アダム・フィッシャー
- 2025/10/14 06:25
- カテゴリー:音楽
どれだけのことを要求できるかを正確に把握しておかなければなりません。それ以上は求めてはいけません。
アダム・フィッシャー氏が、フライブルグ国立歌劇場のオケを、ウィーン国立歌劇場と比べる話題の中でそんなことを述べる。
日々訪ねるサイトで、フィッシャー氏へのインタビュー記事が連載されている。カナダのラジオ局が記録したものを邦訳。引用はそれから。インタビューの時期は、1981年秋、氏がフライブルグ国立歌劇場の音楽総監督に就任した頃。
引用部分のあと、原文ではこう続いている。"But it's more than one would think, and I feel the Freiburg orchestra can realize much more than another conductor would think that they could, and they become better because I ask."
三十数年前のこと。私は、妙なきっかけで、ハイドンの弦楽四重奏曲や交響曲を、よく聴くようになった。その頃に、フィッシャー氏の指揮によるハイドンに接する機会があった。確か、第83番の「牝鶏」だったと思う。すっきりとした気持ちの良い演奏だった。
のちに発売された交響曲全集を購入した。アダム・フィッシャー指揮、オーストリア・ハンガリー・ハイドン管弦楽団、全33枚組。今では、さあハイドンを、特に81番以前を、聴こうと思う時に取り出すのはこれだ。
# なにわ落語青春噺、名指揮者たちのマーラー、交響曲十選、朝、昼、夕、ハイドンの弦楽四重奏曲(いずれもサイト内)。44年前のインタビュー(3)(10/12)|クラシックおっかけ日記、Conductor Ádám Fischer - A Conversation with Bruce Duffie