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カテゴリー「音楽」の検索結果は以下のとおりです。

外山雄三さん死去

  • 2023/07/15 05:58
  • カテゴリー:音楽

訃報には、「管弦楽のためのラプソディー」の作曲家としても知られる、と修飾語が付されていた。指揮者として、作曲家として、様々な業績を遺したんだろうけれど、その曲を書いた人として、後世、語り継がれることになるのではないだろうか。

この曲、Naxosレーベルの日本作曲家選輯、その第一弾に採り上げられて知名度がアップしたように思う。少なくとも私はこのCDで再認識した。

外山雄三
管弦楽のためのラプソディ(1960)
東京都交響楽団
沼尻竜典(指揮)
録音:2000年7月、東京芸術劇場

指揮者・作曲家の外山雄三さん死去 92歳、日本クラシック界率いる(7/13)、日本作曲家選輯全作品のご紹介|NAXOS JAPAN

管楽セレナーデ 作品44

  • 2023/07/13 06:15
  • カテゴリー:音楽

ドボルザークの「管楽セレナーデ」作品44が、NHKラジオの聴き逃しにあったので聴いてみた。「音楽の泉」(初回放送7/2、再放送7/6)。

チョン・ミョンフン指揮、ウィーン・フィルのメンバーによる演奏。この指揮、この奏者たち、この曲、この組み合わせで、果たして、どんな音がするのだろうか、と思いながら聴いたけれど、意外にも、密度の濃い、良い演奏だ。指揮があることで全体に統制がとれて引き締まった管楽セレナーデになった。

Antonín Dvořák
Serenade in d minor for Wind Ens. Op.44 (B77)
Cond) Myung-Whun Chung
Ob) Alexander Öhlberger, Martin Gabriel
Cl) Andreas Wieser, Peter Schmidl
Fg) Stepan Turnovsky, Wolfgang Koblitz
C-Fg) Fritz Faltl
Hr) Ronald Janezic, Thomas Jöbstl, Wolfgang Vladar
Vc) Wolfgang Herzer
DB) Herbert Mayr
Recorded in June, 2001, Vienna

番組の後半にドボルザークの曲がいくつか流れた。一つは、「ルサルカ」のアリア「月に寄せる歌」だった。ソプラノはルネ・フレミング。2017年ライブ。

イシュトヴァン・ケルテス(サイト内)。Dvořak*, Myung-Whun Chung, Wiener Philharmoniker – Serenades|Discogs

フェルナン・ウーブラドゥ

  • 2023/07/06 06:10
  • カテゴリー:音楽

身近な友として最高の教則本

と、ウーブラドゥの教則本(3巻本)が薦められている。菅原眸著「バスーン講座」第8回(バンドジャーナル、1978年5月号、p101)にて。このコメントを読んで購入してみようと思った。40年以上昔の話。

1巻と2巻は音階など日々の練習、3巻は補足とメロディで構成されている。「指示どおりに練習するにはたいへんに忍耐が必要」とその講座でも指摘されている。実際、適当に吹いていては効果はあがらないと心して、日々覚悟を決めてページを開いたものだ。

毎日のように訪ねているサイトでウーブラドゥの盤が紹介されていた。懐かしい名前だ。氏のことは、演奏者としてではなく、最初、教則本の著者としてその名を知った。そんなことを思い出したのだった。

# Enseignement Complet du Basson, Volume 1-3 by Fernand Oubradous (1903-1986)、音楽日誌|【♪ KechiKechi Classics ♪】

帰れソレントへ

  • 2023/07/04 06:03
  • カテゴリー:音楽

この間、工房での作業の際、「帰れソレントへ」がかかっていた。声はパヴァロッティのような気がした。訊ねてみると正解。色々取り混ぜたナポリ民謡集だった。

帰宅してfoobarで検索した。「帰れソレントへ」(Torna a Surriento)の音源は、今、手元にはないはずと思いながらも念のため確認。すると一つヒットした。テノール何人かの寄せ集めの一枚。この盤の存在はまったく失念していた。この中で「帰れソレントへ」はステファノ(Giuseppe di Stefano)が歌っている。

ステファノの「帰れソレントへ」は、LP時代に何度か聴いた。懐かしい。この度、その寄せ集めの版を聴いてみると、かつて聴き馴染んだ感じと少し違う。webの情報によると二つの録音があるようだ、50年代(EMI)と60年代(Decca)。昔聴いたのは旧い方のEMI盤でこの寄せ集めの方はDecca、たぶんそういうことだ。

フジ子・ヘミングの奇蹟(サイト内)。Luciano Pavarotti (1935-2007)、Giuseppe Di Stefano (1921-2008)、Neapolitan Songs : Carreras, Pavarotti, Di Stefano, Domingo|HMV、ナポリ民謡集|February's Homepage

「レコード芸術」休刊

  • 2023/06/27 06:11
  • カテゴリー:音楽

レコード芸術が休刊になるらしいですね、と古い友人にメールを書いた。

レコ芸を買ったのは数えるほどだったので、休刊(実質的な廃刊)と聞いても感慨も何もないですが、それにしても、CDは買わなくなりました。新しい音楽(作曲家、作品、演奏家)との出会いを求めなくなったわけです。webからダウンロードしないこともないですが、落として来るのは古い時代の盤ばかりですね。

自分では買わなかったけれど、一時期、よく読んだ覚えはある。学生の頃、街のレコード屋に置いてあるのを読ませてもらった。店主の方を相手に、レコ芸の評って当てになるんですかね、などと話したもんだ。生意気盛りだった。

あのお店には皆よく行っていた。地方では珍しくクラシック専門だったし、大学オケの演奏会では、プログラムなどに広告の出稿をお願いしていたことも関係していただろう。覗いてみると誰かに会ったりした。ホルン吹きのTさんが、クーベリックのシューマン交響曲全集を買う場面に行き当たったこともあった。

友人からの返事には近況などがあり、「レコ芸も廃刊で、なんだか一つの時代が終わったような気がします」と末尾にあった。

『レコード芸術』休刊のお知らせ(2023.04.03)|音楽之友社

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