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カテゴリー「工芸・美術」の検索結果は以下のとおりです。

木の椅子

建築家は予算や工期など、常に制約の中で仕事を進めています。その点で自分の能力が百パーセント発揮できないこともある。しかし家具のデザインは思う存分自分のアイデアを煮詰めることができる

という、建築家中村好文氏の言葉が紹介されている(p22)。「NHK 美の壺 木の椅子」(NHK出版、09年)にて。

木工の基本を学ぶ

知る人ぞ知る良書

と、教室の先生が貸して下さった、たくみ塾編(庄司修指導)「木工の基本を学ぶ:手づくり木工事典 改訂版」(ユーイーピー、08年)。ISBN 978-4-07-263047-1。以前、中古本しかなかったが、出版社が変わったのか、入手しやすくなった、とのこと。

先生おすすめ手道具関係の三冊、1) 吉見誠著、秋岡芳夫監修「木工具・使用法~機能・種類・仕立て・使い方」(創元社、80年)、2) 永雄五十太著「図でわかる大工道具」(理工学社、86年)、そして今回の、3) たくみ塾編(庄司修指導)「木工の基本を学ぶ:手づくり木工事典 改訂版」(ユーイーピー、08年)

 

フェルメールとオペラ

フェルメールの作品を、精力的に観て回ったことがある。2003年からその翌年にかけて、ドイツに駐在していた頃のことだ。サッカーの強豪チームでも有名な Leverkusen という街にアパートメントを借りて住んでいた。

週末や休暇に、フェルメールを所蔵している美術館を訪ね歩いた。イギリスやアイルランドには足を延ばせなかったものの、ヨーロッパ大陸にいくつかあるフェルメール所蔵館は一巡することができた。

せっかく出かけるのだから、と、当地でかかっているオペラを、できるだけ併せて観るようにした。その頃に楽しんだ公演や美術館を、フェルメールとオペラ中心にリストにした。古い順。

近世琉球の織物

加工貿易に関連して、その2

織物では芭蕉布がかなり古くから織られており、16世紀には高度な技術をもっていたと思われます。16世紀末には、宮古・八重山では苧麻を材料にした上布が、久米島では17世紀に養蚕の技術が伝わって紬が織られました。

新城俊昭著「改訂 ジュニア版 琉球・沖縄史~沖縄をよく知るための歴史教科書」(編集工房東洋企画、14年)、第三部近世琉球の時代 第4章薩摩の侵略 (7)近世琉球の文化-芸能・工芸 から(p142)。

漱石が見た芸術と科学の美

夏目漱石(1867-1916)の没後100年、生誕150年で様々な催しや番組があった。NHK カルチャーラジオ「科学と人間」では、「漱石、近代科学と出会う」という13回シリーズが放送された(2016年10-12月)。話者は、早稲田大学の小山慶太教授。一式、iPod に入れて海外出張の折などに何度か聴いた。

その第11回「漱石が見た芸術と科学の美」(12/16)でこんな風なことが語られる、「夢十夜」、とりわけ運慶が登場する第六夜、を採り上げて。

漱石は、夢十夜という小品において、芸術作品の創造を、天賦の才に恵まれた人間が、自然の中に既に隠れ潜んでいる美を取り出す行為として表現した。自然の中に既に隠れ潜んでいる美を取り出すっていうのは、科学がまさにそう。

芸術と科学、いずれも美の追求をする、その営みの共通性をあぶり出している、と紹介している。第六夜は、かつて教科書で読んで以来、何度か読んではみるものの、正直、釈然とすることはなかった。なるほど、こんな風にも考えられるのだな。

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