エントリー

カテゴリー「音楽」の検索結果は以下のとおりです。

シベリウス作品39

  • 2020/12/06 06:58
  • カテゴリー:音楽

シベリウスの作品39は、交響曲第1番。留守録しておいたFMの番組にあった。この曲を聴くのは随分久しぶりだ。何年ぶりどころか、10年とか20年とかそんな単位だと思う。

クラシックカフェ
NHK-FM、11/30(月)14:00-15:50
「交響曲第1番ホ短調作品39」シベリウス作曲
(管弦楽)フィンランド放送交響楽団
(指揮)ユッカ・ペッカ・サラステ
(36分53秒)
1993年5月ライブ録音[FINLANDIA WPCS-11437]

かつて、大学4年の年、冬の定期に向けて半年間ほど取り組んだ曲だ。隅々までよく知っている。と思いきや、今回聴いてみると、はや一楽章の前半辺りから怪しい。ファゴットのフレーズでさえ、こんなのあったかなと思う始末。スコアで確かめようとIMSLPでDLした。旋律の線をたどる内に、ある時点からスコア全体が見え始めた。そうそうこういう曲だ。

この日は夜にベトさんの4番があった(この演奏は今一つ)。この4番は、4年の夏に演った曲だ。同じ日(11/30)に夏と冬のメインが並ぶ。そんなこともたまにはある。

ベストオブクラシック▽ベートーベン生誕250年に寄せて(1)
NHK-FM、11/30(月)19:30-21:10
「交響曲第4番変ロ長調作品60」ベートーベン作曲
(管弦楽)BBCフィルハーモニック
(指揮)オメール・メイア・ウェルバー
(30分25秒)
2020.3.7 Bridgewater Hall, Manchester

大学オケ時代の写真ベートーベン十選(いずれもサイト内)。Symphony No.1, Op.39 (Sibelius, Jean) | IMSLP

  • 2020/12/04 06:39
  • カテゴリー:音楽

あの人と別れた夜はただ何となく面倒くさくて、さよならバイバイ言っただけなのに

面倒くさいという表現が歌詞に出て来るんだな。「フランチェスカの鐘」から。堀内敬子さんの唄が上手い。NHK連続テレビ小説「エール」(120)、最終回のこの日、ドラマは進展せず、出演者が古関裕而の曲を唄う。Yahooニュースでこの特別編のことを知って、NHKプラスで観た。

【連続テレビ小説】エール(120)11/27(金)8:00-8:15、「とんがり帽子」古川雄大/井上希美/小南満佑子/子役のみなさん、「モスラ」井上希美/小南満佑子、「福島行進曲」古川雄大、「船頭可愛いや」山崎育三郎/ギター中村蒼、「フランチェスカの鐘」堀内敬子、「イヨマンテの夜」吉原光夫/BREEZE(小菅けいこ/田村麻由/中村マナブ/磯貝たかあき)、「高原列車は行く」薬師丸ひろ子、「栄冠は君に輝く」森山直太朗/山崎育三郎、「長崎の鐘」二階堂ふみ

番組の最後は「長崎の鐘」、これを聴いてある方のことを思い出した。伝説の開発マン、仮に高雄さんとしておこう。就職してまだ研究所勤めだったおれは、本社の高雄さんに電話をした。30年ほど前のことだ。当時、面識はなく、ただ部署と名前を知っていた。

シンガポールで製造する大事業を企画したのは彼(高雄さん)だった。顧客や政府との交渉もやった。それを終えると別の領域へ挑む。○○事業を一から立ち上げたのだった。一人で二つの事業部の礎を築いた開発マンはそうはいない。92年10月6日、高雄さんへ電話をかけ、ある提案について聞いて欲しいと頼んだ。彼は、すぐ午後に来いと言う。私は、取るものも取り敢えず急いで出かけた。案件は、新しい概念の○○で、私が所属する研究所や事業部には興味を持ってもらえなかった。規模は小さくない。なかなかいいかもと自分では思っていたが、説明し終えると、一刀両断、「お前の話はおもろない。けど、よお来た。酒飲ましたる」と、キタの新地へ連れ出してくれた。店の名前は、確か福喜多だった。そこで高雄さんは、色んな話を聞かせてくれた。細かいことは忘れたが、とにかく大志を持てと教わったことを覚えている云々

と書いている(「御守り」、10/1/20)。お店にカラオケがあり、彼が唄った曲が「長崎の鐘」だったのだ。新地の夜から十年ほど経ち、おれは転職しようかどうしようかと悩んでいた。そんな頃、誰かが、高雄さんが辞めた、定年まで何年もあるのに、と教えてくれた。それを聞いておれもその会社を辞める決心がついた。場を変えることを躊躇うな、機会を追え、あの鐘を鳴らすんだ、高雄さんにそう言われているような気がした。

古関裕而のバック音楽集(サイト内)。「エール」最終回 本編歌っていない“昌子さん”堀内敬子は「フランチェスカの鐘」劇団四季出身の実力披露(10/26)。あの鐘を鳴らすのはあなた|Wikipedia

ヘクサメロン変奏曲

  • 2020/11/28 07:19
  • カテゴリー:音楽

ラジオの留守録を聴いて、こういうピアノ曲があることを知った。リストや、ツェルニー、ショパンら6人の合作による変奏曲。全体の監修はリスト。和名タイトルは、ベッリーニの歌劇「清教徒」の行進曲を主題とした演奏会用の華麗な大変奏曲。通称「ヘクサメロン変奏曲」。ヘクサメロンは、「神が世界を使り出した6日間を表す」と番組で説明があった。

主題が行進曲ということもあって、合作なのにリスト臭がぷんぷんする。終盤で、一転、ノクターン調に替わる。IMSLPのスコアを見た。その部分の冒頭には "Var:6. Largo. F.C." とある。ショパンのイニシャルだ、彼が担当した部分なのだろう。この第6変奏の終わりの方に "CHOPIN" と記されており、その小節までショパンが書き、その後のつなぎ部分をリストが補ったことが判る。

クラシックカフェ
NHK-FM、11/24(火)14:00-15:50
「ヘクサメロン変奏曲」
リスト、タルベルク、ピクシス、エルツ、ツェルニー、ショパン:作曲
(ピアノ)ヨハン・ブランシャール、レオン・ブッヘ、カルロ・ゴイコエチェア、カロリーヌ・セリュー、吉兼加奈子、クラウディス・タンスキー
(22分47秒)
[MD+G MDG90418036]

Hexaméron, S.392 (Liszt, Franz) - IMSLP、ヘクサメロン (ピアノ曲)|Wikipedia

アインシュタインよりも

  • 2020/11/25 06:52
  • カテゴリー:音楽

アインシュタインよりもモーツァルトのほうが天才だ。なぜなら、誰かが相対性理論と同じ真理にたどりつくことは可能である。ところがあのすばらしい曲は彼以外につくれないから▼わたしたちが捕まえたニュートリノも、自然界が投げかけてくれたそれを、たまたま受けとめるめぐりあわせだっただけ。

故小柴昌俊さんの言葉を、しんぶん赤旗の「きょうの潮流」(11/15)が伝えている。かのニュートンは、「私がかなたを見渡せたのだとしたら、それは巨人の肩の上に乗っていたからです」と書いたとか。巨人つまり先人達の膨大な知見があってこそ、また、それを学び取る努力があってこそ、大発見を成し遂げることができる。

モーツアルトが、M・ハイドンや、アードルガッサー、エーベルリンら諸先輩の作品を写譜し熱心に研究したことが知られている。「あのすばらしい曲」の数々は、先人の知恵を基に地道に精進した成果だった。モーツアルトも「巨人の肩の上に乗っていた」のだ。物理学にせよ音楽にせよ、エジソンの名言 Genius is 1% inspiration, 99% perspiration.、その通りなのかもしれない。

知的ヒントの見つけ方(サイト内)。小柴昌俊さん死去 - 94歳(11/13)、「きょうの潮流」(11/15)。Isaac Newton (1642-1727), Johann Ernst Eberlin (1702-1762), Anton Cajetan Adlgasser (1729-1777), Johann Michael Haydn (1737-1806), Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791), Thomas Alva Edison (1847-1931), Albert Einstein (1879-1955), 小柴昌俊 (1926-2020)

ベートーベン作品60

  • 2020/11/12 23:16
  • カテゴリー:音楽

作品60は、交響曲第4番変ロ長調。今日のクラシックカフェ▽ベートーベン特集(12)にこれがあったので留守録しておいて聴いた。シャイー指揮ゲヴァントハウス管(09年)、引き締まった良い演奏だ。

クラシックカフェ▽ベートーベン特集(12)
NHK-FM、11/12(木)14:00-15:50
「交響曲第4番変ロ長調作品60」ベートーベン作曲
(管弦楽)ライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
(指揮)リッカルド・シャイー
(29分39秒)
<ユニバーサル UCCD-1307/11>

今日のこの番組では、4番に続いて9番も採り上げられた。これでこの特集(月2回、4月と7-11月)で交響曲全9曲が出揃ったことになる。以下に各曲の指揮者とオケを並べた。ベルリンフィル(BPh)とウィーンフィル(WPh)が複数登場する。

  • 第1番、レナード・バーンスタイン、WPh
  • 第2番、オイゲン・ヨッフム、BPh
  • 第3番、カール・ベーム、WPh
  • 第4番、リッカルド・シャイー、ライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
  • 第5番、テオドール・クルレンツィス、ムジカエテルナ[他の演奏もあり]
  • 第6番、ハンス・シュミット・イセルシュテット、WPh[第5楽章のみ]
  • 第7番、ブルーノ・ワルター、コロンビア交響楽団
  • 第8番、レナード・バーンスタイン、NYP
  • 第9番、ヘルベルト・フォン・カラヤン、BPh[62年の録音]

なお、第5番いわゆる「運命」を特集した回(第6回、8/13)があって、その日、全楽章は上記クルレンツィス以外にカラヤン盤(BPh、62年録音)もかかった。あの有名な第一楽章の冒頭に限っては、フルトヴェングラーや、C・クライバーなど7例の聴き比べがあり、それも含めると、全楽章、部分、都合、12の「運命」が紹介された。

ベートーベン作品61ベートーベン十選(いずれもサイト内)

ページ移動

ユーティリティ

« 2024年05月 »

- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

新着エントリー

Feed