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カテゴリー「音楽」の検索結果は以下のとおりです。

二重小協奏曲ヘ長調

  • 2023/09/01 05:35
  • カテゴリー:音楽

リヒャルト・シュトラウスの二重小協奏曲ヘ長調は、普段、ローザンヌ室内管弦楽団の演奏を聴くことが割と多い。ひとえに、トゥーネマン(Klaus Thunemann)のファゴット独奏を聴きたいがためだ。残念ながらクラリネットやオケは今一つ。

逆に、ウィーン・フィルの演奏は、オケやクラリネットが頗る良いのに、ファゴットの独奏がどうも満足いかない。指揮:André Previn、Cl:Peter Schmidl、Fg:Michael Werba。

この曲に限ったことではないのだけれど、協奏曲の場合、ソロ、指揮、オケ、三者が揃って達者で上手く調和した演奏に接することは容易でない。ソロが2人の場合は尚更だ。が、

最近、全体にバランスの良い快演に巡り合った。エサ=ペッカ・サロネン指揮による1987年の録音。今後はこれを聴くことが多くなりそうだ。

Richard Strauss
Duet-Concertino for Cl & Fg with String Orch & Harp
Fg: Knut Sonstevold
Cl: Paul Meyer
Cond: Esa-Pekka Salonen
New Stockholm Chamber Orch
Recorded in the Berwald Hall, Stockholm, 1987

協奏曲十選(サイト内)。二重小協奏曲 (リヒャルト・シュトラウス)|Wikipedia、Richard Strauss, New Stockholm Chamber Orchestra, Esa-Pekka Salonen|Discogs

古風な舞曲とアリア

  • 2023/08/22 05:58
  • カテゴリー:音楽

元の旋律と和声はそのまま活かし、管弦楽ならではの彩りや躍動感、また弦楽合奏での重厚感を編み出した。

らじる★らじるの聴き逃しでクラシックカフェを聴いていると、レスピーギの「リュートのための古風な舞曲とアリア」がかかった。第1から第3まである組曲全曲だった。レスピーギは、ローマのサンタ・チェチリア音楽院の教授を務めていた時、16-17世紀のリュート音楽の楽譜集を発見し、そこから取材した。

Ottorino Respighi
The Complete Ancient Airs & Dances
Conductor, Richard Hickox
Ensemble, Sinfonia 21
Recorded June 8-9, 1995

この日はヒコックス指揮の演奏だった。全体を通して厭きさせない。とは言え、緊張感に支配されているわけでもない。しっとりと良い感じで聴かせてくれる。ことに第2組曲の「パリの鐘」には感銘を受けた。

組曲全曲の演奏は、手元には、Orchestra Sinfonica di Roma, Francesco La Vecchia の盤がある。今回あらためて聴いたけれど、粗雑な感じがして楽しめなかった。

古風な協奏曲交響的舞曲(いずれもサイト内)。レスピーギの「リュートのための古風な舞曲とアリア」全曲ほか▽クラシックカフェ▽(NHK-FM、8/15 14時)、Respighi* - Sinfonia 21, Richard Hickox – The Complete Ancient Airs & Dances|Discogs

S・オコナーさん死去

  • 2023/08/03 06:08
  • カテゴリー:音楽

訃報に「愛の哀しみ」が世界的に大ヒットしたとある。彼女の大ヒットと言えばあの曲だろうとは思うものの、タイトルが違うようで自信がない。

大ヒット曲についてwebで調べるとすぐに判った。原題は、"Nothing Compares 2 U"、そうそうこのタイトルだ。これなら知っている。その邦題が「愛の哀しみ」なんだな。

Nothing compares to you、あなたに比べられるものは何もない、という意味だろう。かけがえのない人が去ってしまったことを嘆く失恋の唄。それが「愛の哀しみ」となる。もう少しマシな邦題を付けられそうなもんだが。

シネイド・オコナー|Wikipedia、歌手シンニード・オコナーさん死去、56歳…「愛の哀しみ」が世界的大ヒット(7/27)、Sinéad O'Connor (1966-2023)

ファゴットの教則本、IMSLP

  • 2023/07/26 06:10
  • カテゴリー:音楽

先日書いたウーブラドゥの教則本は、まだ著作権は切れていない。著者没年は1986年。

かつて使った他の本はどうだろうか。IMSLPで調べてみた。ワイゼンボーンの作品8や、ミルデの作品26が見付かった。

前者の2巻本は、初心者の頃にお世話になった。後者の作品26(Concert Studies)には随分苦しめられた覚えがある。ミルデには作品24(Scales and Chords)というのもあった。

まだいくつか見付けられるかもしれない。このIMSLPには、教則本も、大家の交響曲などと同じように並んでいる。ちょっと不思議な感じがする。が、考えてみると、街の楽譜屋さんでも同じ光景が見られるのだ。

フェルナン・ウーブラドゥバイエル教則本(いずれもサイト内)。Bassoon Studies, Op.8 (Weissenborn, Julius)50 Concert Studies, Op.26 (Milde, Ludwig)|IMSLP

山下達郎の音楽十選

  • 2023/07/21 05:53
  • カテゴリー:音楽

職場で、山下達郎のことが話題になった。どんな音楽が好きか、というような話を何人かでしている時にその名前が出たのだ。

「ジャニーズを擁護する発言をしているようですが」。「え、そうなの。けど、音楽が素晴らしいから、そんなこと関係ないじゃん」。そんなやり取りがあった。

その反応は、割と、あるのだろうと思う。こういう場合には、どんな反応パターンがあり得るだろうか。少し考えてみた。例えば、

  • 性的虐待を行った人物を擁護するなんて、音楽の価値も疑わしい。
  • 音楽はあくまでも素晴らしい。が、その擁護云々については問い質されるべき。
  • 音楽が素晴らしいのだから、ジャニーズを擁護するしないは関係ない(上の例)。
  • そもそもジャニーズは悪くない。擁護するまでもない。
  • 山下さんの曲は聞くけれど、擁護云々については知らないし興味ない。

ま、ほかにもあるかもしれない。念のため書いておくと、故ジャニー喜多川による未成年者に対する性的虐待については、その行為が存在したことは裁判で確定している。先日ここでも少し触れた。

職場での会話は、山下達郎のどの曲がいいか、という流れになって行った。ある人が、なんと言っても「クリスマス・イブ」でしょと言う。賛同する方もあった。ほかに皆が口にしたのは、「ひょうきん族」のテーマ音楽など、全部で十曲ほどになったろうか。こういう十選もありだな、などと思ったものだ。私は「風の回廊」と「潮騒」を挙げた。

ジャニーズ性的虐待問題すすめられたアルバム十選(いずれもサイト内)。裁判所が認定したジャニー喜多川による少年への「淫行行為」(2020年2月)、テレビ局のジャニーズ報道はどう変化してきたか─消極的なテレビ朝日、積極的な日本テレビ・TBS(7/20)

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