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カテゴリー「工芸・美術」の検索結果は以下のとおりです。

喫茶エル・グレコ

開店時に、黒田辰秋が手がけた進々堂の家具をご本人の許可を得て写したんだそう。ちなみに、進々堂のはカシ、こちらはケヤキ製で、黒田氏が来店された際、「こちらのほうが上等ですね」と微笑まれたとか。

大原美術館(倉敷市)横の喫茶「エル・グレコ」には学生時代に何度か行ったことがある。どっしりと重厚なあのテーブルセットにはそういう謂れがあったんだな。進々堂は京都の喫茶店。引用は、竹内厚著「美しい建築の写真集 喫茶編」(パイインターナショナル、16年)から(p114)。

ルーター

電動ルーターは家庭の工房に革命をもたらした工具である。成型、段欠き、溝切りに使う特殊かんなに取って代わり、匠の技さながらの精密な加工ができる。

近々木工教室で使うことになっているので鋭意予習。最寄り図書館にあったのは、アルバート・ジャクソンら著「ルーター、木工技術シリーズ4」(産調出版、05年)。引用は、その「はじめに」から。

ルーターというと、まず頭に浮かぶのは cisco の方だ。英辞郎6には以下のように出ている。router(名)、1-1) 物を送る経路[道筋]を決める人、発送係。1-2)《コ》ルーター◆データの送信経路を決定する装置。アメリカ英語では「ラウター」と発音。1-3) ある経路で送られるもの、配送物、発送物。2) 外形加工機[装置]

楽しい!合板木工

ベテランは墨つけするときに、板幅よりコンマ2mm程度幅広く墨つけする。こうして墨線どおり加工すれば、組み立てたときに互いの指がコンマ2mm以下で板面に飛び出すことになり、カンナをかけて平らにすることによって、きれいなできあがりとする

この案配のためには白書きや罫引きを使う必要がある。堀口丈夫ら著「1枚の板から作る楽しい!合板木工-週末1日で作る簡単木工作例マニュアル」(学研、08年)から(p44)。(合板での)あられ組の話。

B.C.1177

船じたいはもともと長さが50フィート(約15メートル)ほどで、頑丈に建造されていた。外板と竜骨にはレバノン杉が用いられ、また船体にはほぞとほぞ穴が使われている。

ほぞで組まれたその船は、トルコのウルブルン沖合で発見された沈没船のこと。沈んだのは、なんと、紀元前1300年ごろだ。その年代は、いくつかの手法によって判明している。最寄り図書館の新着本コーナーからそのタイトルに惹かれて借りて来た、エリック・H・クライン著「B.C.1177-古代グローバル文明の崩壊」(筑摩書房、18年)から(p124)。船は様々な交易品を運んでいた。主な積荷は、青銅器の原料である、銅10トンと錫1トンだった。

この沈没船が発見される以前、ほぞで組まれた船で最も古い例は、キプロス沖で沈んだ難破船だった。前300年ごろに沈んだ。これでも十分に古いが、ウルブルンの沈没船は、遡ることさらに千年、とび抜けて古い。

日本の名城解剖図鑑

木造復元の先駆者となった三重櫓

と、白川小峰城の見出しにある。米澤貴紀著「日本の名城解剖図鑑-城のカタチに心ひかれる仕組みを探る」(エクスナレッジ、15年)から(p90)。

白川小峰城の三重櫓、名に櫓とあるが実態として天守だった。戊辰戦争で失われたその三重櫓が木造復元されたのは1991年。同書から拾ってみると、その後の天守(相当含む)の木造復元は、1992年首里城、1994年掛川城、1997年白石城、そして2004年大洲城と新発田城、と続く。

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