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カテゴリー「PC・ツール・サイト」の検索結果は以下のとおりです。

conkyとの相性、Arch Linux

再チャレンジ、Arch Linux、その7

Arch Linuxでもconkyを使っている。antiXで、デフォルトで採用されており、その有用性を知った。これを使うと、CPUや、メモリ、スワップ、ストレージ、電源、ネットワークなど様々な状況をデスクトップ上のウィジェットで確認することができる。

Arch Linuxで使ってみて、一つ困ったことがある。背景の透過設定が上手くいかない。相性でも悪いのか、場合によって透過したりしなかったりする。少し検討したけれど不具合は解消できなかったので、あっさり諦めて別の方法を取ることにした。

Archのロゴが入ったシンプルな壁紙の代わりにダークブラウン系の無地に切り替えた。メインのM$-Win機で長年使っているのと同じ色調。そしてconkyも同じ色の無地背景に。こうすることで、いつでも、疑似的な透過の表示が得られる。

デスクトップ側の背景変更はウィンドウマネージャiceWMで行う。preferencesで設定。

DesktopBackgroundColor="#371d10"
#DesktopBackgroundImage="wallpaper.jpg"

そして、conky側の設定で同じ色の背景にする。この際16進の色指定には#を付けない。

own_window_transparent no
own_window_colour 371d10

なお、conkyの項目と、iceWMのツールバーに表示されるインディケータは、重複しないように選抜するとスマート。iceWM側は、スッキリ、電源のグラフだけ残して他は非表示に。

再チャレンジ、Arch Linux(サイト内)。conky|GitHub、Conky|ArchWiki、conkyの背景の透過設定は、desktop環境によって違いますCasey's Conky Reference

iceWMの設定、Arch Linux

再チャレンジ、Arch Linux、その6

カスタマイズしがいのあるウィンドウマネージャに出会えるとそれだけでLinux GUIを使うのが楽しくなります。

沓名亮典著「Linuxシステム<実践>入門」(技術評論社、2013年)、そのコラム「ウィンドウマネージャ」から(p138)。

Arch Linuxのインストールでは、GUIの環境にiceWMを選んだ。antiXが採用していて、たまたま出会ったに過ぎないけれど、これは「カスタマイズしがい」のあるウィンドウマネージャだと思う。

自動起動のところまでは以前に書いた。カスタマイズは、関連ファイルをホームにコピーしてスタート。

mkdir ~/.icewm/
cp -R /usr/share/icewm/* ~/.icewm/

メニューの「設定/テーマ」から、自分の好みに近いテーマを選び、色々と変更して行くと進めやすい。実際にはテーマ「Win95」をベースに、antiXのテーマ「BlueDay-Medium」から各種カラー設定をまず採り入れた。

カスタマイズの対象ファイルは複数ある。preferences、toolbar、winoptionsなど。それと各テーマのフォルダーにあるdefault.theme。設定の本丸preferencesだけで項目は5百を超えるだろうか、何の設定なのか俄かに判らない項目も多々ある。公式マニュアルやweb上の関連情報を読む。これだと思う項目を書き換えてみて、その結果を確認する。そんな風に進めることになる。

prog "xterm" utilities-terminal xterm
prog "Web browser" web-browser xdg-open about:blank
restart "iceWM Restart" ! icewm

~/.icewm/toolbarをnanoで開く。上2行はオリジナルで記載されている。とりあえず3行目を加えて、iceWMのリスタート・ボタンをツールバーに出す。これで、設定の変更がどう反映されるかをすぐに確認できる。便利。なお、!は適当なアイコンを呼び出す印。

再チャレンジ、Arch Linuxprefoverride日時表示と週番号、antiX(いずれもサイト内)。Manual|IceWM、Window manager|ArchWiki、8 Best Window Managers for Linux

辞書の置き場所、EBPocket

スマホのアプリその21

EPWING辞書の検索アプリEBPocketは、2月に更新があって、それ以来、検索できなくなっていた。しばらくは代わりにPC上のEBWinなどで凌いでいたけれど、スマホで辞書が使えないとやはり便利が悪い。復旧を試みた。

更新履歴(1.49.0)に、「対象範囲別ストレージに対応。Android11以降は、アプリ固有のストレージ領域(サンドボックス)に辞書を配置しないとアクセスできなくなった」と記されている。これだ。まさにそのOSを使っている。辞書を別の場所へ移さないと検索できなくなった、ということのようだ。

辞書ファイル(合計5.4GB)を移動。こちらの理解が足りないのか、ちょっと手間取った挙句なんとか操作を終え、以前のように検索できるようになった。以下の2行は、移動前後の各々ディレクトリ。随分と深い場所へ格納することになった。

/storage/emulated/0/EPWING
/storage/emulated/0/Android/data/info.sbstudio.ebpocket/files/EPWING

EBPocketスマホのアプリ(いずれもサイト内)。EBPocket for Android|EBStudio

b43ドライバー、Arch Linux

再チャレンジ、Arch Linux、その5

当家サブ機(Lenovo G550)の無線デバイスは、Broadcom製、型番BCM4312。これ用のb43ドライバーは、いくつかのLinuxディストリビューションではデフォルトで付いて来ない。Arch Linuxもその一つで、初期インストールするlinux-firmwareには残念ながら含まれていない。どのドライバーを、別途、インストールすれば良いか、ArchWikiのノートにこう書かれている、BCM4312の場合、b43-firmware-classicを選ぶようにと。

無線接続の作業としては、そのb43ドライバーと無線デーモンiwdを入れた後に、ここまで使って来た(疑似)有線接続を切断し、iwdを有効にする。iwctlコマンドでiwdの対話型プロンプトが出るので、そこで接続の設定をする、ArchWikiの手順通りに。

$ yay -S b43-firmware-classic iwd
$ ip l
$ systemctl disable dhcpcd@enp7s0
$ systemctl --now enable iwd
$ iwctl
[iwd]#

iwd単体でのネットワーク接続なので、本来、/etc/iwd/main.confや、/etc/resolv.confをケアする必要があるらしい。が、見てみると(疑似)有線接続した段階で既にそれらは整っていたようで、何もしなくて良かった。なお、無線での接続状況は以下で確認、

$ iwctl station wlan0 show

再チャレンジ、Arch LinuxDebian、WiFiに繋ぐ(いずれもサイト内)。Broadcom ワイヤレス|ArchWiki、iwd#iwctl|同、Arch Linux - 無線 LAN 接続#iwd

iceWMの起動、Arch Linux

再チャレンジ、Arch Linux、その4

サブ機(Lenovo G550)のArch Linuxでは、GUI化しウィンドウマネージャーのiceWMを使っている。そのインストールについてメモしておこうと思う。実際の紆余曲折は省いてシンプルな流れだけを抽出。

作業は、Arch Linuxインストールの続きで行った。ルートでのそのインストール作業を終えて自分のIDでログインし直す。それ以降の話。

まず、AURヘルパーのyayを入れる。以降の作業がぐっと楽になる。

$ sudo pacman -S git go
$ git clone https://aur.archlinux.org/yay.git
$ cd yay
$ makepkg -si

そして、GUI化に関連するパッケージ、とりあえずこれだけ入れる。

$ yay -S xf86-video-intel xorg-server xorg-xinit icewm xterm

xinitの設定ファイルをホームにコピーし、それを編集する。nanoはインストール済み。

$ cp /etc/X11/xinit/xinitrc ~/.xinitrc
$ nano ~/.xinitrc

開いたファイルの終わりの方に、twm & の行がある。それを含め以下5行をコメントアウトし、代わりに、iceWM起動のために次の一行を書き加える。

exec icewm-session

これで準備終わり。コマンドラインから以下を実行すると、デフォルト状態のiceWMが立ち上がって来る。このstartxやxinitが、X Window System上に、使用する環境を呼び出す仕掛けになっている。

$ startx

iceWMのデフォルト・メニューからxtermを選ぶことができる(はず)。テキストエディタやファイルマネージャー、フォント、ブラウザなど必要なパッケージのインストールや、お楽しみiceWMのカスタマイズなど、諸々の作業を進める。ロケールの設定も忘れずに。

iceWM起動の一行を書き加えた.xinitrcファイルは、ほかにもアプリケーションの自動起動などを色々書き込むことができて便利。現在ファイルの後半は以下。この内setxkbmapでの設定、Caps LockをCtrlに置き換える、Ctrl+Alt+BackspaceでGUIを終了する、この2行に限っては、早めに、exec icewm-sessionと併せて書き入れる。

#twm &
#xclock -geometry 50x50-1+1 &
#xterm -geometry 80x50+494+51 &
#xterm -geometry 80x20+494-0 &
#exec xterm -geometry 80x66+0+0 -name login

setxkbmap -option ctrl:nocaps
setxkbmap -option terminate:ctrl_alt_bksp

export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=@im=fcitx
fcitx5 &

conky &
#nitrogen &
dropbox start -i &
exec icewm-session

startx起動の自動化については、ArchWikiにアドバイスがある。~/.bash_profile(ログインシェルの初期化ファイル)へ以下を追加記入。

if [ -z "${DISPLAY}" ] && [ "${XDG_VTNR}" -eq 1 ]; then
exec startx
fi

これで一連の自動起動が整った。PCスイッチオン、GRUBメニューでArch Linuxを選択、ログイン、そして、iceWMの画面になる。

再チャレンジ、Arch Linux(サイト内)。xinit|ArchWiki、IceWM|同、Xorgでのキーボード設定|同、What is Arch Linux's default terminal?

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