エントリー

カテゴリー「音楽」の検索結果は以下のとおりです。

スカラムーシュ

  • 2021/02/01 06:59
  • カテゴリー:音楽

ラジオ番組の留守録を順次聴いていて、ミヨー作曲の「スカラムーシュ」に行き当たった。バリトン・サキソフォンが達者で軽妙。元は、アルト・サックス(かクラリネット)のソロにオケ伴奏が付いた曲を、バリサク、打楽器、ギター、3人で演奏している。気の利いたアレンジだ。

リサイタル・パッシオ[再]▽鈴木広志(NHK-FM、1/8 9時台)「スカラムーシュ」ミヨー【作曲】、田中庸介【編曲】、バリトンサックス:鈴木広志、ギター:田中庸介、パーカッション:小林武文(10分10秒)~ NHK CR509スタジオで収録

ギター入りの編曲では、マーラーのアダージェットを演ったことがあった。90年代前半のことだったか。交響曲第5番の4楽章、それを、フルート、ビオラ、ファゴット、そしてギターという編成で。そのビオラ弾きの編曲。そう言えば、市販の譜面で、3人で演る「魔弾の射手」序曲があった。クラ、ファゴット、ホルンという無茶な(笑)編成。編曲者は、確か米国のホルン吹きだった。比較的有名な Till Eulenspiegel einmal anders は奏者5人だ。元は大編成の曲を数人だけで演奏する。アレンジャーの腕が良ければそんな楽しみも拡がる。

昔の愛聴盤(サイト内)。Scaramouche, suite pour deux pianos - Wikipedia

太田裕美の唄十選

  • 2021/01/26 06:50
  • カテゴリー:音楽

中島みゆき、荒井由実に続いて、今回は太田裕美の十選。先日(1/15 3時台)、ラジオ深夜便で太田裕美集をやっていたので、選んでみる気になった。

  • 木綿のハンカチーフ(1975年)*
  • 袋小路(1975年)
  • 赤いハイヒール(1976年)*
  • 青い傘(1976年)
  • 君と歩いた青春(1976年)*
  • ガラスの腕時計(1976年)
  • しあわせ未満(1977年)*
  • さらばシベリア鉄道(1980年)*
  • 雨の音が聞こえる(1984年)
  • 恋のうた(2017年)

「木綿のハンカチーフ」はいわゆるシングル・バージョンがいい。冒頭、弦で始まり、3番の歌詞が「今も素顔で」の方。「君と歩いた青春」は、1976年のアルバム「12ページの詩集」のバージョン。ラジオ深夜便は1981年の方を採っていた。それも含めて、番組での選曲(11曲)と5曲重なった、*印。

十選(サイト内検索)。太田裕美|Wikipedia

バルトーク

  • 2021/01/23 07:33
  • カテゴリー:音楽

実際に曲を聴いてみればわかる。ラヴェルは、この曲をジプシー的語法で埋め尽くしたが、それに共感しているわけではない。彼はジプシー音楽の「本質」を捉えるつもりなどなく、ただその精巧なイミテーションを作ろうとしただけである。

この曲とは「ツィガーヌ」のこと。ラベルには、他の作曲家の語法を借りて作曲した、疑似的様式の作品がある。例えば、その名も「シャブリエ風に」や、ウィンナ・ワルツを意識した「ラ・ヴァルス」など。この「ツィガーヌ」もその一つで、リストが考えたハンガリー風が模されている。伊東信宏著「バルトーク」(中公新書、1997年)、第4章「ハンガリー音楽=ジプシー音楽」という通念をめぐって、から(p142)。

本書は、副題に、民謡を「発見」した辺境の作曲家、とあるように、バルトークの民俗音楽研究について語っている。この第4章がとりわけ興味深い。バルトークは、自身らが採譜した農民らの音楽にこそ真のハンガリー音楽があることを見出し、ハンガリー民謡とジプシー音楽が綯い交ぜになった、リストの「ハンガリアン・ラプソディー」を「まがいもの」と批判した。ラベルは、「まがいもの」と理解した上で、それを素材に「まがいもののまがいもの」として「ツィガーヌ」を作曲。屈折した美意識を持つラベル、オリジナル志向が強いバルトーク、二人の芸術は「根本的に対立」していた。

昨夜(1/22)この本を読んだ。ちょうどその頃、FM放送で「ツィガーヌ」を演っていたようだ。ベストオブクラシック▽N響演奏会(NHK-FM、1/22 19:00-21:10)【指揮】沼尻竜典【バイオリン】辻彩奈、ラヴェル作曲「チガーヌ」「亡き王女のためのパヴァーヌ」ほか、東京芸術劇場から中継

# gypsy, Tzigane, Zigeuner。甲虫(p57)、鉱石(p93)、ハンミョウ(p159)。フランツ・リスト(1811-1886、ハンガリー王国ドボルヤーン出身、現在のオーストリア共和国ライディング)、バルトーク・ベーラ(1881-1945、ハンガリー王国ナジセントミクローシュ出身、現在はルーマニアのスンニコラウ・マレ)

ユーミンのアルバム十選

  • 2020/12/30 09:43
  • カテゴリー:音楽

今年最後の十選は、前回に続いてポピュラー音楽。

大学に入った年の冬に「流線形'80」を聴いた。ユーミンのアルバム一枚丸々聴くのはそれが初めてだった。ラジオの番組などで何となく聞くだけだったユーミンを再認識。そこから古い方へ遡って、旧作の数々を改めて聴いたりした。40年ほど前のことだ。聴き馴染んだ盤を10枚並べて、今回そこから一曲ずつ選んでみた。

  • 「ひこうき雲」(73年)、「雨の街を」
  • 「MISSLIM」(74年)、「生まれた街で」
  • 「COBALT HOUR」(75年)、「雨のステイション」
  • 「YUMING BRAND」(76年)、「あの日にかえりたい」
  • 「14番目の月」(76年)、「晩夏(ひとりの季節)」
  • 「ALBUM」(77年)、「消灯飛行」
  • 「紅雀」(78年)、「9月には帰らない」
  • 「流線形'80」(78年)、「かんらん車」
  • 「Delight Slight Light KISS」(88年)、「吹雪の中を」
  • 「LOVE WARS」(89年)、「心ほどいて」

80年代の2枚に限っては発表当時に聴いた。バブルの頃のお話。

中島みゆきの曲十選ベートーベン十選(いずれもサイト内)

シベリウス作品39

  • 2020/12/06 06:58
  • カテゴリー:音楽

シベリウスの作品39は、交響曲第1番。留守録しておいたFMの番組にあった。この曲を聴くのは随分久しぶりだ。何年ぶりどころか、10年とか20年とかそんな単位だと思う。

クラシックカフェ
NHK-FM、11/30(月)14:00-15:50
「交響曲第1番ホ短調作品39」シベリウス作曲
(管弦楽)フィンランド放送交響楽団
(指揮)ユッカ・ペッカ・サラステ
(36分53秒)
1993年5月ライブ録音[FINLANDIA WPCS-11437]

かつて、大学4年の年、冬の定期に向けて半年間ほど取り組んだ曲だ。隅々までよく知っている。と思いきや、今回聴いてみると、はや一楽章の前半辺りから怪しい。ファゴットのフレーズでさえ、こんなのあったかなと思う始末。スコアで確かめようとIMSLPでDLした。旋律の線をたどる内に、ある時点からスコア全体が見え始めた。そうそうこういう曲だ。

この日は夜にベトさんの4番があった(この演奏は今一つ)。この4番は、4年の夏に演った曲だ。同じ日(11/30)に夏と冬のメインが並ぶ。そんなこともたまにはある。

ベストオブクラシック▽ベートーベン生誕250年に寄せて(1)
NHK-FM、11/30(月)19:30-21:10
「交響曲第4番変ロ長調作品60」ベートーベン作曲
(管弦楽)BBCフィルハーモニック
(指揮)オメール・メイア・ウェルバー
(30分25秒)
2020.3.7 Bridgewater Hall, Manchester

大学オケ時代の写真ベートーベン十選(いずれもサイト内)。Symphony No.1, Op.39 (Sibelius, Jean) | IMSLP

ページ移動

ユーティリティ

« 2025年04月 »

- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

新着エントリー

クリス智子、あの人の本棚
2025/04/26 05:59
らくらじ2
2025/04/25 05:40
30-touchpad.conf、E200HA
2025/04/24 05:54
角幡唯介、あの人の本棚
2025/04/23 05:59
六厩越え
2025/04/22 05:57
あなたが誰かを殺した
2025/04/21 06:04
沖縄離島の有事避難案
2025/04/20 06:00
べらぼう(15)
2025/04/19 06:55
アイロンのある風景
2025/04/18 06:06
ボパール化学工場事故
2025/04/17 06:00

過去ログ

Feed