エントリー

カテゴリー「工芸・美術」の検索結果は以下のとおりです。

ハインリッヒの法則

木工教室の休講分は翌日に振り替えてもらった。

いつもと違うメンバーと作業して調子が狂ったのだろうか、切ってはいけない箇所を切ってしまった。紛らわしい線があったわけではない。なぜそうなったのか判らない。3ミリほど短くなった。

ミスする度に、ミスは連鎖するから気を付けて、と先生は言う。過去、自分でも一度ならず経験した。ミスをした日には、またミスをする。連鎖するのだ。

なぜミスを繰り返すのか。単純に動揺する。なぜそんなことをやってしまったのだろうとくよくよする。そういう心理的なことはある。一つのミスが図面全体に齟齬を来たし上手く対処できない、という技術的なこともある。体調の問題もある、二日酔いとか。

この日も連鎖した。それも4連発。これはひどい。修正ばかりやってると制作は一向に進捗しないし、自信もなくす。いいことは全くない。

前日は休講と知らずに出かけて行った。この日はミスを連発。メーカー育ちの頭によぎるのはハインリッヒの法則。300のヒヤリ・ハット、29の軽い事故、そして1件の重大事故。小さなミスも、それを重ねる内に、ある割合で、重大な事故に繋がる。

だから、帰り道は、交通事故に遭わないよう、いつもより気を付けて歩いた。道々、ブランディス四重奏団のシューベルトを聴くのを楽しみにしていたけれど、それは諦めた。イヤホンを耳に突っ込まず、周囲の音に注意を払いながら自宅に向かった。

マーフィーの法則卓上小物入れシューベルト十選宮大工の人育て(いずれもサイト内)。ハインリッヒの法則|Wikipedia

卓上小物入れ

久しぶりの木工教室。家人のリクエストで新たな制作(#40)に着手。

あれこれアイデアを出し合って前日には図面を描き終えていた。朝起きてみると、デザインを少し変更したいと言う人あり。教室へ出かける前に、慌ただしく修正。何とかそれを済ませ朝食を摂って家を出た。バス停に急いだけれど乗るつもりの便は出た後だった。

その日の作業では、慣れない手技・手法がいくつかあり手間取った。帰る時間が遅くなってしまい、家人から頼まれていた買い物ができなかった。そのお店が空いている時間に間に合わなかったのだ。

制作の方は、図面のアセスメント、材料準備、墨付け、加工と、大過なく進んだ。が、前後には上に書いたようなことが起こっていた。

大きなテーマが動いていると、周辺に皺寄せが行く、何かが犠牲になる。東京でサラリーマンをやっている頃には、そんなことをよく経験したものだった。

蜜蝋ワックス倹飩(けんどん)(いずれもサイト内)。40) 卓上小物入れ、39) 丸型鬼面額b、38) 店舗小物3[2点]、37) 不可能な組木、36) 飾り棚、35) Six-Piece Diagonal Burr、34) テレビ台

田中一村

貧しくなければいい絵は描けない

この言葉に衝撃を受けた。日曜美術館「黒潮の画譜-異端の画家・田中一村」から。

学生時代に観た。その記憶は鮮明で、卒論を書いている頃だった。

先日、NHKプラスでこの番組を見付けてすぐさま再生した。添えられた解説を読むと最後にこうある、1984年12月9日放送、と。確かに卒論を書いていた頃だ。符合する。が、どこか、しっくり来ないものがある。その年の手帳を取り出した。

やっぱりそうだ。次の週末、12月15日(土)に演奏会の本番を控えていた。オケは4年間で卒部する。その最後の定期演奏会だった。卒論の時期で、なおかつ演奏会が間近に迫るそんな頃に、悠長に美術番組を観たのだろうか。ちょっと考え難い。放送日の12月9日は日曜日、手帳には何とも書いてないけれど、ボックス(オケの練習場)へ行っていたはず。

NHKクロニクルで過去の番組表を検索してその謎は解けた。1か月ほど後にアンコール放送があった。それを観たのだ。卒論はヤマ場を越え、ほっと一息、テレビでも点ける気になったのだろう。1985年1月12日(土) 23:25、NHKアナログ総合、アンコールアワー 日曜美術館「美と風土」黒潮の画譜~異端の画家・田中一村~、小林忠,浜美枝,国井雅比古

今回、40年ぶりに観て、この画家の非凡さを再認識した。只者じゃない。画家の友人、松原若安氏が言う。絵の大家とかそんな風には全然思えない。まるで、紛れて来た流れ人。パンツ一枚に破れたシャツ着て、そして草履を履いて。

今、上野で大回顧展が開かれている。

ボクネン美術館、23年10月(サイト内)。日曜美術館「美と風土」黒潮の画譜~異端の画家・田中一村~▽おとなのEテレタイムマシン(NHK-Eテレ、9/28 22時)、NHKクロニクル田中一村展 奄美の光 魂の絵画 Tanaka Isson: Light and Soul(9/19-12/1)|東京都美術館

アイデアが固まる時

芸術家が、一つの作品に取り組む。まずアイデアがあって、それは、ほぼ完成している場合もあるだろうけれど、多くの場合は、色んな要素を盛り込みつつ変化しながら、表現されるテーマや骨格になっていく。アイデアや表現は、どの段階で固められていくのだろうか。

NHK教育テレビの「一点中継 つくる」(初回放送1988年)を何本か観た。

下絵は草稿の段階で十分に練られている。が、描かれたものが一枚の着物として女性が着た場合を考え立体的な視点から修正されることもある。

「友禅作家 羽田登喜男」の場合。花をデッサンする。鳥をデッサンする。それらが巧妙に図案化される。勝負は下絵の草稿以前にあるようだ。

下絵をきっちりなぞらない。下絵はウォーミングアップ。下絵を描いている時に別の発想がどんどん出てくる。それを上に、ダブらせて描いて行く。

「画家 絹谷幸二」の場合。出たとこ勝負。それもフレスコの素地が乾いていく切羽詰まった状況下に繰り広げられる。

アイデアをメモしない。

「グラフィック・デザイナー 福田繁雄」の場合。最初の印象が自分の中で既成事実のようになることを嫌う。頭の中で、心の中で、何かが醸成されていくのを待つ。

アイデア「日めくり万葉集」メモ(いずれもサイト内)。おとなのEテレタイムマシン「一点中継 つくる」(リストア版)、「美術家 篠田桃紅」(7/20 22:21)、「グラフィック・デザイナー 福田繁雄」(7/20 22:00)、「友禅作家 羽田登喜男」(7/27 22:00)、「画家 絹谷幸二」(7/27 22:21)、梅津正樹アナウンサー

蜜蝋ワックス

材木屋とハチミツ職人が作った

そんな修飾語が付いている、蜜蝋ワックスを用意した。小川耕太郎∞百合子社の「未晒し蜜ロウワックスAタイプ」。

少し大きな作品を準備していてその塗装には蜜蝋ワックスでのオイルフィニッシュを予定している。事前に、まず、10センチほどの小さな作品で試してみることにした。丸型鬼面の額縁。これまでに2つ作っており、最初の塗装は2液混合ポリウレタン系にした(#28)。今回は蜜蝋ワックス(#39)。この週末にでも塗ってみようと思う。

蜜蝋ワックスは、以前、乾性油と蜜蝋を混ぜてつくったことがある。蜜蝋を20-30%の割合で荏油(エゴマ油)に混ぜた。1回目の塗布は荏油のみ、2回目に蜜蝋ワックスを使用。そういうオイルフィニッシュにした。

今回の小川社製の製品では、原料に、エゴマ油(国内精製)・蜜ロウ(国産:無漂白)とラベルに書かれている。その比率は記載されていない。Aタイプは、別のCタイプに比して蜜蝋の比率が多いそうなのだが具体的な数値はわからない。

丸型鬼面(サイト内)。未晒し蜜ロウワックス|小川耕太郎∞百合子社、自然素材の塗料、「蜜蝋ワックス」の作り方とは

ページ移動

ユーティリティ

« 2026年01月 »

- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

新着エントリー

真髄を掴み取る
2026/01/19 00:59
不破哲三氏死去
2026/01/18 06:37
HDMIケーブル、MB-B503E
2026/01/17 07:06
シンギュラリティ
2026/01/16 05:55
原発の不正と社会の責任
2026/01/15 07:00
灯台からの響き
2026/01/14 07:02
癒えない傷跡
2026/01/13 07:14
年末年始の番組、25-26年
2026/01/12 07:10
浜岡原発、失敗の本質
2026/01/11 06:01
若き指揮者たち
2026/01/10 07:32

過去ログ

Feed