エントリー

カテゴリー「PC・ツール・サイト」の検索結果は以下のとおりです。

trayer、E200HA

E200HAにArchを、その15

conky、dzen、この2つで、画面最上段の一行(panel、bar)に必要な情報を表示していることを以前書いた(その11)。最近、直近のパッケージ更新日も追加した(その13)。

できれば、もう一つ、表示したい。それは、日本語入力の状態。例えば、英数字の直接入力の時は「jp」、日本語入力に切り替えるとオレンジの地に「あ」の白抜き文字、そういうアイコンがツールバーに出る、あれだ。

別にアイコンじゃなくても、文字情報、日本語onとかoffとか、で良い、と調べて回ったけれど、conky、dzen、この組み合わせで類似の表示を実現している例を見付けることはできなかった。たぶん無理なのだろう。

あのアイコンは、system tray(systray)もしくはnotification areaと呼ばれる領域に表示されている。そうであれば、それを表示するツールをインストールすれば良い。

$ yay -Ss systray

と、リポジトリを検索。それっぽいツールがヒットする内、サイズの小さいtrayerを選ぶことにした。他の候補にはstalonetrayなどある。

dropbox start -i &
LANG=en conky | dzen2 -h 18 -bg gainsboro -fg dimgray &
trayer --edge bottom --align left --widthtype pixel --width 48 --height 24 --tint 0x000000 --transparent true --alpha 0 &
exec monsterwm

のように、.xinitrcに、trayerの一行を加えて、無事に日本語入力(fcitx5-mozc)のアイコンは表示されるようになった。長ったらしいオプションの意味は以下。

--edge bottom --align left、画面の左下隅に
--widthtype pixel --width 48 --height 24、幅48・高さ24ピクセルで
--tint 0x000000 --transparent true --alpha 0 &、背景は黒で、

なお、このtrayerを立ち上げると、日本語入力のアイコンだけでなく、Dropboxのそれも現れた。がしかし数日経つ内に後者は表示されなくなってしまった。

E200HAにArchを(サイト内)。System tray|ArchWiki

ntpdate、E200HA

E200HAにArchを、その14

インターネットの時刻と自動でシンクロするように設定していないので、時々手動で時刻調整しなければならない。

この2か月ほどで2分進んだ。1か月に1分。分単位でずれると気持ち良くないので毎月調整するのが良いだろう。

別機(G550、Lenovo)では、Arch Linuxの隣のパーティションにantiXをインストールしているので、そちらのメニューにある機能で時刻調整する。今回のE200HAはArchしか入れていない。同じようにはできない。

そこで、ntpdateをAURからインストールした。以下のコマンドによりNTPサーバから正確な時刻を取得できる。

$ sudo ntpdate ntp.nict.jp

そして、ハードウェアクロックも同期させる。これらを月に一度は実施しよう。

$ sudo hwclock -w

ところで、ウィンドウマネージャー(wm)は、依然、monsterwmを使っている。結局タイル型が性に合わず、専らスタック(フロート)で動かしている。画面が小さいことも一因だろうけれど、M$-WindowsやMacintoshの伝統的なスタック型が体に染みついてしまっているのだ。ならば、わざわざタイル型wmにしておく必要はない。スタック型の良さそうなwmを探そうか、と思ったりもする。icewmに戻すのが無難かもしれない。

E200HAにArchを(サイト内)

Arch Linux - 定期的に行うこと
3分理解!時間のずれを直せるLinuxのシステムクロックの使い方
公開NTP - 日本標準時(JST)グループ - NICT

yay、E200HA

E200HAにArchを、その13

Arch Linuxのパッケージは手動でアップデートする。pacmanという素敵な名のパッケージ管理マネージャーで、sudo pacman -Syuを実行。実際には、AURヘルパーのyayをインストールしているので入力する文字数は少なく済む。

$ yay

毎日アップデートするのが良いとも言われるけれど、カーネルにはlinux-ltsを選択しているし、そんなに最新最新を追う必要はなかろうと思っている。とは言っても、一週間に一度は更新するようにしている。週末とかに。

が、ちょいちょい忘れる。他機では放置し過ぎて(半年ほど)アップデートできなくなったこともある。これはいけない。以前のlubuntuなら、Update Notifierが、アップデートしなさいよと自動で知らせてくれていた。そこまでお節介は要らない。

忘れるけれど、お節介も要らない。落としどころとしては、前回いつアップデートしたかをパネル(dzen)に、常時、見えるようにしておく。そうしようと考えた。

yay、実際はpacman、には、ログ(/var/log/pacman.log)がある。同じようなことを考える人がいるもので、この一番最後の行の日付を引っぱり出す事例がwebにあった。

$ awk 'END{sub(/\[/,""); print $1}' /var/log/pacman.log

こんな感じで日付を取得できる。が、最後の行がフルにアップデートした日と限らない。実際に以下のような最後の行もあった。これは別の作業。

[2025-06-07T08:12:30+0900] [ALPM] running '30-systemd-update.hook'...

アップデートした時はどんな風になっているだろうか、とログを探ってみると、以下の記載に行き当たった。

[2025-06-06T22:14:23+0900] [PACMAN] starting full system upgrade

これの日付だけ抽出すれば良い。まず"system upgrade"で検索をかけて、ヒットした行の行頭から2文字目以降10文字分だけ引き出す、2025-06-06の部分。

$ awk '/system upgrade/{print substr($0, 2, 10)}' /var/log/pacman.log

これで上手く行く。ただし、アップデートした日は何回もあって数行が出力されて来るので最後の一行、直近の日だけに限定する。例えばパイプで、| tail -n 1、とする。

そんなことをconkyの設定に書き込んでdzen2へ渡すことにした。

E200HAにArchを(サイト内)

Arch Linux - 定期的に行うこと
Arch: Manjaro で「pacman」と「yay」のコマンド操作〈H53〉
[Solved] How to check: when was the system last updated?
Print last matching line?

シャットダウン、E200HA

E200HAにArchを、その12

シャットダウンする時、コマンドラインから、systemctl poweroffと指示する。これはシンボリックリンクされており、poweroffだけでも良い。これぐらい打ち込むのは、そう面倒ではない。

が、もっと簡単に一発でシャットダウンできればなぁと、monsterwmのキーバインディングに設定。以下の2行を各々config.hのしかるべきところへ書き込んだ。

static const char *shutcmd[] = { "systemctl", "poweroff", NULL };
{ MOD1|CONTROL, XK_s, spawn, {.com = shutcmd}},

MOD1は、Altキーとしているので、Alt+Ctrl+s、3つを同時に押すということ。そうすれば所望通り一発でシャットダウンできる。

が、人間は易きに流れる。さらに簡単に、マウスでクリックする方法を導入した。

先日書いたdzen2について調べている折に、クリッカブルエリアを設定できることに気付いた。ArchWikiの項に、「^ca(button, command)Text^ca() を使ってクリック可能領域を定義できます」とある。そこで、

^ca(1, poweroff)Shutdown^ca()

という文字列をconkyからdzenへ渡す。panel(bar)に現れる"Shutdown"を左クリックするだけでシャットダウン。これは簡単だ。1は左クリックのこと。右ならば3。二つを組み合わせてこういうのもできる。

^ca(1, reboot)^ca(3, poweroff)Reboot/ Shutdown^ca()^ca()

つまり、"Reboot/ Shutdown"という文字列を、左でクリックすると再起動、右でクリックすればシャットダウンという具合。

ただし、dzen自体、右クリックで閉じられてしまうので、クリックする箇所が少しずれるとシャットダウンせず、dzenが終わることになる。注意。

E200HAにArchを(サイト内)。Dzen|ArchWiki、dzen/README|GitHub

conky+dzen、E200HA

E200HAにArchを、その11

タイル型ウィンドウマネージャー(wm)であるmonsterwmでは、panelという名の空行があらかじめ確保されている。画面最上段に18ピクセルの幅がデフォルト。ここに以下のような情報を表示することにした。一行で、

2025/6/2 月 21:42 - RAM: 48% (903MB), Bat: 86%, Dropbox: running, Vol: 95%

日時や電池残量など、常時、見えると都合が良い。これを果たすために、conkyとdzen2をインストール。X Window用システムモニターのconkyで集めた情報をdzenへパイプで渡し表示させる。起動のコマンドは、.xinitrcの終わり辺りに書き加えた、

dropbox start -i &
conky | dzen2 -h 18 -bg gainsboro -fg dimgray &
exec monsterwm

淡いグレー(gainsboro)を背景に、濃いグレー(dimgray)の文字という、あまりうるさくない配色を選択。幅は18ピクセル。

一方、conkyの設定ファイルconky.confは以下の内容、

conky.config = {
out_to_x = false,
out_to_console = true,
short_units = true,
update_interval = 3
}

conky.text = [[
${time %Y/%-m/%-d %a %H:%M} - \
RAM: $memperc% ($mem), \
Bat: ${battery_percent BATC}%, \
Dropbox: ${if_running dropbox}running${else}not running!${endif}, \
Vol: ${if_pa_sink_muted}muted${else}${pa_sink_volume}%${endif}
]]

表示する項目は、専ら、conkyが用意しているVariables(変数)を利用。日時やメモリーの状況など、変数を調べて書き並べる。

電池残量は、${battery_percent (num)}で%表示。(num)部分にはバッテリーの名前を入れる。当家のE200HAの場合、調べてみると、BAT0でもBAT1でもなく、BATCだった。

${if_running云々で、dropboxの稼働状況を表示。これは動いているかどうかをシンプルに確認するもので、例えば以下のようにすると、もう少し詳しい状況が判る、

${exec dropbox-cli filestatus | awk '/Dropbox/{ $1 = ""; print }'}

最後に音量。${if_pa_sink_muted云々の部分。pulseaudio音源(pa_sink)がミュートになっている場合にはmutedと表示し、そうでないなら音量を%表示する。

この一行でだいぶ快適になった。何より時刻がすぐ判るのが良い。

E200HAにArchを(サイト内)。ConkyDzen|ArchWiki、Variables|Conky

dzen|github
Color Names
Standalone Dzen2 Statusbar Using Conky
Using Conky to Generate Lemonbar Statusline

ページ移動

ユーティリティ

« 2025年07月 »

- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

新着エントリー

過去ログ

Feed