エントリー

カテゴリー「音楽」の検索結果は以下のとおりです。

古風な協奏曲

  • 2022/05/21 06:30
  • カテゴリー:音楽

レスピーギ作曲の「古風な協奏曲」を聴いた、留守録しておいたラジオ番組で。同じ演奏者で、ヴィターリ作曲「シャコンヌ」や、タルティーニ作曲「パストラーレ」もかかった。双方ともレスピーギ編。どの曲も聴くのは初めてだった。

Ottorino Respighi
Concerto all'antica (1908)
Violin - Ingolf Turban
Conductor - Marcello Viotti
English Chamber Orchestra
Recorded 1990

レスピーギにはいい曲がある、あらためてそう思った。この日、最後の曲は「リュートのための古風な舞曲とアリア」、比較的演奏機会の少ない第2組曲だった。ネヴィル・マリナー指揮、ロサンゼルス室内管弦楽団の演奏。

# レスピーギ「古風な協奏曲」他▽クラシックカフェ(NHK-FM、5/12 14時)、Ottorino Respighi, Ingolf Turban, Marcello Viotti, English Chamber Orchestra – Works For Violin And Orchestra|Discogs

シュランメルン

  • 2022/05/07 06:24
  • カテゴリー:音楽

小人数アンサンブルの編曲に慣れ親しんだワルツを、初めてオリジナルのオーケストラ編成で聴いた。だいぶ違った印象を受けた。

Johann Strauß (arr. Walter Wasservogel)
Liebeslieder Walzer, Op.114
Thalia-Schrammeln
Recorded 1988
Naxos 8.550228

普段よく聴くこの演奏は、バイオリン2挺、G管の小クラリネット、そしてダブル・ネックのコントラギターによる。この四重奏の編成はシュランメルンとも呼ばれる。名の由来となったシュランメルは、兄弟で、バイオリンを弾きまた作曲(編曲)もした。わが国でたいへんよく知られている「ウィーンはいつもウィーン」は彼らの作品だ。

シュトラウスのワルツだ、当然、オーケストラ版があるのだろうとは思っていた。が、それを実際に聴いたのはつい先日のことだった。ロベルト・シュトルツ指揮ベルリンフィルの演奏。たぶん1970年代の録音だろう。オケ版で聴くのも、なかなかいいもんだ。なおタイトルの"Liebeslieder"は「愛の歌」と訳される。

シュランメル音楽|Wikipedia、Philharmonia Schrammeln Wien(2008)、ヨハン・シュトラウス2世:愛の歌 (ワルツ), Op.114 ヴィリー・ボスコフスキー指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団|Blue Sky Label

プーランクの六重奏曲

  • 2022/04/18 06:30
  • カテゴリー:音楽

先日(4/10)聴き損ねた「音楽の泉」を再放送で聴いた。お題はプーランクの六重奏曲。案内役の方が曲の紹介に用いた表現は、傑作、粋な音楽、小気味好い主題、軽妙洒脱、ユーモアの精神、哀愁、陰、メランコリックな味わい、祈りの情趣、華やかで技巧的、そして、不穏な空気感など。番組ではル・サージュらの演奏が流れた。バソンはジルベール・オダン。

Francis Poulenc
Sextuor pour Flûte, Hautbois, Clarinette, Cor, Basson et Piano
Flûte - Emmanuel Pahud
Hautbois - François Leleux
Clarinette - Paul Meyer
Cor - Ab Koster
Basson - Gilbert Audin
Piano - Éric Le Sage
Recording 1998

高校時代にフランス音楽のエスプリ・シリーズで聴いた。それが最初だった。東芝EMIの廉価版LP。ジャケットの絵はアルフォンス・ミュシャ、解説は確か三浦淳史。パリ木管五重奏団のメンバーらによる演奏だった。擦り切れんばかりによく聴いたものだ。後年CDも買い求めた。1964年録音。著作隣接権も切れて最早パブリックドメインの可能性がある(プーランクは1963年没)。

ソルヴェイグの歌昔の愛聴盤(いずれもサイト内)。音楽の泉▽プーランクの六重奏曲(再、NHK-FM、4/16 5時)[聴き逃し]4/23 午前5:50配信終了

フランクのソナタ

  • 2022/04/15 06:00
  • カテゴリー:音楽

セザール・フランク(César Franck、1822-1890年)、オケを演る人にとっては随分と馴染み深い作曲家だろう。作品に、交響曲ニ短調があるからだ。クラシック音楽界全般ではどうか。例えば、同じロマン派のブラームスなどに比べると、マイナーな感は否めない。が、フランクはフランクで根強い人気がある。

それは、バイオリン・ソナタイ長調の存在が大きい。このジャンルでは、おそらく最高峰に位置する曲の一つだと思う。フランクの特徴である、あの不思議な属九の和音、聴き手の記憶力を試すかのような循環形式、いずれも味わうことができる。

聴きたくなって手が伸びるのは、チョン・キョンファ盤、ピアノはルプー(1977年)、それとチェロ用の編曲で、ジャクリーヌ・デュ・プレ盤(1971年)。web上にあってすぐ聴ける音源では、エリカ・モリーニ(1961年)がなかなかいい。

César Franck
Sonata for Violin & Piano in A Major
Kyung-Wha Chung (Vn)
Radu Lupu (Pf)
Recording 1977

いつだったか、ピアノ独奏用に編曲されたバージョンを聴いた。原曲のバイオリンとピアノの二重奏もすっきりしているけれど、独奏でさらに研ぎ澄まされたように思う。この編曲版の楽譜もIMSLPで見ることができる。

César Franck
Sonata for Violin & Piano in A Major
arr. for Pf by Alfred Cortot (ca.1905)
Michael Korstick (Pf)
Recording 2013

次回の音楽の泉(4/17)は、タイトルに「フランクのバイオリン・ソナタ」とある。

フランク:ヴァイオリンソナタイ長調 (Vn)エリカ・モリーニ (P)ルドルフ・フィルクスニー 1961年2月録音|Blue Sky Label、Violin Sonata (Franck, César)|IMSLP、音楽の泉▽フランクのバイオリン・ソナタ(NHKラジオ第1、4/17 8:05-8:55)

ソルヴェイグの歌

  • 2022/04/11 06:23
  • カテゴリー:音楽

名曲「ソルヴェイグの歌」を聴いた、NHKラジオのオンデマンド「聴き逃し」で。その曲は番組が始まって9分35秒あたりから。名匠スウィトナー、30歳の時の録音。

グリーグ作曲
「ペール・ギュント」組曲第2番から「ソルヴェイグの歌」
指揮)オトマール・スウィトナー
管弦楽)バンベルク交響楽団
録音)1953年2月、モノラル

「聴き逃し」にアクセスしたのは別の目当てがあった。「音楽の泉」でプーランクの六重奏曲がかかるのを知り、この作曲家にしては饒舌なこの曲がどんな風に紹介されるのか聞こうと思った。が、これは聴き逃しサービスの対象ではなかった。当初、1月放送予定だったことと関係するのかもしれない(災害関連に差し替え)。せっかく「聴き逃し」を開いたのだから、何かないかなと「名演奏ライブラリー」を覗くと、スウィトナーの回だったのだ。

# プーランクの六重奏曲▽音楽の泉選(NHKラジオ第1、4/10)。生誕100年 名指揮者オトマール・スウィトナー▽名演奏ライブラリー(NHK-FM、4/10)[聴き逃し]4/17 午前10:55配信終了

[ 朝刊休刊日 ]

ユーティリティ

« 2025年06月 »

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

新着エントリー

マイナカード更新
2025/06/14 06:05
自己実現欲求の沼
2025/06/13 05:41
おくま嘘歌
2025/06/12 06:22
フォーサイス氏死去
2025/06/11 06:48
シャットダウン、E200HA
2025/06/10 07:00
梅雨明け、2025年
2025/06/09 06:02
ミスター、李氏、少子化
2025/06/08 05:46
ダブル・スタンダード
2025/06/07 06:58
天皇ご一家沖縄訪問
2025/06/06 06:05
京極夏彦、あの人の本棚
2025/06/05 06:11

過去ログ

Feed