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カテゴリー「音楽」の検索結果は以下のとおりです。

パッサカリア編曲版

  • 2022/07/04 06:08
  • カテゴリー:音楽

変奏曲の一種であるパッサカリアとフーガが密接に結び付き壮麗な音楽世界を作った。この傑作に後世の音楽家たちも刺激を受け編曲版がいくつも書かれた。

先週の金曜日(7/1)、N響定期の番組でそんな紹介があった。元はオルガン曲の「パッサカリアとフーガ ハ短調」。実際この編曲版を耳にする機会は少なくない。この一年ほどで以下の4つを新たに聴いた。

オケなど大編成のバージョンは、レスピーギ編が素晴らしいので、他は物足りない。

N響第1961回定期公演Bプログラム
バッハ作曲(鈴木優人編)
パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582
指揮:鈴木優人
収録、2022年6月22日サントリーホール
(NHK-FM、ベストオブクラシック、7/1 19:30-)

Passacaglia C minor BWV 582, transcribed by Evgeni Koroliov
Duo Koroliov: Evgeni Koroliov and Ljupka Hadzigeorgieva
Instrument: Steinway D-274
Recorded: Christuskirche Berlin-Dahlem, Germany. November 2010
[TACET 192]

「パッサカリアとフーガ ハ短調」
バッハ作曲、森田一浩編曲
(吹奏楽)伊奈学園総合高等学校吹奏楽部
(指揮)宇畑知樹
2018年録音
[ブレーン OSBR-35017]
(NHK-FM、吹奏楽のひびき、21/9/26 7:20-)

Bach Transcriptions
Conductor, Transcription By - Leopold Stokowski
Orchestra - The Czech Philharmonic Orchestra
Recorded live in The House of Artists, Prague. September 1972
[Decca PFS4278]

バッハのパッサカリア古風な協奏曲(いずれもサイト内)

石狩挽歌

  • 2022/06/29 06:33
  • カテゴリー:音楽

あれからミシンはどこへ行ったやら~

先週末、そう口ずさみながらミシンを探した。判り難いところにあった。いつだったか大掃除した折にクローゼットの奥の方へ仕舞い込んでしまったのだ。

1975(昭和50)年の「石狩挽歌」、その中で歌われるのはミシンではなくニシン。唄)北原ミレイ、作詞)なかにし礼、作曲)浜圭介。

演歌は、積極的には聴かないけれど、いい唄は耳に残る。ほかにすぐ思い付くのは八代亜紀の「舟唄」。映画「駅 STATION」(1981年)で使われていたので印象深い。あと、何となく知っているのは、北の宿から、つぐない、与作、矢切の渡し、夜空、津軽海峡冬景色、そんなところか。

時の流れに身をまかせオーロラ輝子(サイト内)。レジームシフト|Wikipedia

グローフェの山道を行く

  • 2022/06/27 05:54
  • カテゴリー:音楽

かつての同僚が、米国に駐在することになったと知らせてくれた。行き先はアリゾナ。その州の名を聞いて、まず思ったのは、グランド・キャニオン。その壮大な景観を、グローフェが管弦楽曲で表現している。彼の代表作だろう。久しぶりに聴いてみた。第3曲の「山道を行く」が馴染み深い。

Ferde Grofé
Grand Canyon Suite (1931)
1. Sunrise
2. Painted Desert
3. On the Trail
4. Sunset
5. Cloudburst
Conductor - William T. Stromberg
Bournemouth Symphony Orchestra
Recorded 1998

グランド・キャニオンは、太古の地層が剥き出しになった、地球の割れ目のようなところと聞いたことがある。鉱物資源や地質時代に興味がある人にとってはたまらんだろうな。

そのほかに、アリゾナと聞いて思い浮かぶのは何だろう。そうそう、先の大戦時に日系人の強制収容所があった。そこで組織された日系人部隊がイタリアで戦ったと何かで読んだ覚えがある。太平洋の島嶼に投入された部隊もあったのだろうか。建国以来の移民にはドイツ系が多く、米国が参戦したヨーロッパ戦線ではドイツ人どうしが戦うことになった。日系人部隊が太平洋の戦線に行ったのなら日本人どうしの戦闘もあったのかもしれない。その内に調べてみよう。そういえば、真珠湾攻撃で沈んだ戦艦の名がアリゾナだった。

グローフェを聴きながらそんなことを考えた。

グロフェの「ミシシッピ」(サイト内)

来年、150周年

  • 2022/06/22 06:27
  • カテゴリー:音楽

先週末、家人がキッチンで蒸し物をしていた。器から少し飛び出した布に「1993」の文字が見えていた。あの手拭いだ。

それは、演奏会にエキストラで参加した際に記念でもらった日本手拭い。管弦楽は、とある高校のオーケストラ部OBたち。曲目は、ベートーベンの交響曲第9番。お手伝いしたのは、2番ファゴットだった。

かれこれ30年も経つんだな。あらためて見ると手拭いには、高校の「創立百二十周年」と刷り込まれている。そうそう、OB演奏は記念行事のプログラムだった。30年経つということは150周年がやって来る。1993に30を加えて2023、来年だ。

わが母校、と言ってもこちらは小学校、も、来年、創立150周年を迎える。100周年の時には5年生で在校していた。お祝いの式典は初冬の頃で、前後して江崎博士のノーベル賞受賞が報じられ国中が沸いた。学校と博士とは特に関係はないけれど、100周年とノーベル賞と二重におめでたい、と担任の先生が言った。あれから50年経とうとしている。トシとるわけだ。

白夜行(サイト内)

パリのアメリカ人

  • 2022/06/20 06:33
  • カテゴリー:音楽

ミュージカル映画の傑作「巴里のアメリカ人」(1951年)には、十数分にわたる圧巻のクライマックス・シーンがある。そのバックで流れる音楽だ。もちろんそのために作曲されたわけではない。ガーシュウィン作曲の管弦楽曲はそれよりずっと前、1928年に世に出ている。

この曲を、一週間の内にラジオで二度聴く機会があった。まず、シャルル・デュトワ指揮モントリオール交響楽団(1988年録音)。もう一つは、N響の生放送、ステファヌ・ドゥネーヴ指揮だった。

デュトワは、映画音楽のイメージが強いこの曲を、オーケストラの楽曲として丁寧に仕上げている。もうちょっと軽くてもいいのではと思う箇所がないわけじゃないけれど演奏全体に統一感がある。管弦打が躍動する。良い演奏だ。

ドゥネーヴ指揮のN響の方は、やっつけ仕事の感あり。魅力に乏しい。

# ガーシュウィン「パリのアメリカ人」ほか▽音楽の泉(NHKラジオ第1、6/12 8:05、再放送6/18)、N響第1960回定期公演▽ベストオブクラシック(NHK-FM、6/17 19:30、東京芸術劇場から中継)。映画十選(サイト内)

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