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水-本の小説

  • 2023/08/19 05:51
  • カテゴリー:読み物

表現者というのは、将棋を指す者が詰めへの手筋を定めるように、書いて行くものです。

芥川が、以前「蜘蛛」と書いたのを同音の「雲」に書き換えた。これは記憶の変質なのだろうか。「時を経てわざわざそう書いている」「いかにもこの作者らしい、巧妙な手さばきでしょう」。

引用は、北村薫著「水-本の小説」(新潮社、2022年)に所収の「湯」から(p110)。

「下根の衆生と生まれたからは、やはり辛抱専一に苦労する外はあるまいと思ふ」、芥川龍之介著、随筆「器量」から。(p137)

「ゴルフに、小唄に、碁の相手」、青島幸男作詞、植木等歌「無責任一代男」から。当時サラリーマンの必修科目「三ゴ」。(p177)

北村薫(サイト内)

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