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カテゴリー「音楽」の検索結果は以下のとおりです。

スコット・ジョプリン

  • 2022/12/16 06:25
  • カテゴリー:音楽

19世紀末、アメリカでジャズの前身であるラグタイムと呼ばれる音楽が生まれ、これに合わせて生まれたダンスの中の一つがフォックストロットである。

先日ここに書いたフォックストロットについて少し調べた。引用は、Wikipediaのその項目から。ラグタイムへのリンクをたどると、作曲家スコット・ジョプリンの名があり、「ラグタイム王と呼ばれ、ラグタイム時代において最も有名なアメリカ合衆国の演奏家・作曲家となった」と紹介されている。

何となく知っていたジョプリンの音楽をはっきり認識したのは、映画「スティング」で耳にしてからのこと。高校の三年だったかな、映画鑑賞の催しで観たのが最初だった。以来何度観たことだろう。時々観たくなるので、いつだったかDVDを買い求めた。

自宅でジョプリンのCDを流していることが少なくない。PCで何か作業をしている際や呑みながら食事する時などに、気の張らない音楽を選ぶ。ジョプリンも、ジャズなどと並んで候補になる。Perlman(Vn)とPrevin(Pf)二人の演奏や、Peskanov(Pf)のNaxos盤、この2枚をよく聴く。前者はおそらく「スティング」のヒットに便乗して企画された盤の一つだろう。そう言えば、最近、Simonettoという人が弾くジョプリンを聴いた。55曲も入っていて新たに知る曲が多数あった。

"Ragtime & Blues", Itzhak Perlman / André Previn (1974)
"Piano Rags", Alexander Peskanov (2002)
"Ragtimes, Marches, Waltzes & Other Pieces", Alessandro Simonetto (2018)

フォックストロット集映画十選(いずれもサイト内)。フォックストロットラグタイムスティング (映画)|Wikipedia

はじまりのうた

  • 2022/12/15 06:28
  • カテゴリー:音楽

音楽の魔法だ。こういう至って平凡な風景が突然意味のある何かに変わる。陳腐でつまらない景色が、突然、変わるんだ、美しく光り輝く真珠に、音楽で。残念ながらトシをとるほど、その真珠が、どうしてか、なかなか見られなくなる

プロデューサーのダン(Mark Ruffalo)がグレタ(Keira Knightley)に言う。バックに流れる音楽は"As Time Goes By"。映画「はじまりのうた Begin Again」(2013年)から。

ダンがグレタの歌を耳にして事が始まる。友人のスティーヴがエンジニアなどを担当。ドラムとベースはトラブルガム(CeeLo Green)が手配したということだろうか。チェロとバイオリンは音大生。そして、バレエ教室で伴奏していたキーボード奏者。短く語られる人集めの様子が楽しい。頭をよぎったのは「七人の侍」だった。

ABEMA(サイト内)

マンデー・ナイト

  • 2022/12/09 06:30
  • カテゴリー:音楽

Spyro Gyraのアルバム"Point Of View"を久しぶりに聴いた。このフュージョン・グループのことをすすめてくれたのはアメリカ人のクリスだった。

ある時、クリスがこんなことを言った。「君たち日本人どうしの会話を聞いていると、マンデー・ナイトという言葉が頻繁に出て来る」。はて、月曜の夜、そんなことを話題にしているのだろうか。今度それを聞いたら教えてね、と応じた。

その機会はすぐにやって来た。彼がこれだと指摘した言葉は、「問題ない」だった。もんだいない。それが彼にはマンデー・ナイトと聞こえていたのだ。

まだ日本に来て間がないクリスは、不思議の国ニッポンでは月曜の夜に何かが起こると想像力を逞しくしたのだろうか。そんなことを思ったものだ。

クリスのすすめで最初に買ったのが"Point Of View"だった。三ノ宮のMr.Jacketで平積みされているのを見付けた。三十数年も前の昔の話だ。

# Access All Areas(1984)、Breakout(1986)、Stories Without Words(1987)、Point Of View(1989)、Fast Forward(1990)、スパイロ・ジャイ|Wikipedia

フォックストロット集

  • 2022/12/07 06:24
  • カテゴリー:音楽

社交ダンスには、ワルツ、タンゴ、スローフォックストロット、クイックステップ、そして、ウィンナワルツのモダン5種目と・・・

たま子先生(草村礼子)がグループレッスンの冒頭そう説明する。そうかフォックストロットはダンスの音楽なんだな。引用は、映画「Shall we ダンス?」(1996年)から。

少し前に、ピアノ演奏によるフォックストロット集を聴く機会があった。全115曲、5時間弱。それが国、地域別に4枚に収められていた。

20th Century Foxtrots [4CDs]
Gottlieb Wallisch (Pf)
2019-21
1. Austria and Czechia
2. Germany
3. Central and Eastern Europe
4. France and Belgium

Satie "Rag-Time du paquebot"、Weill "Youkali"など、馴染みのある曲が、ちらほらと出て来る。聴くとはなしに流しておくのに、こういう音楽はいいかもしれない。

Shall we ダンス?ABEMA(いずれもサイト内)。Gottlieb Wallisch|Home

朱(Zhu)のフランス組曲

  • 2022/11/23 06:13
  • カテゴリー:音楽

朱晓玫(Zhu Xiao-Mei)が弾く、バッハの「フランス組曲」を聴いた。

Johann Sebastian Bach
French Suites, BWV812-817
Zhu Xiao-Mei (Pf)
Steinway D274 (#575051)
Mendelssohn-Saal, Gewandhaus zu Leipzig
Recorded, May 2016

流麗だけれど流していない。清浄だけれど彩りがある。確かな主張が感じられる。それにたいへんデリカシーのあるピアノの音だ。この楽器に対して最近とみに懐疑的な耳に心地良く響く。普段この曲は専らグールドで聴くけれど、これからは、この朱の演奏を聴くことが多くなりそうな気がする。

フーガの技法や平均律など、ほかにも朱のバッハが出ているようだ。また機会があれば聴いてみよう。

Zhu Xiao-Mei|Wikipedia。「アート・オブ・グールド-孤独のピアニストの肖像」生誕90年没後40年特集番組(NHK-FM、11/26 14-18時)

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