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カテゴリー「音楽」の検索結果は以下のとおりです。

水の影

  • 2024/07/05 05:57
  • カテゴリー:音楽

時は川、きのうは岸辺。人は皆ゴンドラに乗り、いつか離れて、思い出に手を振る

ユーミンの「水の影」から。アルバム「時のないホテル」(1980年)に収録。

大学1年の時に初めて聞いた。このリフレインの部分が、時は乾き、と聞こえて、わけが判らなかった覚えがある。四十数年前のこと。

歌詞に、「異国」や「旅人」「ゴンドラ」などが散りばめられているし、のちに、NHKテレビの紀行番組でエンディングに使われていたこともあって、旅情にひたる歌のように思われる向きもあるけれど、これは失恋の曲だ。

失恋、それも自分から断ったのだろう。「とび込めぬ」とあるのでそう判る。「選ばなかったから失う」と唄う「青いエアメイル」と立場は似ている。2つは、ぱっと見、まったく様子は違うけれど、自分はイエスと言えず、断っておきながら、今でも彼のことを忘れられずにいる、と切々と歌う。

「けれどあなたがずっと好きだわ、時の流れに負けない」。「けれど傷付く心を持ち続けたい」、いつか「思い出に手を振る」。

あれは岐路だったんだな(サイト内)。探検ロマン世界遺産|Wikipedia

リチェルカータ、N響#2015

  • 2024/07/03 05:55
  • カテゴリー:音楽

原曲の主題を細かく分解し各々のパーツに金管楽器や木管楽器の音色を斬新に割り当てて再構築される音楽は驚きと発見に溢れている。

曲紹介でそんな話があった。「とりわけ異彩を放つ名作」とも。N響定期でのこの曲を聴いてみた。NHKらじる★らじる聴き逃しで。

N響第2015回定期公演
バッハ作曲、ウェーベルン編曲
「リチェルカータ」
(指揮)鈴木優人
(管弦楽)NHK交響楽団
(8分12秒)
2024年6月19日サントリーホール

演奏の良し悪しの前に、この編曲は性に合わないんだろう、今一つぴんと来ない。これまで色んな人たちの演奏を聴いたけれど、いつもそうだった。いつかは心に迫って来る演奏に出逢えるのでは、と期待するのだけれど。なにせ「名作」なのだから。

原曲は、J.S.バッハ作曲「音楽の捧げもの」の終曲「6声のリチェルカーレ」。6声のフーガのこと。普段よく聴くのは、バーゼル管楽アンサンブル(1986年)や、マリナー指揮アカデミー室内管弦楽団(1978年)。前者は、終曲のみ、管楽六重奏版、ホリガーのコールアングレが冴えている。後者は、全曲の演奏、弦楽主体でFl(W.ベネット)が入る。

N響(サイト内)。N響第2015回定期公演▽N響演奏会(NHK-FM、6/29 16時)

井上陽水10選

  • 2024/07/02 06:01
  • カテゴリー:音楽

きのう書いた「飾りじゃないのよ涙は」は、なかなかいい曲だ。ただ、試しに、井上陽水が歌う曲で十選してみると、その曲はリストから漏れてしまう。

「心もよう」(1973年)
「青空、ひとりきり」(1975年)
「なぜか上海」(1979年)
「リバーサイドホテル」(1982年)
「いっそ セレナーデ」(1984年)
「ダンスはうまく踊れない」( 〃 )
「ワインレッドの心」( 〃 )
「からたちの花」( 〃 )
「恋の予感」( 〃 )
「少年時代」(1990年)

「心もよう」が流行った小学校高学年の頃に、このミュージシャンをはっきり認識。兄の影響もあった。それ以降、同時代で聴くことになった。

10曲の内半分は、セルフカバーアルバム「9.5カラット」から選択。1984年の5曲。この盤はよく聴き込んだので他の収録曲も捨て難い。「飾りじゃないのよ涙は」もそう。

1991年、ノートPCとモデムを買ってパソコン通信を始めた。様々な設定に苦戦しているとラジオから「少年時代」が流れて来た。この曲を聞くと、あの頃のことを思い出す。

「なぜか上海」は、21世紀になってから、よく聴くようになった。中国への出張は上海から入国することが多くこの曲に親しみが湧いたものだ。「海を越えたら上海~」

代わりじゃないのよ大豆はオーパス、山下達郎Re: プレイバック70年代(いずれもサイト内)

代わりじゃないのよ大豆は

  • 2024/07/01 05:59
  • カテゴリー:音楽

ある日のnikkei.comは、「代わりじゃないのよ大豆は 2050年、2人に1人は代替肉」というタイトルをトップに掲げていた。世界人口が増え、植物性たんぱく質の代替食が広がって来るのだとか。

このタイトルを見て、井上陽水のあの曲を連想した。試しに、かわりじゃないのよ、と平仮名でweb検索してみた、代わりでもなく飾りでもなく。すると、一番上に出るのは、やはりと言うべきか、「飾りじゃないのよ涙は」だった。中森明菜と陽水が並ぶ。

下の方に、nikkei.comのその記事もヒットしている。それに、ずばり「代わりじゃないのよ大豆は」って曲もある。へえ、調べてみるもんだな。

代わりじゃないのよ大豆は 2050年、2人に1人は代替肉(6/30)

ノクチュルヌ、N響#2014

  • 2024/06/17 05:58
  • カテゴリー:音楽

7時のニュースのあとにN響定期公演が始まったのでそのまま鳴らしていた。番組冒頭の曲紹介で、ドビュッシーのノクチュルヌ(夜想曲)がプログラムに入っていたので。

N響第2014回定期公演
ドビュッシー作曲
「夜想曲」
(指揮)沖澤のどか
(女声合唱)東京混声合唱団
(管弦楽)NHK交響楽団
2024年6月14日NHKホール

一聴、上手く整理しているなぁ、と思った。元々判りにくい曲ではないけれど、これほどにすっきりした演奏に出逢うことは珍しい。好演。ただ、きっちりきっちり音楽が進むきらいがある。邦人音楽家にありがちなメトロノーム症候群とでも言えばいいのだろうか。もっと怪しく揺れてもいいのにと感じた箇所がちらほら。

N響(サイト内)。N響第2014回定期公演【曲目】寄港地(イベール)左手のためのピアノ協奏曲(ラヴェル)夜想曲(ドビュッシー)【出演】沖澤のどか(指揮)デニス・コジュヒン(ピアノ)東京混声合唱団(女声合唱)【解説】野平一郎、NHKホールから生放送▽ベストオブクラシック(NHK-FM、6/14 19時半)

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