エントリー

革命的半ズボン主義宣言

  • 2023/01/03 06:26
  • カテゴリー:読み物

全体が見渡せないで、気がついたらズーッと自分の前にブラ下がっている"義務"という不思議なものの存在を、疑うことなしに受け入れて、その"義務"と自分とを何かがつないでいる筈だと勝手に思いこんで、その間の欠落を"使命感"というもので埋めるというのは、自分で自分の首を締めてるようなもんです。

使命感なんか発明したから全体像が見渡せる別の地点へ一歩身を引くことができなくなってしまった。橋本治著「革命的半ズボン主義宣言」(冬樹社、1984年)から(p227)。読みたい本リストの底の方にあった。この本のことを何で知ったのか覚えていない。

著者は「私が書いた本の中で一番分りの悪い本である筈」(p264)と書いているし、読む側のこちらの理解度にも問題があって、この本、よくわからん。「夏の暑さに半ズボンを穿かない」をキーワードに、義務、特に男の義務、について縷々考察しているようなのだが。

# 橋本治(1948-2019)

ページ移動

ユーティリティ

« 2025年10月 »

- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

新着エントリー

トロント・ブルージェイズ
2025/10/30 05:45
地面師詐欺事件
2025/10/29 06:58
systemd-resolved、E200HA
2025/10/28 06:39
母の待つ里
2025/10/27 06:46
高市新政権発足
2025/10/26 06:30
夭折の画家 石田徹也
2025/10/25 07:10
四つの伝説、N響#2044
2025/10/24 06:01
「私と八木一夫」
2025/10/23 06:55
再びArch Linux、E200HA
2025/10/22 06:21
政局の行方、25年10月
2025/10/21 05:17

過去ログ

Feed