エントリー

カテゴリー「音楽」の検索結果は以下のとおりです。

鈴木雅明でプルチネルラ

  • 2022/02/14 06:21
  • カテゴリー:音楽

妙な組合せがあるもんだ。調べてみると、2015年にタピオラ・シンフォニエッタを振ってプルチネルラなどストラビンスキー作品を録音している。バッハの大家と思いきや、いつの頃からか他の領域での成果も世に問うているようだ。

さて、N響の生中継、凡庸な演奏でがっかりした。好きな曲なので大いに期待して聴いたのだが。番組進行役が「非常に躍動感あふれる指揮といった印象」と言うのには閉口した。今の演奏を本当に聴いていたのか、原稿に書かれているから読んでるんじゃないのか、と毒づきたくなった。進行役が感想めいたことを言うのはどうかとも思うし、そもそも、この人、はしゃいでいる感じがして番組にそぐわない進行「といった印象」。

# 組曲「プルチネッラ」ほか▽N響第1952回定期公演、指揮)鈴木雅明~東京芸術劇場から中継(NHK-FM、2/11 19時半)、金子奈緒、解説)舩木篤也。Stravinsky*, Masaaki Suzuki, Tapiola Sinfonietta – Pulcinella Suite | Disogs

[朝刊休刊日]

タルクマンの編曲作品

  • 2022/02/12 06:33
  • カテゴリー:音楽

ブラームスの交響曲第3番を、タルクマン編曲の四重奏版で聴いた。オリジナルの室内楽曲かと思わせる手練れのアレンジだ。ノトス・カルテットという奏者たちの演奏もいい雰囲気を出している。編成は、Pf、Vn、Va、そしてVc。2020年録音。

編曲者のタルクマン(Andreas N. Tarkmann)、彼の名を知ったのはそんなに昔のことではない。とは言ってもそろそろ20年になるか。2003年にケルンでプロコフィエフの「ロミオとジュリエット」組曲を管楽八重奏の演奏で聴いた。編曲したのは誰だろうかと演奏会のパンフレットを見ると彼の名があった。その翌年にはドイツ北部の音楽祭でスメタナの「売られた花嫁」抜粋、これも管8本の編成だった。

決して熱心なリスナーではない。それでも手元に音源がいくつかある。チャイコの「くるみ割り人形」や、ロルツィングの「密猟者」などは、管楽器のアレンジものの中では割と好んで聴く方だと思う。

shmf.de 2020(サイト内)。ブラームス交響曲第3番ヘ長調(ピアノ四重奏版)他▽クラシックカフェ(NHK-FM、2/10 14時)、Tschaikowsky; Der Nußknacker, Verdiana, Lortzing; Der Wildschütz - A.N.Tarkmann Werkkatalog

かもめの孤独

  • 2022/02/01 06:23
  • カテゴリー:音楽

最寄り図書館のOPACで、若山牧水の歌集を探した。二つのちょっとした偶然が重なって検索してみる気になった。

録音しておいた歌謡スクランブル「中島みゆきの世界」を聞いていると、研ナオコの「かもめはかもめ」が流れて来た。一番は「一人で空を行くのがお似合い」と終わる。二番はその「空」が「海」に置き換わる。白いかもめと青い空や海、そして孤独。ははあん、これは牧水だ、と思った。

遡って二週間ほど前のこと。北部の知人から電話がかかって来て話している時に、「白鳥は哀しからずや、そんな気分ですよ」と先方が言った。確か、名護市の選挙のことが話題になっていたと思う。どういう脈絡でだったかは忘れてしまったけれど、白鳥のことは妙に心に残った。

そのうち牧水の歌集を借りて来よう。

# 歌謡スクランブル▽中島みゆきの世界(NHK-FM、1/28 12時半)。「白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ」、若山牧水の歌集「海の声」(1908年)から。名護市長に自公系再選(サイト内)

ブルッフを服部百音で

  • 2022/01/27 06:30
  • カテゴリー:音楽

ブルッフのバイオリン協奏曲ト短調を演っていたので留守録しておいて聴いた。「期待の若手」とアナウンサーが言う。耳をそばだてた。とんだ肩透かしを食らわされた。そのソリスト、朗々と鳴らそうと力むのか、かえって矮小な音楽にしてしまっていた。ロマン派の香り溢れる名作もこれでは台無しだ。オケも冴えない。

調べてみると代奏だったようだ。本来の奏者が「オミクロン株に対する水際措置の強化」で入国の手続きが進められず、その代わりに弾いた。いつもは完投する先発が思いのほか打ち込まれ、出番が無いはずだったリリーフ陣が慌てて投球練習を始める、比較的でき上がりの早い若手がマウンドに向かうことになった、それに似た事態だったのだろうか。同情の余地はあるのかもしれない。が、音楽にせよ野球にせよ結果こそが問われることは間違いない。

協奏曲十選(サイト内)。ブルッフ作曲バイオリン協奏曲第1番ト短調作品26ほか▽N響第1949回定期公演、指揮)ジョン・アクセルロッド、Vn)服部百音(NHK-FM、1/21 19時半、東京芸術劇場から中継)、1月定期公演 出演者・曲目の一部変更について|N響

夜想曲第10番、管弦楽版

  • 2022/01/25 06:20
  • カテゴリー:音楽

ショパンの夜想曲10番をオーケストラで演っていた。10日ほど前のN響生中継。ストラビンスキーによる編曲なのだとか。そういうのがあるんだな。Wikipediaによると、このオケ版はバレエ「レ・シルフィード」のために書かれたとか。

ショパンの夜想曲(ノクターン)、元はピアノ曲。21番まである。音源を購入してかれこれ20年ほど経つだろうか。かつてこんなことを書いている(2003/11/23)。そう、飛行機のオーディオ・サービスがきっかけで聴くようになった。

帰りの飛行機で聴いたと言えば、ショパンのノクターン。20番と21番がかかっていた。初めて聴いた。とてもインプレッシブ。帰国してすぐにノクターン全曲入っているCDを買い求めた。このCDを聴いて別の疑問が解けた。この1番はいつかBBCのドキュメンタリー番組の中で聞いて、ずっと気になっていた曲だった

ピアノ曲十選(サイト内)。ストラヴィンスキーの楽曲一覧#編曲作品レ・シルフィード夜想曲 (ショパン)|Wikipedia、ショパン作曲ストラヴィンスキー編曲「夜想曲変イ長調作品32-2(管弦楽版)」ほか▽N響第1948回定期公演(1/15 18時、NHK-FM、東京芸術劇場から中継)、原田慶太楼指揮

ユーティリティ

« 2025年06月 »

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

新着エントリー

マイナカード更新
2025/06/14 06:05
自己実現欲求の沼
2025/06/13 05:41
おくま嘘歌
2025/06/12 06:22
フォーサイス氏死去
2025/06/11 06:48
シャットダウン、E200HA
2025/06/10 07:00
梅雨明け、2025年
2025/06/09 06:02
ミスター、李氏、少子化
2025/06/08 05:46
ダブル・スタンダード
2025/06/07 06:58
天皇ご一家沖縄訪問
2025/06/06 06:05
京極夏彦、あの人の本棚
2025/06/05 06:11

過去ログ

Feed