサービスしてくれている。アマー島の事件と従兄弟のロニーによる恐喝、二つに動きがある。依然それらの行方は見えないけれど。

特捜部Q(サイト内)。天体と神話の関連(p403)

知りすぎたマルコ

  • 2022/08/02 06:26
  • カテゴリー:読み物

ラクダに乗っているつもりが、ラクダに乗せられていることもある

アサドの喩え話にはラクダがよく登場する。引用は、ユッシ・エーズラ・オールスン著「特捜部Q-知りすぎたマルコ」吉田薫訳(早川書房、2014年)から(p325)。全561ページ2段組。日数かけて丁寧に読んだ。

アフリカから刺客が送り込まれる。そのビジネスは「平和を望まない人間たち、すなわち平和になると収入が脅かされる人間たち」(p341)がいる限り成立する。戦争や紛争が絶えないのも同じ理由だ。

シリーズ第5作。カールとアサドは、毎回、死にそうな目に遭うが今回それはなかった。

特捜部Q(サイト内)。バタフライ効果(p419)、ノキア(p524)

ページ移動

  • ページ
  • 1
  • 2

ユーティリティ

« 2025年09月 »

- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

新着エントリー

世界初のAI大臣登場
2025/09/13 05:55
昭和元禄落語心中(3)
2025/09/12 05:21
べらぼう(34)
2025/09/11 06:35
タイガース優勝、25年9月
2025/09/10 06:24
Chapter 5 - Burr Puzzles
2025/09/09 06:33
石破首相 辞任表明
2025/09/08 06:59
自民参院選総括
2025/09/07 11:31
やなせたかしの真剣勝負
2025/09/06 06:01
カールの罪状
2025/09/05 06:16
買い物、25年9月
2025/09/04 06:51

過去ログ

Feed