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カテゴリー「工芸・美術」の検索結果は以下のとおりです。

第15作はスピーカー箱

アンプ付きスピーカーの箱を作成した。みすぼらしいペラペラのプラスチック・ケースとおさらばして、ようやく、多少なりとも見栄えの良い木製の箱に納めることになった。

材料は、チェリー材。サイズは、87×87×50mm。板厚は5mm。側の90度の接合は4か所すべてを天秤で組んだので、制作にはかなり難儀したし時間もかかった。側面の一枚に、入力と電源のジャック、それとLEDランプ、計3つの穴をあけた。厚さが5mmあるので内側の穴の周りをある程度ノミで掘る必要があった。これにも意外に手間取った。

あちこち細かな点は問題があるのだけれど、完成してしまえば結果オーライ。塗装は、胡桃油でオイルフィニッシュにした。

中に入れたスピーカーやアンプについては以前に書いた。パーツはいずれも2017年に秋葉原で調達した。買った当時の単価を転記しておこう、たまたま古いメモが出て来たので。昨今の値上げの風潮はこういう方面にも及んでるんだろうか。

スピーカー F77G98-6、150円
アンプIC HT82V739、50円
丸ピンICソケット、15円
導電性ハイブリッドコンデンサ 220μF10V、80円
積層セラミックコンデンサ 4.7μF25V、30円
電解コンデンサ 10μF50V、10円
基盤 4.7x4.7、50円
LED 3mm 黄緑 2.1V、10円
抵抗 2.7kΩ 1/4W、5円
3.5mm 入力ジャック MJ-074N、65円
DC 電源ジャック MJ-40、85円
DC 電源プラグ、30円

HT82V739 アンプ5月の風第13作は兼用卓(いずれもサイト内)。「蟻」と「天秤」の違い・識別|阿部藏之

人に仕事を振る

もちろん自分と同じことはできないけど、思っている以上にできていることに気が付いたんです

自分がやる方が良い、ずっとそう思っていたが、思い切って部下に任せてみたら、意外に上手く行くじゃないか、という話。これは「比較優位」の概念で語ることもできるのかもしれない。

木工会社の社長がインタビューに応える。引用はその記事から。

比較優位(サイト内)。伝統の組子技術を高級ホテルの内装に 村山木工の経営革新と職人育成(6/19)

読谷山焼北窯

松田米司、松田共司、宮城正享、與那原正守の四名が親方を務める読谷山焼北窯は、今後数十年の単位で沖縄の陶芸に影響を与える重要な窯の一つである。

数十年の単位で影響を与える。どんなジャンルにせよ、そんな風に言われてみたいものだ。

倉成多郎著「沖縄現代陶芸の中の読谷山焼北窯」から引用。北窯刊行会著「読谷山焼北窯-四人の親方とやちむんづくり一年の記録」(グラフィック社、2022年)に所収(p160)。最寄り図書館の新着コーナーに並んでいるのを借りて来た。

4人の親方は、読谷村で、13連房の巨大な登り窯を運営する。ここで、ガス窯では表現できない味わい深いやちむんを焼く。読谷山焼は、沖縄風には「ゆんたんざやき」と読む。

やちむん(サイト内)。焼き物(陶器)→やきもん→やちもん→やちむん

「お若く見えますね」

お若く見えますね、と言われたら、年をとったな、と言われていると思え

秋庭道博著「ことばの切れ味」(東洋経済新報社、1992年)から(p208)。

ある作業をやっていると、年齢を感じさせませんね、とおっしゃる方があった。引用した警句をふと思い出した。元は「アービング(アメリカの作家)」の言葉らしい。

工房では、午前中、Z世代の若者と組んで肉体労働、午後は、集中力と手先の器用さが求められる制作。身体も頭も疲れ果てるけれど決して不快ではない。

窯元でお手伝いすることに木工教室10の効用ミスを防ぐにはことばの切れ味(いずれもサイト内)。Washington Irving(1783-1859)、"Whenever a man's friends begin to compliment him about looking young, he may be sure that they think he is growing old."

窯元でお手伝いすることに

窯元の工房でお手伝いすることになった。

時間に余裕ができたので、地域で、それも、できたら、ものづくりに関わることで、何かできないだろうかと考えていた。そんな矢先、近所の陶器窯元で人手が足りないという噂を耳にし話を聞いてみることにした。

履歴書を、一応、持って来てということだった。古いファイルを探し出し更新。ただ、かつての転職活動とはだいぶ勝手が違う。内外の化学メーカーに勤めていたなんて、マイナスのイメージにはなってもプラスには働かない、と家人も言う。職歴は簡略にした。

その代わりに、というわけでもないけれど、賞罰の欄を設けて、美術工芸の公募展で賞をいただいたことを記入した。分野は違うけれど多少なりとも興味を引くだろう。

履歴書を持って面接に出掛けた。工房まで歩いて数分。これまで色々面接を受けたが、こんなに近いことはなかった。履歴書をプリントアウトしに行ったコンビニの方が遠い。

社長や現場の方お二人と一時間ほどあれこれ話をし、結果、無事に採用となった。4月から工房通いが始まる。

さらば愛しきアウトロー公募展に応募、そして10の木工作品(いずれもサイト内)

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