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カテゴリー「音楽」の検索結果は以下のとおりです。

ボニージャックス作品集

  • 2023/03/04 06:18
  • カテゴリー:音楽

保存しておいた歌謡スクランブル「ボニージャックス作品集」を聴いた。目当てはロシア民謡の「一週間」。「1963年のNHK紅白歌合戦初出場曲」と紹介されたので驚いた。へえこの曲で紅白に出たのか。

聴いてみると、「みんなのうた」版とは、随分、違うように思った。確か、あっちは手拍子や掛け声が入っていた。歌詞にも一部異同があったようだ。「友達よこれが私の一週間の仕事です」のところが、「恋人よ~」になっていた。ここは明らかに違っている。「みんなのうた」で恋人云々はまずいとの判断か。(Wikiによるともう一か所違いがある)

ほかに、「北帰行」や「雪山讃歌」「手のひらを太陽に」など懐かしい曲が流れた。後日家人が鼻歌で「雪山讃歌」をやっていた。ちゃんと聴いてたんだな。

歌謡スクランブル(サイト内)。一週間 (ロシア民謡)|Wikipedia、バラード・コレクション(1)▽ボニージャックス作品集(歌謡スクランブル、NHK-FM、2/8 12時半)

N響、フルシャ、23年2月

  • 2023/02/21 06:15
  • カテゴリー:音楽

ヤクブ・フルシャが振るN響定期公演を聴いた、NHKラジオの聴き逃しで。以前にもこの指揮者でラジオ中継を聴いたことがある。これから、っていう人なんだろうな。

まず、第1978回(2/10)のラフマニノフ作曲「交響的舞曲」作品45。この曲、第一楽章の冒頭で指揮者の腕前がよく判る。案の定、Non allegroのテンポ取りが上手く行かず音楽が前へ進まない。その後、段々と調子が出て来て、最初の旋律が戻って来る所に至ってはだいぶ取り返したようだ。2楽章や3楽章のゆったりしたフレーズではオケを十分に歌わせてなかなか良い。

そして、第1979回(2/15)のブラームス作曲交響曲第4番ホ短調作品98。冒頭、随分あっさりとした節回しだなぁと思っていると、以降は熱量がどんどん増す。それに、オケ全体が鳴っている箇所あちこちで、バランスや色彩があまり整理されていない。粗削りと言うか若いと言うか、決して悪い印象ではないのだがプロらしくない感じはする。なぜか、4楽章の終り方は極めて淡白。

今のN響は比較的充実しているのだろう。無難で安心して聴いていられる。この2回の公演では、ホルン・パートの良さが際立っていた。要所要所で和音が決まると気持ちいい。

ブラームスの4番交響的舞曲ヤナーチェク、N響19年4月(いずれもサイト内)。過去の公演|NHK交響楽団、ベストオブクラシック▽N響第1978回定期公演(NHK-FM、2/10 19時半、NHKホールから中継)、N響第1979回定期公演(NHK-FM、2/15 19時、サントリーホールから中継)

ドビュッシー「海」

  • 2023/02/06 06:15
  • カテゴリー:音楽

N響のドビュッシーを聴いた、NHKラジオの聴き逃しで。この指揮者が振るN響をラジオで何度か聴いたことがある。ハズれはないように思う。今回のドビュッシーも安心して聴いていられた。

ドビュッシー作曲
交響詩「海」
指揮)トゥガン・ソヒエフ
管弦楽)NHK交響楽団

とか言って、「海」は馴染みの曲というわけではない。偶々聞くぐらいのことで、スコアは見たことない、あれこれと聴き比べて水準がどの辺りにあるかも知らない。今回耳にしたこの機に、もう少し聴いてみてもいいかもしれないと思った。LP時代には、借り物のブーレーズ盤(New Phil、1966年)に甚く感激した。その傾向からすると、比較的新しいところでは、ロトなどが好みに合うような気がする。手兵レ・シエクルとの収録(2012年)のほかに、ロンドン響(2018年)のライブ盤もあるようだ。

ハルサイ聴きまくるドビュッシー最後の一年(いずれもサイト内)。ベストオブクラシック▽N響第1976回定期公演(NHK-FM、1/25 19時、サントリーホールから中継)、La mer (Debussy, Claude)|IMSLP、Tugan Sokhiev (1977-)、Pierre Boulez (1925-2016)、François-Xavier Roth (1971-)

バリサクでバッハ

  • 2023/02/02 06:23
  • カテゴリー:音楽

バリトン・サキソフォンによる、バッハの無伴奏チェロ組曲の演奏を聴いた。思ったほど悪くない。この楽器の太い音が奏効しているようだ。6曲すべてを演ったのは称賛されて良いと思う。お見事。

Johann Sebastian Bach
Suites for Solo Cello BWV 1007-1012
Arranged for Baritone Saxophone by Henk van Twillert
Henk van Twillert (B. Sax)
Recording, August 2000

ファゴットで全曲を演奏した例はあるだろうか。Arthur Weisbergによる演奏(1987年)が手元にあるけれど、これは2番と3番、2曲だけだ。最近では、Bram van Sambeekによる1番の例がある(2021年)。寡聞にして知らないだけで全曲を制覇した立派な演奏があるのかもしれない。

ただ、バリサクにしろファゴットにしろ、繰り返し聴けるものじゃない。申し訳ないけれど風変わりで珍奇な音楽だ。頑張って吹きました、の域を出ない。チェロの名演が少なからずあるのだから素直にそれを楽しもう、言うまでもないことだけれど。

Bach Transcriptionsスカラムーシュ(いずれもサイト内)。Henk Van Twillert, Bach – Cello Suites arr. for Baritone-Saxophone|Discogs、Pierre Fournier(1961年)、Yo-Yo Ma(2018年)

室内楽版「大地の歌」

  • 2023/01/30 06:19
  • カテゴリー:音楽

Dunkel ist das Leben, ist der Tod

「生は暗く死もまた暗い」。生と死を逆にして「死は暗く生もまた暗い」の方が適切かもしれない、と、LPの解説にある対訳を眺めたものだ。この曲を耳にする時、一番にそのことを思い出す。交響曲「大地の歌」だ、もちろんマーラー作曲の。

滅多に聴こうと思わない。聴くとしたら、オリジナルのオケ版ではなく、室内楽版に手が伸びる。あのシェーンベルグが書き掛けて放って置いたという版。それを80年代にリーンが加筆補完。弦5、管5、打2、ハルモニウム、ピアノ、14人編成。

Gustav Mahler
Das Lied Von Der Erde
arranged by Arnold Schönberg and Rainer Riehn
Mezzo Soprano - Anna Haase
Tenor - Daniel Sans
Conductor - Nicol Matt
Orchestra - European Chamber Soloists
Total Time: 67:27
Recording: 2006, Ludwigsburg, Germany

手元にこのマット指揮の室内楽版がある。これがいい演奏を聴かせてくれる。指揮者の意図が行き渡って、全楽章、たいへん抑制が効き、きりっと引き締まっている。管弦打はもちろん声楽2人も上手い。特に密やかに歌うメゾソプラノの好演は特筆に値する。

最近、Oxalysというグループによる室内楽版を聴いた。2005年録音。演奏は今一つ。指揮を置かなかったのが敗因か。ほかに、Philippe Herreweghe(1993)盤など、5つ6つ他のCDの情報をweb上で見たけれど、その範囲ではいずれも指揮者あり。YouTubeで観た2例もそう。いかに室内楽とは言え、鍵盤や打楽器を含むこの編成では、指揮者はあった方が良いと判断されるのだろう。

マーラーの4番指揮者レバイン氏死去(いずれもサイト内)

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