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カテゴリー「工芸・美術」の検索結果は以下のとおりです。

窯元でお手伝いすることに

窯元の工房でお手伝いすることになった。

時間に余裕ができたので、地域で、それも、できたら、ものづくりに関わることで、何かできないだろうかと考えていた。そんな矢先、近所の陶器窯元で人手が足りないという噂を耳にし話を聞いてみることにした。

履歴書を、一応、持って来てということだった。古いファイルを探し出し更新。ただ、かつての転職活動とはだいぶ勝手が違う。内外の化学メーカーに勤めていたなんて、マイナスのイメージにはなってもプラスには働かない、と家人も言う。職歴は簡略にした。

その代わりに、というわけでもないけれど、賞罰の欄を設けて、美術工芸の公募展で賞をいただいたことを記入した。分野は違うけれど多少なりとも興味を引くだろう。

履歴書を持って面接に出掛けた。工房まで歩いて数分。これまで色々面接を受けたが、こんなに近いことはなかった。履歴書をプリントアウトしに行ったコンビニの方が遠い。

社長や現場の方お二人と一時間ほどあれこれ話をし、結果、無事に採用となった。4月から工房通いが始まる。

さらば愛しきアウトロー公募展に応募、そして10の木工作品(いずれもサイト内)

ランプシェード

階段下に照明を付けることになり、それ用のランプシェードをつくった。木製にしようかとも思ったけれど、木工教室は休みが続いているので、それは叶わず、材料には紙を選んだ。念のため、CADで図面を描き、四方転び部分の長さや角度、シェード本体と中に入れる電球との位置関係などを確認した。

週末に作成して、透明のテグスで吊り下げた(写真)。高さの調節に食パンの袋に付いて来る留め具を利用。これがなかなか具合が良い。その留め具はバッグ・クロージャーと呼ばれることを今回知った。

写真のようにシェードの色は白。それが、ライトを灯すと仄かに模様が浮かび上がって、微妙な色合いになる。材料に日本酒の紙パックを使ったので(笑)。

バッグ・クロージャー|Wikipedia

ニッポンの型紙図鑑

麻の葉文様は麻の葉を象ったとされ、正六角形に縦横斜めの直線を引いて構成されています。ただし、麻の葉をもとにこの文様が作られたというよりは、むしろ既存の文様に対して、麻の葉に似ていることからこの名が付けられたといわれています。

加茂瑞穂著「ニッポンの型紙図鑑」(青幻舎、2020年)から(p223)。「万字繋・麻葉等は不易の紋と云うべし」、定番の文様として、江戸時代、広く浸透していた。

制作予定のファイルにスピーカーのエンクロージャがある(仮番号#82)。図面を描きかけて放ったままになっている。前面グリルの組子細工をどの文様にするか決められない。「網代くずし」など万字繋の系統が有力候補なのだが。

10の木工作品(サイト内)

町工場世界を超える

それと江戸期の職人仕事が生んだモノの基準、製品の互換性です。畳や障子にいたるまで、手仕事でも寸法精度がゆきわたりました。だからヨーロッパの合理性が理解できた。それらの技術の基礎に、道具を研ぐということがあった

一つの道具を使いこなし良い仕事をしようと心掛けた日本人は、明治期にヨーロッパ文明を容易に受け入れることができた。新潟県三条の鍛冶屋さんの話。小関智弘著「町工場世界を超える技術報告」(小学館文庫、1999年)から(p131)。

小関智弘(サイト内検索)

李朝を楽しむ

考えてみれば、緻密に計算し、厳しく材料を吟味し、研ぎすました道具を使って作ることのほうが、誰にでもできる普通の仕事といえる。それを我々は誠実と思っているだけである。

太陽編集部編「李朝を楽しむ」(平凡社、1998年)に収載された、尾久彰三著「李朝の工芸品はなぜ日本人の眼にかくも美しいのか」から(p46)。

手仕事の日本(サイト内)

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