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2019年05月12日の記事は以下のとおりです。

宮大工の人育て

以来、墨を付けてノミやノコギリを入れる前には必ず「待てよ。これでいいかな、間違いないかな」と自分に問いかけるようになりました。

よくよく心しておきたい。入念にチェックしてさえ、ノミを入れてしまってから間違いに気付くことがある。ついこの間もやってしまった。上手下手より何より、まず向き不向きを考えるべきかもしれない。引用は、菊池恭二著「宮大工の人育て-木も人も癖があるから面白い」(祥伝社新書、08年)から(p195)。

円卓

  • 2019/05/12 21:13
  • カテゴリー:読み物

手先が器用な人と、芸術家は、全く違うのだ。

西加奈子著「円卓」(文藝春秋、11年)から(p40)。「浪花少年探偵団」を読んだ後に、関西弁の小説は他にはどんなんありますかと Google さんに訊ねた。この本は何冊かヒットした内の一冊。いわく、あほぬかせ、うちもうつしてうちもうつして、めったくそ悪いやっちゃで、ゆっくりしてってなー、まじでどこ行きよったんやぼけ、かなわんわ・・・

登場人物は皆個性的だ。主人公こっこや、その家族、ぽっさんら同級生はもちろんのこと、手芸部の玉坂部長が目を引く。シブい。彼女が言い放つ「針扱っとるいうこと念頭に置いとけ! 死ぬぞ!」の言葉に触れて、おれが、かつて同時期に師事した、師匠お二人の顔が頭に浮かんだ。化学と音楽、分野領域はまったく違ったけれど、「命懸けでやれ!」と叱咤する両氏の言葉は同じだった。

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