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カテゴリー「音楽」の検索結果は以下のとおりです。

ソルの練習曲、Op.6-11

  • 2023/09/22 06:18
  • カテゴリー:音楽

ソル(Fernando Sor)が作曲した練習曲の作品6は12曲から成る。その第11番は、速さの指示に Allegro Moderato と記されている。のだが、

先日聴く機会があった、Raphaëlla Smits(1991)の演奏は、その速さに驚いた。これだと指定された Allegro Moderato の雰囲気ではない。時間(duration)は、2分46秒。

他の音源を調べてみた。クラフトの演奏は3分24秒。普段聴き馴染んでいることもあって落ち着いて聴いていられる。大御所ゼゴビアは3分07秒。クラフトに比べると随分急いているように感じる。指さばきも冴えない。Porquedduの演奏は3分45秒。ゆっくり丁寧。決して悪くない。ややもたつく部分もあるように聴こえるのは残念だが、これくらいゆったりした加減が、Allegro Moderatoなのかもしれない。

Raphaëlla Smits(1991)2:46
Andrés Segovia(1950s)3:07
Norbert Kraft(1993)3:24
Cristiano Porqueddu(1996)3:45

Alexandre Lagoya が弾く11番もあったような気がして探したのだけれど手元には見当たらなかった。

ギター(サイト内)。Raphaëlla Smits - Fernando Sor & Napoleón Coste|Discogs

シンフォニア BWV29

  • 2023/09/19 05:53
  • カテゴリー:音楽

カンタータ29番のシンフォニア。最初に聴いたのは小6の時のこと。兄が持っていたLPのA面の1曲目に入っていた。Walter Carlosの「スイット・オン・バッハ」だった。

最初がその衝撃的な演奏だったもんだから、長じて、同じ旋律のバイオリンやリュートの独奏版を聴いても物足りなさを感じたものだ。が、さらに歳を重ねてからは、リュートの囁きかけるような音を味わえるようになって来た。最近、Lindbergを好んで聴く。

J.S. Bach
Suite in E Major, BWV1006a
Prelude
Lute - Jakob Lindberg
Recorded 1992

バイオリン独奏ならLucy Van Dael(BWV1006)盤、オケはHarnoncourt(BWV29)盤と、どちらかと言うと枯れた趣が性に合うようだ。派手な演奏は敬遠気味。

これら同じ旋律の曲、成立の順番はどうだったのか調べてみた。まず最初に、バイオリン独奏版が1719年の初め頃にケーテンで作曲された。カンタータ29番は1731年にライプツィヒで書かれ、その冒頭にオケ版シンフォニアが置かれた。リュート編曲版は、1737年頃に出版されたことを知った。必ずしもリュート用ではないと異説があるらしい。

リュートで聴くバッハ(サイト内)。Switched-On BachSonaten und Partiten für Violine soloWerke für Laute (Bach)|Wikipedia

オーパス、山下達郎

  • 2023/09/09 05:51
  • カテゴリー:音楽

先日書いた、山下達郎の音楽十選を実際にやってみた。順不同。

風の回廊
潮騒
ドリーミング・ガール
いつか晴れた日に
I LOVE YOU・・・・PartI
さよなら夏の日
ジャングル・スウィング
土曜日の恋人
DOWN TOWN
パレード

選んでみたものの今手元に音源がない曲がある。調べてみるとこの10曲とも「オーパス」というベストアルバムに含まれている。市立図書館にあるようなので借りて来よう。

アルバムなら、"On the Street Corner"をまず選びたい。

山下達郎の音楽十選すすめられたアルバム十選(いずれもサイト内)。OPUS ~ALL TIME BEST 1975-2012~|Wikipedia、ジャニーズ特別チーム会見は「24時間テレビの前にやるべきだった」松尾潔氏が持論 「誤解を恐れずにあえて言いますが...」山下達郎にも言及(8/30)

二重小協奏曲ヘ長調

  • 2023/09/01 05:35
  • カテゴリー:音楽

リヒャルト・シュトラウスの二重小協奏曲ヘ長調は、普段、ローザンヌ室内管弦楽団の演奏を聴くことが割と多い。ひとえに、トゥーネマン(Klaus Thunemann)のファゴット独奏を聴きたいがためだ。残念ながらクラリネットやオケは今一つ。

逆に、ウィーン・フィルの演奏は、オケやクラリネットが頗る良いのに、ファゴットの独奏がどうも満足いかない。指揮:André Previn、Cl:Peter Schmidl、Fg:Michael Werba。

この曲に限ったことではないのだけれど、協奏曲の場合、ソロ、指揮、オケ、三者が揃って達者で上手く調和した演奏に接することは容易でない。ソロが2人の場合は尚更だ。が、

最近、全体にバランスの良い快演に巡り合った。エサ=ペッカ・サロネン指揮による1987年の録音。今後はこれを聴くことが多くなりそうだ。

Richard Strauss
Duet-Concertino for Cl & Fg with String Orch & Harp
Fg: Knut Sonstevold
Cl: Paul Meyer
Cond: Esa-Pekka Salonen
New Stockholm Chamber Orch
Recorded in the Berwald Hall, Stockholm, 1987

協奏曲十選(サイト内)。二重小協奏曲 (リヒャルト・シュトラウス)|Wikipedia、Richard Strauss, New Stockholm Chamber Orchestra, Esa-Pekka Salonen|Discogs

古風な舞曲とアリア

  • 2023/08/22 05:58
  • カテゴリー:音楽

元の旋律と和声はそのまま活かし、管弦楽ならではの彩りや躍動感、また弦楽合奏での重厚感を編み出した。

らじる★らじるの聴き逃しでクラシックカフェを聴いていると、レスピーギの「リュートのための古風な舞曲とアリア」がかかった。第1から第3まである組曲全曲だった。レスピーギは、ローマのサンタ・チェチリア音楽院の教授を務めていた時、16-17世紀のリュート音楽の楽譜集を発見し、そこから取材した。

Ottorino Respighi
The Complete Ancient Airs & Dances
Conductor, Richard Hickox
Ensemble, Sinfonia 21
Recorded June 8-9, 1995

この日はヒコックス指揮の演奏だった。全体を通して厭きさせない。とは言え、緊張感に支配されているわけでもない。しっとりと良い感じで聴かせてくれる。ことに第2組曲の「パリの鐘」には感銘を受けた。

組曲全曲の演奏は、手元には、Orchestra Sinfonica di Roma, Francesco La Vecchia の盤がある。今回あらためて聴いたけれど、粗雑な感じがして楽しめなかった。

古風な協奏曲交響的舞曲(いずれもサイト内)。レスピーギの「リュートのための古風な舞曲とアリア」全曲ほか▽クラシックカフェ▽(NHK-FM、8/15 14時)、Respighi* - Sinfonia 21, Richard Hickox – The Complete Ancient Airs & Dances|Discogs

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