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カテゴリー「音楽」の検索結果は以下のとおりです。

キャンディーズ十選

  • 2021/04/12 06:43
  • カテゴリー:音楽

10年程前のこと、連絡事項などを部下や同僚へ同報メールする際に「今日のひと言」を書き加えていたことがある。末尾のその一行は、できるだけメール本文の内容と呼応するよう心掛けた。適当な文言を素早く選ぶために、ある程度の数をストックしておいた、そのメモが手元に残っている。

文言のラインナップは雑多。三百ほどあるだろうか。例えば、「目標がその日その日を支配する」「行路難し」など、詩からの引用もあれば、「支払いは遅く回収は早く」「email の件名を工夫しよう」など、業務の心得もあるし、「豚にへそをなぶられる夢を見た」など、わけのわからないものも混じっている。

その中に、キャンディーズのシリーズがある。彼女たちが歌うヒット曲(1973-78年)の歌詞から文言を拝借したものだ。数えてみると、その数は9本。一つ加えて10本にした。今回のシリーズ十選は、ちょっと風変わりなこの10本で。以下、書き抜いたひと言と[曲のタイトル]。メモに登場する順。

  • 今がそのとき、ためらわないで[アン・ドゥ・トロワ]
  • 強い言葉、私は欲しい[あなたに夢中]
  • 大空の果て夢を求めて、今ためす時[つばさ]
  • 今年の夏は、心もはずむ[暑中お見舞い申し上げます]
  • こんな不思議な出来事があっていいものかと思う[夏が来た!]
  • 気まぐれ、それとも本気なの[ハートのエースが出てこない]
  • ひとつ大人になって、忘れませんか[春一番]
  • あなたのそばで、私は変わる[危い土曜日]
  • その気にさせないで[その気にさせないで]
  • まるで青春の想い出そのもの[微笑がえし]

「その気にさせないで」を文言に選んだ折は、メール本文はどんな内容だったのだろうか、今となっては想像もつかない。

十選(サイト内)。キャンディーズ作品集▽歌謡スクランブル(NHK-FM、3/25)

指揮者レバイン氏死去

  • 2021/03/24 06:51
  • カテゴリー:音楽

訃報に触れ、フィラデルフィア管とのマーラーの5番を聴いた。LP時代から親しんだ盤。よく鳴る機能的なオケを率いて、あっさりとスマートに演奏している。

Mahler, Symphony #5 cis
James Levine (cond.)
Philadelphia Orchestra
recorded 1977

この曲、たまに聴きたくなって取り出すのは、ここ十年程はレバイン盤ではなく、専らシップウェイ指揮、RPOの演奏。マーラーが意図した音楽はこうだったのだ、と思わせてくれる。

Mahler, Symphony #5 cis
Frank Shipway (cond.)
Royal Philharmonic Orchestra (RPO)
recorded 1996 at Watford Colosseum

James Levine, Former Met Opera Maestro, Is Dead at 77米MET元指揮者J・レバイン氏死去、セクハラ疑惑で解雇

Re: ベートーベン作品61

  • 2021/03/21 06:55
  • カテゴリー:音楽

感染症の騒ぎで世界中でオケの公演数が依然少なく、FMの音楽番組では、本来オンエアすべき音源が入手できず、過去の録音を使い回す、そういうことが起こっているのだろうか。それは、先日の「N響と共演したソリストたち」からも感じられた。聴き損ねた演奏が再度放送されるのは歓迎だ。

ベストオブクラシック▽N響と共演したソリストたち(2)
3/16(火)19:30-21:10、NHK-FM
ベートーベン、バイオリン協奏曲ニ長調作品61
諏訪内晶子 (Vn)、秋山和慶 (指揮)、NHK交響楽団
44分15秒
2020年12月11日、東京芸術劇場

第1楽章、まあまあ、ちょっと気負い過ぎか。第2楽章でソロが弾く息の長い変奏は出色の出来。緊張感が上手く制御、維持されて、そのまま attacca で第3楽章に入る。ここは感動的でさえあった。そこから後も悪くない。

ベートーベン作品61(サイト内)

ブラームスの4番

  • 2021/03/13 07:33
  • カテゴリー:音楽

FMの番組で、ヤンソンス指揮バイエルン放響のブラ4を聴いた。冒頭のテンポ取りが今一つなのか、冴えない感じでスタート。段々良くなって来るのだろうと期待したけれどそうでもなかった。巨匠が亡くなる2か月ほど前、本拠地でのライブ録音。

ベストオブクラシック選(NHK-FM、3/5 19:30-21:10)
ブラームス、交響曲第4番ホ短調作品98
マリス・ヤンソンス指揮、バイエルン放送交響楽団
2019年10月11日、ヘルクレス・ザール(ミュンヘン)
バイエルン放送協会提供

この曲を大学2年の冬に聴いた。生で聴くのはそれが初めてだった。1983年1月、京都大学交響楽団の定期演奏会。このために京都まで行ったのか、ファゴットのレッスンか何かのついでだったのか、一人だったのか、誰かと一緒だったのか、思い出せない。ただ、京大オケの、ブラームスらしさに溢れた演奏が強く印象に残っている。

京都大学交響楽団第132回定期演奏会
1983年1月13日(木)18:30開演、京都会館
山田一雄客演指揮
ワーグナー、「リエンツィ」序曲
レスピーギ、交響詩「ローマの祭」
ブラームス、交響曲第4番ホ短調作品98

マリス・ヤンソンス(サイト内検索)。京都大学交響楽団

トマジ没後50年

  • 2021/02/13 07:29
  • カテゴリー:音楽

トマジは、ラベルと地中海趣味と異国趣味で出来ている。あと、グレゴリオ聖歌への興味も、トマジらしさに欠かせない

クラシックの迷宮▽アンリ・トマジ没後50年(NHK-FM、1/16 21-22時)から。「ミレイユのトンボー」(Le Tombeau de Mireille)というチャーミングな曲がかかった。後半部分のみ。Jean-Louis Beaumadier(ピッコロ)と、Andre Gabriel(プロヴァンスの太鼓)による演奏。トンボーは墓のこと。

この作曲家の Official website で作品をいくつか聴くことができる。お馴染みの木管三重奏曲は、The Henri Tomasi Trio というグループによる。Maurice Allard が吹くファゴット協奏曲もある。

# Henri Tomasi (1901-1971)。Official website of Henri Tomasi

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