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カテゴリー「工芸・美術」の検索結果は以下のとおりです。

第9作はしご

はしごと道具箱をきのう持ち帰った。二週前に塗装を終えていたけれど感染症対策で教室がお休みなったので間が空いてしまった。はしごのステップ7段は、すべて通しホゾで支柱に挿した。ホゾは20×35mm、その割りクサビは各一枚にした(写真)。併せて作った道具箱は、そもそもは、はしごの高さを調整する台。蓋を付けて物を入れられるようにした。大きさ20×40cmほどに18mm集成材を使った頑丈な作り、やや重い道具類も入れられる。この二つの次は分離型キッチンカウンタ。既に着手。これも特に凝ったところはないので早めに出来上がると見込んでいる。

次作はハシゴ(サイト内)

第72回「沖展」中止

作品保護のため会場の窓を開けられず十分な換気を行えない

来場者が濃厚接触する恐れがあると判断。沖展(浦添市、3/21-4/5)とその選抜展(うるま市、4/9-15)の中止が決定されたことを沖縄タイムスの記事で知った。つい先日、事務局から表彰式などについて諸連絡があったばかりなのでこの報道には驚いた。代わりに、入賞作74点の特別展(那覇市、9月)が開かれるとか。

沖展が中止決定 9月に入賞作品の特別展 前売り券は全額払い戻し 3月19日から作品返却(3/4 17:05)

木工教室10の効用

教室でいつも楽し気に作業しているEさんがこんなことを言った、色々教えてもらって、自分の好きなものを作れるんですよ、ラッキーですよね、と。なるほど。教室に通うことには、どんな良いことがあるだろうか。自分なりに10の項目にまとめてみた。月末ごろに書いている〇〇十選の代わり。

  • 「制作」。まずはこれだ、Eさんも言っている。既製品では手に入らない、自分の好きな家具を作ることができる。デザインや、風合い、サイズ、すべて自分の考え通りに、先生の指導の下で。
  • 「習得」。基本技術を教えてもらえる。何度か通う内に、鋸鑿鉋など手道具やその作業に親しんでいく。刃物の研ぎも。
  • 「道具」。プロ仕様の道具をふんだんに使うことができる。鉋は色々揃っているしクランプもたっぷり、質、量ともに充実。横切り、昇降盤、ルータなど機械もあり。
  • 「材料」。材料選びのアドバイスを受けられる。基本在庫あり。材木屋へ買い出しに、先生に連れてってもらったこともある。
  • 「場所」。自宅作業での悩みは作業場所の確保、教室だとその心配なし。幅1.8mの大物も何とかなった。塗装部屋もある。
  • 「設計」。強度や作業性などの点からアドバイスをもらいながら、仕口や部分の形状を検討し図面化する。
  • 「資料」。豊富にある専門書。こんな本、あんな資料、ないですかと訊ねると、たいがい出して来てもらえる。
  • 「コツ」。段取り、作業の手順。木取りの際の木目の方向や流れ。ミスった箇所を修正する裏技。などなど、ちょっとしたコツの数々は初学者にはありがたい。
  • 「水準」。その筋の人はどこを見ているのか、この領域での当たり前とは、もし公募展に出せばどう評価されそうか、など、プロの判断基準に触れることができる。
  • 「修練」。未経験の領域で指導を受ける、それによって、謙虚でない面は謙虚に、謙虚な部分はさらに謙虚に。

書いてみて、他のものづくりの教室や習い事全般に共通していることが多そうだと思った。なお、今週末と次回、コロナウイルス対策で教室はお休みになった。

家具職人を目指したり、木工を本格的に学びたい時の選択肢とは!?

バックロードホーン

先日別件でお電話をいただいた折、スピーカ・エンクロージャの話になった。こちらが週末に木工をやっていることを思い出されたようだ。本気なのだろうか、良いものを作ってくれるのなら注文しますよともおっしゃる。今はフルレンジ一発のバスレフ数十万円、それを駆動するアンプも当然高級機。やはりそうか。以前雑談でクラシック音楽の話を交わした際に立派な装置をお使いだろうと感じていた。電話から何日か経て、この件を時々思い出す。もし実際に作るとしたらバックロードホーンだな、と勝手にそう心に決めている。理論や設計など少し勉強してみようと、先日、図書館で目に付く本を借りて来た。

  • 長岡鉄男著「世界でただひとつ自分だけの手作りスピーカーをつくる-7000円から楽しめる不思議で奥深い魅力」(講談社、04年、新装版)
  • Stereo編「バックロードホーン・スピーカーをつくる!」(音楽之友社、18年)

バックロードホーン|音工房Z

次作はハシゴ

クサビを挿す溝は、ホゾ幅の 1/6 入ったところに刻む。溝の勾配は 2/10~2.5/10、つまり 76~78度くらい。深さはホゾ長の 2/3 で止める。

やや大きめの通しホゾに、割りクサビを二枚入れることを想定している。その基本レイアウトを確認した。図書館から借りて来た、庄司修監修たくみ塾編「木工の基本を学ぶ-手づくり木工事典」(ユーイーピー、08年、改訂版)で(p34)。表現は変えた。この本には随分とお世話になっている。

次の第9作は、小振りな屋内用ハシゴ。そんなん作ってどうすんの(笑)と周りに言われながらも、先週末、木工教室の昼休みにシェアリングカーを駆って材料を買いに出た。ホワイトウッド材、38×63×1820。いわゆる2×規格で手頃な価格。これを4本。今週末は教室は休み。次回、墨付けからスタート。

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