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カテゴリー「工芸・美術」の検索結果は以下のとおりです。

木工教室10の効用

教室でいつも楽し気に作業しているEさんがこんなことを言った、色々教えてもらって、自分の好きなものを作れるんですよ、ラッキーですよね、と。なるほど。教室に通うことには、どんな良いことがあるだろうか。自分なりに10の項目にまとめてみた。月末ごろに書いている〇〇十選の代わり。

  • 「制作」。まずはこれだ、Eさんも言っている。既製品では手に入らない、自分の好きな家具を作ることができる。デザインや、風合い、サイズ、すべて自分の考え通りに、先生の指導の下で。
  • 「習得」。基本技術を教えてもらえる。何度か通う内に、鋸鑿鉋など手道具やその作業に親しんでいく。刃物の研ぎも。
  • 「道具」。プロ仕様の道具をふんだんに使うことができる。鉋は色々揃っているしクランプもたっぷり、質、量ともに充実。横切り、昇降盤、ルータなど機械もあり。
  • 「材料」。材料選びのアドバイスを受けられる。基本在庫あり。材木屋へ買い出しに、先生に連れてってもらったこともある。
  • 「場所」。自宅作業での悩みは作業場所の確保、教室だとその心配なし。幅1.8mの大物も何とかなった。塗装部屋もある。
  • 「設計」。強度や作業性などの点からアドバイスをもらいながら、仕口や部分の形状を検討し図面化する。
  • 「資料」。豊富にある専門書。こんな本、あんな資料、ないですかと訊ねると、たいがい出して来てもらえる。
  • 「コツ」。段取り、作業の手順。木取りの際の木目の方向や流れ。ミスった箇所を修正する裏技。などなど、ちょっとしたコツの数々は初学者にはありがたい。
  • 「水準」。その筋の人はどこを見ているのか、この領域での当たり前とは、もし公募展に出せばどう評価されそうか、など、プロの判断基準に触れることができる。
  • 「修練」。未経験の領域で指導を受ける、それによって、謙虚でない面は謙虚に、謙虚な部分はさらに謙虚に。

書いてみて、他のものづくりの教室や習い事全般に共通していることが多そうだと思った。なお、今週末と次回、コロナウイルス対策で教室はお休みになった。

家具職人を目指したり、木工を本格的に学びたい時の選択肢とは!?

バックロードホーン

先日別件でお電話をいただいた折、スピーカ・エンクロージャの話になった。こちらが週末に木工をやっていることを思い出されたようだ。本気なのだろうか、良いものを作ってくれるのなら注文しますよともおっしゃる。今はフルレンジ一発のバスレフ数十万円、それを駆動するアンプも当然高級機。やはりそうか。以前雑談でクラシック音楽の話を交わした際に立派な装置をお使いだろうと感じていた。電話から何日か経て、この件を時々思い出す。もし実際に作るとしたらバックロードホーンだな、と勝手にそう心に決めている。理論や設計など少し勉強してみようと、先日、図書館で目に付く本を借りて来た。

  • 長岡鉄男著「世界でただひとつ自分だけの手作りスピーカーをつくる-7000円から楽しめる不思議で奥深い魅力」(講談社、04年、新装版)
  • Stereo編「バックロードホーン・スピーカーをつくる!」(音楽之友社、18年)

バックロードホーン|音工房Z

次作はハシゴ

クサビを挿す溝は、ホゾ幅の 1/6 入ったところに刻む。溝の勾配は 2/10~2.5/10、つまり 76~78度くらい。深さはホゾ長の 2/3 で止める。

やや大きめの通しホゾに、割りクサビを二枚入れることを想定している。その基本レイアウトを確認した。図書館から借りて来た、庄司修監修たくみ塾編「木工の基本を学ぶ-手づくり木工事典」(ユーイーピー、08年、改訂版)で(p34)。表現は変えた。この本には随分とお世話になっている。

次の第9作は、小振りな屋内用ハシゴ。そんなん作ってどうすんの(笑)と周りに言われながらも、先週末、木工教室の昼休みにシェアリングカーを駆って材料を買いに出た。ホワイトウッド材、38×63×1820。いわゆる2×規格で手頃な価格。これを4本。今週末は教室は休み。次回、墨付けからスタート。

イチローに糸井重里が聞く

オリックスの二軍にいたときのバットと同じカタチのものを、今、使っているということですから。そういう例は、あまりないかもしれません。

このプレーヤは、プロのキャリアを歩み始めた頃に、良い道具に巡り合った。バットとグラブ、そしてシューズもかな。「キャッチボール ICHIRO meets you -イチローに糸井重里が聞く」(ぴあ、04年)から(p42)。

カンナやノミなどの手道具を効果的に使えるかどうかは、「道具半分、腕半分」と師匠が言う。初心者でさえ、ちゃんとした道具を使えば半分には至る。後の半分は自分で精進しなければならない。しかし、精進して何とかなったとしても、それは言わば図面の範囲のこと。図面以前の別の問題がある。厳然として大きな問題だ。

ビブリオバトル、20年1月(サイト内)

今回は椅子を

美術工芸の公募展に応募した。出品は昨年に続いて二度目。さてこの作品はどんな評価を受けるだろうか、結果は数日後に判る。

今回、受付場所にほど近いタイムズのステーションでシェアリングカーを借りて来て作品を運び込んだ。受付期間の二日間をカバーできるようあらかじめ車を予約しておいて天気を見て決行の日時を決めた。好天に恵まれた初日に出かけた。車種はトヨタのアクアだった。

公募展に応募、そしてRe: 第7作椅子b(いずれもサイト内)

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