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カテゴリー「音楽」の検索結果は以下のとおりです。

半音階的幻想曲とフーガ

  • 2023/01/17 06:30
  • カテゴリー:音楽

この曲のギター版を聴くのは初めてのこと。あたかもオリジナルのように弾く。自身の編曲なのだから自家薬籠中の物なのだろう。見事な演奏に驚いた。

バッハ作曲
半音階的幻想曲とフーガ BWV903
ホルヘ・カバジェロ編曲
(ギター)ホルヘ・カバジェロ
(12分05秒)

それを目当てに保存しておいたm4aファイルを聴き、そのまま流していたら、次にムソルグスキー作曲、山下和仁編曲「展覧会の絵」がかかった。ギター曲では長い部類に入るだろうこの曲の最中に、誰かが、せき込む、その音が何度となく入る。リサイタルは台無し。えらい迷惑だ、特に高いチケット買って聴きに行った人にとっては。

リュートで聴くバッハ(サイト内)。Jorge Caballero(1976年-)、ホルヘ・カバジェロ ギター・リサイタル▽ベストオブクラシック(NHK-FM、2022/12/22 19時半、武蔵野市民文化会館小ホール 2022/8/18収録)、Scott Ross(Harpsichord、1988年)

三人で演奏する「第九」

  • 2022/12/30 06:08
  • カテゴリー:音楽

年末に「第九」を聴く習慣はないけれど、今年偶々この時期に耳にすることになった。それも二つ。まず、スウィトナー指揮シュターツカペレ・ベルリンの演奏(1982年)、これは素晴らしい、脱帽。もう一つは、三人で演奏する「第九」。リストが2台のピアノのために編曲した版にティンパニがオリジナルの譜面通りに併奏している。世界初録音。

Beethoven, Symphony No.9 in d minor op.125
Arranged by Liszt for two pianos (1851)
Supplemented by Beethoven's original timpani part
Olha Chipak and Oleksiy Kushnir, Pf
Francisco Manuel Anguas Rodriguez, Timp
Recorded 2021
[GENUIN 21766]

聴く前から第2楽章を楽しみにした。オケの演奏で、ティンパニ協奏曲かと思わせる快演が時々あるからだ。そこまで派手ではないけれど、期待通り2楽章の出来が良い。他楽章もこの打楽器の効果でキリっと引き締まる。3人の奏者は達者。録音も良い、バランスや響きが上手く処理されている。ピアノだけのリスト編は聴こうとは思わないけれど、この盤ならまた楽しめそうだ。

今年、ここの音楽カテゴリーはこれで39件目。内34件は広義のクラシック音楽がらみ。その中にこの「第九」のような編曲もの(transcription)は9件もあった。9÷34、26%。実際に聴いている時間はそんな比率じゃない、オリジナルを聴くことが圧倒的に多い。が、その中身たるや、馴染みの作曲家や、楽曲、演奏ばかり。このトシになると好みは、ほぼ固まっている。環境みたいなものだ。それに比べて、編曲ものは、ある意味、刺激がある。勢いここにメモすることになる。ま、そういうことだろう。

「歓喜の歌」来年、150周年(いずれもサイト内)。フルトヴェングラー(バイロイト祝祭管、1951年)、カラヤン(BPh、1962年)

スコット・ジョプリン

  • 2022/12/16 06:25
  • カテゴリー:音楽

19世紀末、アメリカでジャズの前身であるラグタイムと呼ばれる音楽が生まれ、これに合わせて生まれたダンスの中の一つがフォックストロットである。

先日ここに書いたフォックストロットについて少し調べた。引用は、Wikipediaのその項目から。ラグタイムへのリンクをたどると、作曲家スコット・ジョプリンの名があり、「ラグタイム王と呼ばれ、ラグタイム時代において最も有名なアメリカ合衆国の演奏家・作曲家となった」と紹介されている。

何となく知っていたジョプリンの音楽をはっきり認識したのは、映画「スティング」で耳にしてからのこと。高校の三年だったかな、映画鑑賞の催しで観たのが最初だった。以来何度観たことだろう。時々観たくなるので、いつだったかDVDを買い求めた。

自宅でジョプリンのCDを流していることが少なくない。PCで何か作業をしている際や呑みながら食事する時などに、気の張らない音楽を選ぶ。ジョプリンも、ジャズなどと並んで候補になる。Perlman(Vn)とPrevin(Pf)二人の演奏や、Peskanov(Pf)のNaxos盤、この2枚をよく聴く。前者はおそらく「スティング」のヒットに便乗して企画された盤の一つだろう。そう言えば、最近、Simonettoという人が弾くジョプリンを聴いた。55曲も入っていて新たに知る曲が多数あった。

"Ragtime & Blues", Itzhak Perlman / André Previn (1974)
"Piano Rags", Alexander Peskanov (2002)
"Ragtimes, Marches, Waltzes & Other Pieces", Alessandro Simonetto (2018)

フォックストロット集映画十選(いずれもサイト内)。フォックストロットラグタイムスティング (映画)|Wikipedia

はじまりのうた

  • 2022/12/15 06:28
  • カテゴリー:音楽

音楽の魔法だ。こういう至って平凡な風景が突然意味のある何かに変わる。陳腐でつまらない景色が、突然、変わるんだ、美しく光り輝く真珠に、音楽で。残念ながらトシをとるほど、その真珠が、どうしてか、なかなか見られなくなる

プロデューサーのダン(Mark Ruffalo)がグレタ(Keira Knightley)に言う。バックに流れる音楽は"As Time Goes By"。映画「はじまりのうた Begin Again」(2013年)から。

ダンがグレタの歌を耳にして事が始まる。友人のスティーヴがエンジニアなどを担当。ドラムとベースはトラブルガム(CeeLo Green)が手配したということだろうか。チェロとバイオリンは音大生。そして、バレエ教室で伴奏していたキーボード奏者。短く語られる人集めの様子が楽しい。頭をよぎったのは「七人の侍」だった。

ABEMA(サイト内)

マンデー・ナイト

  • 2022/12/09 06:30
  • カテゴリー:音楽

Spyro Gyraのアルバム"Point Of View"を久しぶりに聴いた。このフュージョン・グループのことをすすめてくれたのはアメリカ人のクリスだった。

ある時、クリスがこんなことを言った。「君たち日本人どうしの会話を聞いていると、マンデー・ナイトという言葉が頻繁に出て来る」。はて、月曜の夜、そんなことを話題にしているのだろうか。今度それを聞いたら教えてね、と応じた。

その機会はすぐにやって来た。彼がこれだと指摘した言葉は、「問題ない」だった。もんだいない。それが彼にはマンデー・ナイトと聞こえていたのだ。

まだ日本に来て間がないクリスは、不思議の国ニッポンでは月曜の夜に何かが起こると想像力を逞しくしたのだろうか。そんなことを思ったものだ。

クリスのすすめで最初に買ったのが"Point Of View"だった。三ノ宮のMr.Jacketで平積みされているのを見付けた。三十数年も前の昔の話だ。

# Access All Areas(1984)、Breakout(1986)、Stories Without Words(1987)、Point Of View(1989)、Fast Forward(1990)、スパイロ・ジャイ|Wikipedia

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