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カテゴリー「音楽」の検索結果は以下のとおりです。

帰れソレントへ

  • 2023/07/04 06:03
  • カテゴリー:音楽

この間、工房での作業の際、「帰れソレントへ」がかかっていた。声はパヴァロッティのような気がした。訊ねてみると正解。色々取り混ぜたナポリ民謡集だった。

帰宅してfoobarで検索した。「帰れソレントへ」(Torna a Surriento)の音源は、今、手元にはないはずと思いながらも念のため確認。すると一つヒットした。テノール何人かの寄せ集めの一枚。この盤の存在はまったく失念していた。この中で「帰れソレントへ」はステファノ(Giuseppe di Stefano)が歌っている。

ステファノの「帰れソレントへ」は、LP時代に何度か聴いた。懐かしい。この度、その寄せ集めの版を聴いてみると、かつて聴き馴染んだ感じと少し違う。webの情報によると二つの録音があるようだ、50年代(EMI)と60年代(Decca)。昔聴いたのは旧い方のEMI盤でこの寄せ集めの方はDecca、たぶんそういうことだ。

フジ子・ヘミングの奇蹟(サイト内)。Luciano Pavarotti (1935-2007)、Giuseppe Di Stefano (1921-2008)、Neapolitan Songs : Carreras, Pavarotti, Di Stefano, Domingo|HMV、ナポリ民謡集|February's Homepage

「レコード芸術」休刊

  • 2023/06/27 06:11
  • カテゴリー:音楽

レコード芸術が休刊になるらしいですね、と古い友人にメールを書いた。

レコ芸を買ったのは数えるほどだったので、休刊(実質的な廃刊)と聞いても感慨も何もないですが、それにしても、CDは買わなくなりました。新しい音楽(作曲家、作品、演奏家)との出会いを求めなくなったわけです。webからダウンロードしないこともないですが、落として来るのは古い時代の盤ばかりですね。

自分では買わなかったけれど、一時期、よく読んだ覚えはある。学生の頃、街のレコード屋に置いてあるのを読ませてもらった。店主の方を相手に、レコ芸の評って当てになるんですかね、などと話したもんだ。生意気盛りだった。

あのお店には皆よく行っていた。地方では珍しくクラシック専門だったし、大学オケの演奏会では、プログラムなどに広告の出稿をお願いしていたことも関係していただろう。覗いてみると誰かに会ったりした。ホルン吹きのTさんが、クーベリックのシューマン交響曲全集を買う場面に行き当たったこともあった。

友人からの返事には近況などがあり、「レコ芸も廃刊で、なんだか一つの時代が終わったような気がします」と末尾にあった。

『レコード芸術』休刊のお知らせ(2023.04.03)|音楽之友社

3つのオレンジへの恋

  • 2023/06/24 06:06
  • カテゴリー:音楽

NHKラジオの聴き逃しに「3つのオレンジへの恋」があったので聴いてみた。が、昔ほどには胸がときめかない。LP時代にあれほどよく聴いた音楽なのに。

手元にある音源を聴き直そうと思って探すのだが見当たらない。そうか、CDになって一枚も買ってないんだな。縁遠くなったのはそんな前のことなのか。

辛うじてハードディスクの中に見付けたのもN響の演奏。古い音源だ。昔の公演を回顧する番組で流れたものだろう。これを鳴らしてみても、うるさいばっかり。この作曲家のこの曲を好んで聴いていたことが不思議。

N響第951回定期公演
プロコフィエフ作曲
歌劇「3つのオレンジへの恋」から行進曲とスケルツォ
指揮、ズデニェク・コシュラー
収録、1985/1/25、NHKホール

疎遠になってしまった旧い友達に、街でばったり出会ったような気分だ。

N響(サイト内)。ベストオブクラシック▽N響第1986回定期公演、プロコフィエフ、交響組曲「3つのオレンジへの恋」作品33bisほか、ジャナンドレア・ノセダ指揮(NHK-FM、6/15 19時半)NHKホールにて収録(6/10)、N響ザ・レジェンド(NHK-FM、2018/8/21)

ダニー・ボーイ

  • 2023/06/20 06:14
  • カテゴリー:音楽

(「ロンドンデリーの歌」は、)世界で最も広く親しまれるアイルランド民謡の一つである。様々な歌詞によって歌われ、特に「ダニー・ボーイ」のタイトルのものが有名である。

なるほどそういうことか。この曲は、ロンドンデリーの歌と呼ばれたり、ダニー・ボーイと呼ばれたりするのはなぜだろうと思っていた。FMでザ・キングズ・シンガーズ演奏会を聴いているとその曲が流れて来たので調べてみた。引用は、Wikipediaから。

その演奏会では、タイトルは「ダニー・ボーイ」で、その歌詞で唄われていた。Wikiでは他の歌詞、「デヴォージラの告白」など、をいくつか見ることができる。

唄のない器楽曲はどうだろう。Itzhak Perlman(Vn)、Philip Jones Brass Ensemble、それに、Daniel Smith(Fg)、手元の音源はいずれもタイトルは「ロンドンデリーの歌」。歌詞はなく旋律だけなのだから当然そうなる。

楽譜も見てみた。確かファゴットの重奏曲にあったはず。まず中川良平編曲の二重奏、そのタイトルも「ロンドンデリーの歌」。ところが、McCubbinによるファゴット4本のための編曲版では、なんと「ダニー・ボーイ」と大書され、小さく「ロンドンデリーの歌」と添えられている。認知度の高いタイトルが目立つようにしているのだろう

ロンドンデリーの歌|Wikipedia、ベストオブクラシック▽ザ・キングズ・シンガーズ演奏会(NHK-FM、6/12 19:30)収録2022/12/13ミューザ川崎シンフォニーホール、中川良平編「マイ・メロディ・ブック-2本のバスーンのための」(草楽社、1988年)、"Danny Boy - Londonderry Air", arranged for Bassoon Quartet by Ian McCubbin(Spartan Press、1990年)

ジャズるクラシック

  • 2023/06/17 06:13
  • カテゴリー:音楽

音を伸ばせる管楽器がない。点で音を綴る。点描的な音の表現がバッハの音楽に合う。ジョン・ルイスが、バッハとモダンジャズカルテットを強く結びつけて色んなアレンジを施した。

ジャズでバッハと言えば、モダンジャズカルテットとスウィングル・シンガーズ、この二つの団体になると思う、と片山杜秀氏が言っていた。

久しぶりに「クラシックの迷宮」を聴いた。お題は「ジャズるクラシック」。ジャズ奏者が演奏するクラシック音楽を集めていた。ブルックナーやマーラーの交響曲をジャズ編成で演奏した例もあった。かなり悪乗りだと思う。演る方も演る方だが、ラジオの番組で採り上げる方も採り上げる方だ。

バッハでジャズ10曲バリサクでバッハBach Transcriptionsエッシャー 視覚の魔術師(いずれもサイト内)。クラシックの迷宮▽ジャズるクラシック(NHK-FM、6/10 19:20-21:00)、The Swingle Singers* / The Modern Jazz Quartet – Place Vendôme|Discogs

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