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カテゴリー「音楽」の検索結果は以下のとおりです。

古いハンガリー舞曲集

  • 2022/11/19 06:27
  • カテゴリー:音楽

ファルカシュの「17世紀の古いハンガリー舞曲集」は、もしかすると、各方面によく知られた曲なのかもしれない。NHKラジオの聴き逃しで木管五重奏の演奏を聴いていたら、この曲は「色々な楽器編成用の楽譜が作られている」と紹介された。

ファルカシュ・フェレンツ作曲
「17世紀の古いハンガリー舞曲集」
アンサンブル・ミクスト木管五重奏団
(8分42秒)

実際、いつだったか金管アンサンブルがこの曲を演っているのを耳にして、おやっと思ったものだ、木管五重奏の曲だとばかり思っていたので。

調べてみると、Wikipedia(英語版)には、12 variantsと記されている。え、そんなにあるのか。一体どんな編成があるのだろう。作曲家のofficial websiteがあって、そこで作品を検索することができる。適当な単語で探してみると、なんと、12どころか14のバージョンがヒット。驚いた。以下にその編成を並べた。人数の少ない順。

piano or harpsichord
harp
2 flutes
flute and piano
violin or violoncello and piano
violin, viola and harp
clarinet quartet
saxophone quartet
wind quintet
brass quintet
2 flutes and 4 guitars
string orchestra
flute and string orchestra
orchestra

色々書きたくなるほどにお気に入りの曲だったのか、様々な編成の効果を確認するための習作だったのか、異種編成アンサンブル大会の課題曲だったのか、それとも、弟子のレッスンにでも関係していたのか、果たして、どういう目的で14もの編成違いを書いたのだろうか。

Ferenc Farkas|Wikipedia、Ferenc Farkas, official website、弘前市公開収録 アンサンブル・ミクスト木管五重奏団(1)▽吹奏楽のひびき(NHK-FM、11/13 7:20、弘前市民会館 9/29)梶川真歩(Fl),本多啓佑(Ob),尾上昌弘(Cl),嵯峨郁恵(Hr),中田小弥香(Fg)

ブラジルの印象

  • 2022/11/12 06:26
  • カテゴリー:音楽

NHKラジオの聴き逃しでクラシック音楽番組を聞いていたら、あの有名な「怒りの日」の旋律が流れて来た。レスピーギの曲だった。

レスピーギ作曲
「ブラジルの印象」
(管弦楽)シンシナティ交響楽団
(指揮)ヘスス・ロペス・コボス
(18分57秒)録音1993年

IMSLPのスコアで調べると、第2曲「ブタンタン」の終わり部分だった。楽譜の練習番号ではちょうど16のところ。ブタンタンは、Wikiによると、サンパウロにあるバイオの研究機関で、毒蛇やサソリなどから毒物を抽出し抗毒素や医薬品を研究開発しているのだとか。有毒生物と「怒りの日」、死にまつわるシンプルな連想だ。

レスピーギ(サイト内)。クラシックカフェ▽ミヨーの「ブラジルへの郷愁」他(NHK-FM、11/7 14時)、Impressioni brasiliane (Respighi, Ottorino)|IMSLP、怒りの日|Wikipedia、Instituto Butantan|Wikipedia、Respighi / Jesús López-Cobos, Cincinnati Symphony Orchestra – Brazilian Impressions|Discogs

グリーグ、N響定期#1967

  • 2022/10/31 06:21
  • カテゴリー:音楽

「らじる★らじる聴き逃し」にあったグリーグの協奏曲を聴いた。N響の定期公演。

グリーグ作曲
ピアノ協奏曲イ短調作品16
(ピアノ)オリ・ムストネン
(指揮)ヘルベルト・ブロムシュテット
(管弦楽)NHK交響楽団
(29分45秒)

なんだこの乱暴なソロは。そこまで強打しなくてもいいだろ。それに、あちこち節回しに妙なタメがある。なんなんだこれは。真面目に弾いてない、ふざけている、悪乗りしている、そんな印象も受ける。一方、オケの方はエレガントでたいへん良い。ブロムシュテットの意図するところだろう。無茶なソロだから、せめてオケだけでもきっちり演ろうという気持ちがより一層働いたとしてもおかしくない。

先日聴いたペレーニの相方と言い、このグリーグと言い、なんと粗野なピアノだろう。こういうスタイルが、最近、流行ってるのだろうか。

協奏曲十選ペレーニのベートーベン(いずれもサイト内)。ベストオブクラシック▽N響第1967回定期公演(NHK-FM、10/26 19時、サントリーホールから中継)。「ピアニストという蛮族がいる」中村紘子著(1992年)

ペレーニのベートーベン

  • 2022/10/27 06:22
  • カテゴリー:音楽

番組表にペレーニの名があったので聴いてみた。ベートーベンの曲で構成されたプログラムの最後はソナタの3番。それを聴いた。

ベートーベン作曲
チェロ・ソナタ第3番イ長調作品69
(チェロ)ミクローシュ・ペレーニ
(ピアノ)フィンギン・コリンズ
(27分18秒)
2022年7月25日ヴェルビエ教会(スイス)
録音提供スイス放送協会

第一楽章冒頭のチェロを聴いて、これは、一曲、素晴らしい演奏に仕上がっているに違いないと予感した。が、ピアノが入って来て、がくっとなった。バランスが悪い。なべてピアノがうるさい。録音のエンジニアが何かミスでもしたのかと一瞬思ったりもしたが、しばしば弾き方が粗雑でもあり、こういうピアニストなのだろう。無神経と言うか、行き届かないと言うか。この相方では、ペレーニの魅力は台無しだ。残念。

ベートーベン十選チェロ協奏曲第1番(いずれもサイト内)。ベストオブクラシック▽ヴェルビエ音楽祭2022 [2]、ミクローシュ・ペレーニ(チェロ)(NHK-FM、10/18 19:30)

プーランク、EWB with JL

  • 2022/10/03 06:28
  • カテゴリー:音楽

アンサンブル・ウィーン=ベルリンとジェームズ・レヴァイン、彼らのプーランクを聴く機会があった。その筋では有名なこのCD、これまでにじっくり聴くことはなかった。

Poulenc, Chamber Music
Ensemble Wien-Berlin
Recorded 1989

Trio for Oboe, Bassoon and Piano, FP 43
Clarinet Sonata, FP 184
Élégie for Horn and Piano, FP 168
Flute Sonata, FP 164
Sextet, FP 100

Wolfgang Schulz (Fl)
Hansjörg Schellenberger (Ob)
Karl Leister (Cl)
Günter Högner (Hr)
Milan Turkovič (Fg)
James Levine (Pf)

全体を通して安全運転で、面白みに欠ける。ずいぶん硬質でもあり、プーランクの華やかな面にはそぐわない。比較的良いのはクラリネット・ソナタ。特に第1楽章の中間部。第2楽章の予告のように、単純なフレーズが何度か繰り返される。この録音では3分20秒辺り。ライスターの表現は素晴らしい。ここだけでもこの一枚を聴く価値がある。

プーランクの六重奏曲(サイト内)

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