iceWMの起動、Arch Linux
- 2023/03/02 06:11
- カテゴリー:PC・ツール・サイト
再チャレンジ、Arch Linux、その4
サブ機(Lenovo G550)のArch Linuxでは、GUI化しウィンドウマネージャーのiceWMを使っている。そのインストールについてメモしておこうと思う。実際の紆余曲折は省いてシンプルな流れだけを抽出。
作業は、Arch Linuxインストールの続きで行った。ルートでのそのインストール作業を終えて自分のIDでログインし直す。それ以降の話。
まず、AURヘルパーのyayを入れる。以降の作業がぐっと楽になる。
$ sudo pacman -S git go
$ git clone https://aur.archlinux.org/yay.git
$ cd yay
$ makepkg -si
そして、GUI化に関連するパッケージ、とりあえずこれだけ入れる。
$ yay -S xf86-video-intel xorg-server xorg-xinit icewm xterm
xinitの設定ファイルをホームにコピーし、それを編集する。nanoはインストール済み。
$ cp /etc/X11/xinit/xinitrc ~/.xinitrc
$ nano ~/.xinitrc
開いたファイルの終わりの方に、twm & の行がある。それを含め以下5行をコメントアウトし、代わりに、iceWM起動のために次の一行を書き加える。
exec icewm-session
これで準備終わり。コマンドラインから以下を実行すると、デフォルト状態のiceWMが立ち上がって来る。このstartxやxinitが、X Window System上に、使用する環境を呼び出す仕掛けになっている。
$ startx
iceWMのデフォルト・メニューからxtermを選ぶことができる(はず)。テキストエディタやファイルマネージャー、フォント、ブラウザなど必要なパッケージのインストールや、お楽しみiceWMのカスタマイズなど、諸々の作業を進める。ロケールの設定も忘れずに。
iceWM起動の一行を書き加えた.xinitrcファイルは、ほかにもアプリケーションの自動起動などを色々書き込むことができて便利。現在ファイルの後半は以下。この内setxkbmapでの設定、Caps LockをCtrlに置き換える、Ctrl+Alt+BackspaceでGUIを終了する、この2行に限っては、早めに、exec icewm-sessionと併せて書き入れる。
#twm &
#xclock -geometry 50x50-1+1 &
#xterm -geometry 80x50+494+51 &
#xterm -geometry 80x20+494-0 &
#exec xterm -geometry 80x66+0+0 -name login
setxkbmap -option ctrl:nocaps
setxkbmap -option terminate:ctrl_alt_bksp
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=@im=fcitx
fcitx5 &
conky &
#nitrogen &
dropbox start -i &
exec icewm-session
startx起動の自動化については、ArchWikiにアドバイスがある。~/.bash_profile(ログインシェルの初期化ファイル)へ以下を追加記入。
if [ -z "${DISPLAY}" ] && [ "${XDG_VTNR}" -eq 1 ]; then
exec startx
fi
これで一連の自動起動が整った。PCスイッチオン、GRUBメニューでArch Linuxを選択、ログイン、そして、iceWMの画面になる。
# 再チャレンジ、Arch Linux(サイト内)。xinit|ArchWiki、IceWM|同、Xorgでのキーボード設定|同、What is Arch Linux's default terminal?