怒り
- 2023/01/24 06:06
- カテゴリー:興行・放送
おまえは大切なものが多過ぎる。本当に大切なものは増えるんじゃなくて減って行くんだ。
映画「怒り」(2016年)から。「悪人」と同じく、李相日が監督、吉田修一の原作。
直接関係のない3つの話が、並行して進んで行くため、誰か一人に感情移入をするのが難しい。かと言って誰かの立場で総合的な視点が与えられるわけでもない。観る側は、どう考える、どう解釈する、と常に問い掛けられているようでちょっと辛くなる。
主演級は皆さん芸達者、文句なし。豪華過ぎるとも言える。端役では、喫茶店に座っている女性(高畑充希)がいいと思った。湧き上がる感情を抑え冷静に語ろうとするその表情がとても良い。
# 悪人、ABEMA(いずれもサイト内)。[Filmarks 3.9]。那覇平和通り辺りの商店街
# 今朝の那覇は雨。6時の気温は18度ほど。予報では、このまま下降線をたどり、明朝は9度。こちらに来て、初めて、10度を下回ることになるかもしれない。