シンガポールの集い
- 2018/06/13 07:28
- カテゴリー:時の話題
2018年4月27日の「板門店宣言」を再確認し、北朝鮮は朝鮮半島における完全非核化に向けて努力すると約束する
日本経済新聞(2018/06/13 朝刊 11ページ)「米朝首脳共同声明の全文。」から。世界最強の軍事力を持つ国のトップに、直接会って、非核化を約束をする、それは生半なことではない。会談の成果としてもっと高く評価されても良い。いわゆる CVID(完全かつ検証可能で不可逆的な非核化)の文言は入らなかったとか、時期や検証法など具体策は盛り込まれなかったとか、メディアや評論家たちは喧しいが。
それに、「ポンペオ米国務長官と北朝鮮の担当高官が主導して、できるだけ早い日程でさらなる交渉を行うと約束する」と明記されているのだから、続きを見てみようじゃないか。ビジネスでも、まず覚書を結んで、メインの取引基本契約、そして複数の個別契約へと進んでいくことは、ごく普通の道筋なのだから。(と一応前向きには考えたいが、また反古にされるじゃないかという邪推が全くないわけでもない)
さて今回、主役の首脳二人以外にも、色んな人がシンガポールを目指した。重要な役回りを担う人たち、そうでもなさそうな人たち、各々様々な思惑を持って。NHK や日経のサイトから見出しを拾ってみよう。メインのストーリーと並行して細々小さな事件が起きる、アガサ・クリスティーの物語を見るかのようだ。
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