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カテゴリー「音楽」の検索結果は以下のとおりです。

ディベルティメント K166

  • 2020/02/09 22:18
  • カテゴリー:音楽

今朝ラジオを点けるとモーツアルトのこの曲を演っていた。NHKの「音楽の泉」(ラジオ第一、2/9 8時台)。聴き始めたのは第一楽章の途中から。シャキッと攻め立てるような演奏はホリガーたちの録音だとすぐに判った。この曲の編成は、標準の管楽八重奏にコール・アングレ2本が加わっている。牧歌的なその音色が、本来は、ゆったりのどかな演奏にしっくり合うように思う。が、ホリガーらの演奏も決して悪くない。ファゴットにはトゥーネマンとアッツォリーニの師弟が参加している、89年の録音。

コール・アングレ、別名イングリッシュ・ホルン。昔よく聴いたLP、ミュンシュ指揮サン=サーンスの3番「オルガン」、の解説にその名が登場していて、まだ見ぬその楽器はどんなものだろうかと思ったもんだ。後年オケに入って、それがオーボエ族だと知った時には随分と驚いた覚えがある。不思議な形をしているし。

Klaus Thunemann (1937-)、Sergio Azzolini (1967-)、コール・アングレ(いずれも Wikipedia から)

管楽器の曲十選

  • 2020/01/31 07:07
  • カテゴリー:音楽

今回は管楽器のための曲を10曲選んだ。協奏曲や鍵盤伴奏付きではなく管楽器のみで演奏される曲。まず木管奏者たちのレパートリーから、編成の小さい、本数の少ない順に並べてみよう。

  • ドビュッシー作曲、シランクス。フルート(Fl)独奏。調性があるようでない、ないようである不思議な曲。木管一本の曲、大バッハのソナタ(BWV1013)とどちらにするか迷った、こちらもFl独奏。
  • ヴィラ=ロボス作曲、ブラジル風バッハ第6番。Flとファゴット(Fg)の二重奏。楽器を始めた頃、江守徹ナレーションの「夜の停車駅」で初めて聞いた。この第6番でこの作曲家のことを知った。一般には第5番がつとに有名。
  • マロシュ作曲、セレナータ。木管三重奏曲、オーボエ(Ob)、クラリネット(Cl)とFg。この編成の曲はたくさんある。その中で、とりわけ、マロシュとイベールの2曲が好ましい、その次はオーリックか。マロシュはコダーイの弟子。
  • ロッシーニ作曲、木管四重奏曲第6番。Fl、Cl、ホルン(Hr)とFg。珍しい編成。6曲から成る曲集は弦楽四重奏からの編曲と言われる。この第6番に限っては木管がオリジナル。
  • ヒンデミット作曲、小室内楽曲 Op.24/2。Fl、Ob、Cl、Hr、Fg、標準編成の木管五重奏。この編成の曲は数も多く、良い曲もそこそこあるが、このヒンデミットが最右翼、と思う。ここまで一本ずつ増やして来た。次は一つ飛んで七重奏、
  • ダンディ作曲、シャンソンとダンス Op.50。木管五重奏にClとFgを一本ずつ加えた七重奏。知名度はだいぶ低い、知られざる名曲。
  • モーツアルト作曲、セレナード第12番 K388。Ob、Cl、Hr、Fg、各々二本ずつ、標準編成の木管八重奏。セレナードと言う割には、ハ短調で、深刻な音楽。元々5声部のこの曲には弦楽五重奏版(K406)もある。
  • R・シュトラウス作曲、セレナード Op.7。標準の八重奏に、FlとHrを二本ずつ、さらにコントラファゴット(C-Fg)を加えた13本で演奏。40年前に購入したスコアが今でも手元にある。ここまでで8曲、残り2曲は金管アンサンブルから、
  • プーランク作曲、ソナタ FP33。金管三重奏、トランペット(Tp)、Hr、トロンボーン(Tb)。プーランクは管楽器のための曲を多数書いている。この曲も含め名曲が少なくない。
  • デュカス作曲、「ラ・ペリ」の前奏ファンファーレ。編成は、3Tp、4Hr、3Tb、そしてチューバ。数あるファンファーレの中で最も好きなのはこの曲。ここまでで10曲。
  • 参考)木管二重奏による魔笛六重奏曲「青春」小交響曲 変ロ長調昔の愛聴盤猫の組曲(いずれもサイト内)

# バッハからヘイゼルまで、JS Bach (1685-1750)、WA Mozart (1756-1791)、Gioachino Rossini (1792-1868)、Charles Gounod (1818-1893)、Vincent d'Indy (1851-1931)、Leoš Janáček (1854-1928)、Claude Debussy (1862-1918)、Richard Strauss (1864-1949)、Paul Dukas (1865-1935)、Kodály Zoltán (1882-1967)、Franz Hasenöhrl (1885-1970)、Heitor Villa-Lobos (1887-1959)、Jacques Ibert (1890-1962)、Paul Hindemith (1895-1963)、Francis Poulenc (1899-1963)、Georges Auric (1899-1983)、Rudolf Maros (1917-1982)、Chris Hazell (1948-)

80歳オーボエ吹き二人

  • 2020/01/22 19:12
  • カテゴリー:音楽

昨夜のベストオブクラシック(1/21 19:30-21:10、NHK-FM)で、モーリス・ブールグの最近の演奏を聴いた。昨年11月に東京で開かれた自身の80歳を記念するコンサート。そういえば、先週(1/16)、同じ枠でホリガーらの収録が採り上げられていた。こちらも80歳。オーボエの大御所二人は申し合わせでもしたのだろうか、同じような時期に、東京でコンサートを開こう、そして日本の局に放送してもらおうと。編成も同じでオーボエ2本と通奏低音。よく見ると共通の共演者もいる(チェンバロ奏者)。たまたまにしては出来過ぎている。

1/21(火)「モーリス・ブルグ80歳記念コンサート」
モーリス・ブルグ(Ob)、吉井瑞穂(Ob)
ギヨーム・サンタナ(Fg)、今仁喜美子(Pf)、桒形亜樹子(Cemb)
「ソナタヘ長調、K376(374d)」モーツァルト作曲、ターナー編曲、他
東京・ヤマハホールで収録(2019年11月6日)

1/16(木)「ハインツ・ホリガーと仲間たち」
ハインツ・ホリガー(Ob)、マリー・リーゼ・シュプバッハ(Ob、Cor A.)
ディエゴ・ケンナ(Fg)、エディクソン・ルイス(CB)、桒形亜樹子(Cemb)
「2つのオーボエと通奏低音のためのソナタ第1番ヘ長調」ゼレンカ作曲、他
東京・浜離宮朝日ホールで収録(2019年10月5日)

# Maurice Bourgue (1939.11.6 -)、Heinz Holliger (1939.5.21 -)

Re: Vinko Globokar

  • 2020/01/02 15:42
  • カテゴリー:音楽

レイボヴィッツ指揮によるボレロを聴いた。もしかするとこれが片山杜秀氏が言っていた師弟共演のボレロだろうか、レイボヴィッツの弟子グロボカールがトロンボーンを吹いているという。そのソロは、8分43秒あたりから始まる。確かに印象的な演奏だ。

ルネ・レイボヴィッツ指揮 パリ・コンセール・サンフォニーク協会管弦楽団 1960年録音をダウンロードVinko Globokar(サイト内)

「軽騎兵」序曲

  • 2020/01/02 08:06
  • カテゴリー:音楽

昨日のWPOニューイヤーコンサート2020、後からつまみ食いしようと思って録音しておいた。リストにスッペがあったので、結局、それだけ聴いた、喜歌劇「軽騎兵」の序曲。曲が終わる少し前、極端にテンポを落とすところがある、6分26秒あたり。こういうやり方があるんだな。ネルソンスという指揮者だったようだ。

# Franz von Suppé (1819-1895)、Andris Nelsons (1978-)

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