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2024年08月の記事は以下のとおりです。

改憲論議、24年8月

岸田文雄首相は、7日、自民党の憲法改正実現本部総会に出席。来年11月の自民結党70年に言及し、「大きな節目に向けて党是である憲法改正の議論」を進めよと語った。自衛隊明記と緊急政令の規定について今月中に論点整理を行うよう指示。

在京六紙の内、産経と東京2紙は、8日、本件を社説で採り上げた。

「自衛隊明記や緊急事態条項創設を初回の憲法改正で実現しようという姿勢は妥当」。「だが進め方が緩慢」で「及び腰」。公明党や、維新の会、国民民主党など「憲法改正に前向きな政党」「の同意を得るよう、積極的に働きかけるときだ」(産8/8)

改憲に賛成する立場。かつ岸田首相が言う論点にも賛同。「南海トラフ地震などの大規模災害、台湾有事に伴う日本有事の懸念が高まっている」今、一定の支持を得るだろう。

「改憲の必要性がないにもかかわらず、強引に改憲を主張するのは、改憲の自己目的化にほかならない」。「憲法改正は、改憲しなければ国民生活に著しい影響が生じる場合に限られるという原点に立ち戻るべき」(東8/8)

改憲に反対する立場。社説のタイトルは「岸田首相と改憲 自らの延命に使うとは」。首相発言の裏の意図も暴く。首相交代論が公然と語られる中、「総裁再選を支持しない議員でも改憲には反対しづらいという事情を逆手にとって、改憲を持ち出すことで求心力回復を図ろうとするのは改憲の政治利用にほかならない」。

他の4紙も意見するだろうか。と昨日ここまで書いておいた。今朝、読売が「自衛隊の明記 国会中に表明すべきだった」(読8/11)を掲載した。基本的に改憲に賛成なのだが、今回の「首相の唐突な表明」には苦言を呈している。改憲論議に混乱を招きかねないと。

さて、8/5週の六紙社説は、そのほかに、原爆の日、基礎的財政収支、株価の乱高下、バングラデシュ政変、ベネズエラ選挙混乱、ふるさと納税1兆円超、変わる高校野球、米大統領候補、南海トラフ地震と臨時情報、自民党総裁選と立憲民主党代表選、東京女子医大の不正経理処理などを話題にした。

六紙社説、憲法施行77年憲法記念日とセブン50年(いずれもサイト内)。「岸田おろし」いよいよ本格化へ…なぜ“超低空飛行”でも延命できた?外れた3つの制約、うごめき始めた有力者たち(7/16)

なんとなく備中松山城

一昨日だったか引っ越し屋さんのトラックが歩道に乗り上げて止まっていた。通りを挟んだお向かいの入居だ。何軒かある住戸はこれで揃ったのかもしれない。

6月下旬、新築の建物全体を覆っていたカバーが外され全貌が見えるようになった。その頃に街の事情通が教えてくれた。7月上旬竣工、中旬には入居が始まる。一階の店舗には前にあったお店が戻って来る。上階のアパートメントは全戸もう借り手が決まっている、と。

カバーが外された後、様々な仕上げが進んだ。一階の軒に赤瓦が載った時に、全体がどことなくあの城に似ていると思った。唐破風の大きな出窓が特長の備中松山城。が、webで写真を探し出して見比べるとまったく違う。なんとなく佇まいが似てるんだな。

鳥の鳴き声がよく聞こえる。一連の工事がすべて終了し、また静かな通りに戻った。

高原列車は行く那覇の花火、23年10月笊ノ目万兵衛門外へ(いずれもサイト内)

R.シュトラウスと山下達郎

  • 2024/08/09 06:17
  • カテゴリー:音楽

ジャニーズ問題に関連して、友人とやり取りする中で以下のようなことを書いた。

ドイツに、リヒャルト・シュトラウスという作曲家がいた。有名な作品は、例えば「ツァラトゥストラはかく語りき」、映画「2001年宇宙の旅」の冒頭のあれ。そのほかにも色々と書いており、現代のオーケストラにとって重要なレパートリーになっている。

が、この人、戦時中はナチスに協力した音楽家として知られている。そんじょそこらの犯罪者どころではない。大量殺戮を指示したあのヒトラーらと仲良くしていたのだ。

二次大戦後は、当然、干された。少しは謙虚に殊勝にしていたかと思いきや、元々傲岸不遜な性格は改まることはなく、自身の作品は、演りたければ演ればいい、聞きたければ聞けば良い、と、人を見下した横柄な姿勢は死ぬまで続いたらしい。

今、リヒャルト・シュトラウスの作品を、ナチスと結び付けて、忌避する傾向は感じられない。芸術的な価値が認められているからだろう。山下達郎の場合はどうだろう。誰を擁護したか、どんな発言をしたか、そんなこととは関係なく、果たして彼の作品は、将来、末永く聴かれることになるだろうか。

ジャニーズ性的虐待問題山下達郎の音楽十選Re: 二重小協奏曲ヘ長調(いずれもサイト内)

貧乏神

ばかなこと言いなさんな。あのねぇ、おまえはねぇ、もっと、ぱーぱーぱーぱー言うのがおまえらしいんやらからねぇ。そのねぇ、しおらしいこと言いなさんな。

久しぶりに桂枝雀の落語を聴いた。演目は「貧乏神」。枝雀さんが演じた新作落語の中でおそらく最もよく知られている噺の一つだと思う。小佐田定雄作。

いつもは、えらそーに言う人が殊勝にしている。この部分を聴いて、二つの歌詞が頭に浮かんだ。一つは「埠頭を渡る風」の「もうそれ以上やさしくなんてしなくていい、いつでも強がる姿、好きだから」。もう一つは「ふってあげる」から「もっとしおらしい娘が似合うのにどうして私を好きになったの」。どちらもユーミンの曲。

枝雀ユーミン(いずれもサイト内)。日本の話芸(リストア版)落語「貧乏神」桂枝雀▽おとなのEテレタイムマシン選(NHK Eテレ、7/30 22:45、1995/5/19初回放送)

1Q95

  • 2024/08/07 06:01
  • カテゴリー:未分類

夢を見た。

パラレルワールドで描くと面白い小説になるかもしれない。実際に起こったケース、と、もう一つ、主人公とKが結婚するというタラレバのケース、二つが並行して進む。

実際に起こったケースでは、主人公が、MとK、二人の女性に翻弄される。その懊悩ぶりが痛々しい。結局、Mは別の男性と結婚して去る。Kとも別れることになる。何もかも失う結末。その年には大きな地震もあった。喪失をテーマにした物語。

もう一方の方は、浮気性な二人が繰り広げるドタバタ。何度も破局を迎えそうになりながらも、地震で被災したことが契機となり、語り合うことの重要性を知り、あらためて相手の真意をわかり合う。心の深いところでふれあう、回帰と安息の物語。

パラレルでありながら、二つの世界が影響し合いながら小説は進行していく。最終章で二つの世界が交差。地震から一か月、主人公とK、二人が電話で話している場面で終わる。

タイトルは「1Q95」。

夢を見た(サイト内)

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