小さな平屋に暮らす。
- 2019/04/24 06:28
- カテゴリー:工芸・美術
スケールやディテールなどは、緻密に神経質に研ぎ澄ましているわけでもなく、けれども大雑把で無頓着であるわけでもなく、どちらとも言えないようなちょうど”適当”と思える地点を探り、その地点に留まることに注力
山田きみえ編「小さな平屋に暮らす。」(平凡社、17年)から(p26)。素敵な本だ。県立図書館の棚にあるのを見かけて借りて来た。
# 垂木は継がずに出せる定尺4m材(p82)
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スケールやディテールなどは、緻密に神経質に研ぎ澄ましているわけでもなく、けれども大雑把で無頓着であるわけでもなく、どちらとも言えないようなちょうど”適当”と思える地点を探り、その地点に留まることに注力
山田きみえ編「小さな平屋に暮らす。」(平凡社、17年)から(p26)。素敵な本だ。県立図書館の棚にあるのを見かけて借りて来た。
# 垂木は継がずに出せる定尺4m材(p82)
自宅用のソファ、その詳細な設計を進めている。現在つくっている椅子は、先週末、座面の座刳りを終え、仕上げと塗装を残すのみとなった。その椅子は、おれの二の腕の長さに合わせて、肘置きを備えている(写真、縮尺 1/10 紙モデル、骨格のみ)。次は、もう一つ別デザインの椅子を制作することにしていたが、その予定を変更して、先にソファに取り組むことにした。設計のあと材料の手当てを行う。今回初めて材料に合板を選んだ。15mm 厚を予定。
その美術工芸展には続きがある。うるま市の選抜展。浦添市からうるま市へ場所を移して開かれる。おれの作品も、ありがたいことに展示されることになっている。観に行きますよとどなたかから連絡があれば、木組み(仕口)のサンプルを持って駆け付けるつもりをしているが、さて、この選抜展には行くことになるだろうか。会期はあさって(4/11)から一週間。
現代では普段に着るものではないので、それなりの格を備えていなければならない。
「織物」ジャンルの作品解説会で、解説を務める会員の方がそんな風におっしゃった。きのう(3/24)、自分の作品解説のあと、表彰式までだいぶ時間があったので、すぐお隣で展示されていた「織物」の作品解説会を聞いた。予備知識が全くないので身が入らなかったけれど、引用のこの言葉が出て以降、俄然、興味を持った。おそらく、不文律ながら、「格」というものが明確に認識されており、会員間で共有されているのだろう。それが応募作の審査の際に一つの水準になっていることを窺わせる。さすが、県内に人間国宝を擁し、人材の層が厚いジャンルだ。未来の人間国宝たちは、水準との距離を測りながら、せっせと糸を紡ぎ機を織る。彼ら彼女らの精進が、作品の格を上げ、作者自身の格をも上げる。そして、ジャンル全体の格を押し上げていく。このジャンルはそれに成功している。ジャンルにも格がある、それは歴然としている。
#午後(3/25)の那覇は、予報通り雨になった。16時半頃からしばらく激しく降り徐々に弱くなったが18時過ぎてもまだ少し降っている。
これを読めば誰でも明日からよいブランドをつくれるかと言われれば、そうではないということです。「やり方がわかること」と「うまくやれること」の差はあります。
中川淳著「経営とデザインの幸せな関係」(日経BP社、16年)、そのあとがき(p286)から。著者は、また、違う表現でこんな風にも言っている、「”気づき”みたいなものを得られる人と得られない人がいる」(p253)。うまくやれる人、気づきを得られる人は、いわゆるパレートの法則2:8の2の側の人とでも言えばいいだろうか。この本に限らず、たいがいのビジネス書はそういう人たちのために書かれている。