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カテゴリー「音楽」の検索結果は以下のとおりです。

名曲悪口事典

  • 2018/05/30 06:51
  • カテゴリー:音楽

シェーンベルクは、不協和音を法則にまで昇華させようとする、もっとも過激な論者の一人である。美学には、醜悪を追求する美学もあるのだ。(『ジグナーレ Signale』ベルリン、1907年5月29日)

引用は、ニコラス・スロニムスキー著「名曲悪口事典 - ベートーヴェン以降の名曲悪評集」(音楽之友社、08年)から(p299)。原書、Nicolas Slonimsky: Lexicon of Musical Invective (New York, W. W. Norton & Co.)、初版53年、新装版00年。新装版に付いている Peter Schickele 氏の序文が、この日本語版でも訳出されている。PDQ Bach の Schickele 氏だ。

シェーンベルクへの悪口の数々は、目次でページ数を計算すると、三十数ページにも及ぶ。そのページ数は、採り上げられた作曲家の中で最も多く、悪口の一割ほどを占める。次点はワーグナーでほぼ同じ。もちろん著者による取捨選択はあったのだろうが、母集団の多さが反映されているだろう。悪評(の数)最上位にこの二人が来ることはしごく妥当だ(個人的意見)。

https://en.wikipedia.org/wiki/Peter_Schickele

雷鳴と稲妻

  • 2018/05/03 07:16
  • カテゴリー:音楽

昨夜(5/2)11時半ごろから雨になった。徐々に激しくなり、雷を伴った。

那覇市のアメダス(北緯:26度12.4分、東経:127度41.2)
時刻 降水量 風向
23時 0.0mm 南西
24時 5.5mm 北北西
25時 0.5mm 北
26時 0.0mm 北

初めのうちは遠雷だったが、段々と音量を上げて来る。稲妻も部屋の中をぱぁと明るくする程になって来た。雷雲が、こちらに向かって来ているのだ。稲妻と雷鳴との間隔が短くなって行く。ついにはほぼ同時になった。これは近くに落ちたな、と思う程の大音響が轟き渡った。

シュトラウスの「雷鳴と稲妻」に、一度だけ、乗った(=オーケストラでの演奏に参加した)ことがある。この曲は、雷雲が近付いて来て、また遠ざかって行く、そう思って演奏するのが良さそうだ、幻想交響曲第3楽章ほどには写実的ではないにせよ、とその折に感じた。中間部のトリオで、稲妻(シンバル)と雷鳴(バスドラム)が大接近する。雷雲が頭上を通過する場面だ(推測)。

そう思って、あらためて手元の音源を聴いてみた。いくつかあるうち、その状況、雷雲が接近しまた離れて行くその状況、が目に浮かぶのは、Peter Guth 指揮の演奏だった。

  • John Georgiadis: London Sym Orch 1992
  • Peter Guth: Royal Phil Orch 1998
  • Christian Pollack: Slovak State Phil Orch 1998
  • Leonard Slatkin: St. Louis Sym Orch 1996

帰って来たヨッパライ

  • 2018/05/01 07:42
  • カテゴリー:音楽

ラジオ深夜便(4/28、3時)の「1960年代フォーク&ポップス集」で、「帰って来たヨッパライ」がかかった。久しぶりに聴いて、この曲には、色んな別の曲が組み込まれていることを再認識した。オッフェンバック天国と地獄、ビートルズの A Hard Day's Night、そして、ベトさんのエリーゼのために。

もしかして、外にも気付いていない曲があるのでは、と wikipedia を見た。もう一つあった。ビートルズの Good Day Sunshine、その「間奏がパロディ風に」挿入されているとか。

Now & Then

  • 2018/04/29 20:47
  • カテゴリー:音楽

ビートルズのカバーで一番に思い出すのは、カーペンターズの「涙の乗車券」だ。そういえば、かつて誰かにカセットテープにダビングしてもらってよく聴いたカーペンターズのアルバムがあった。B 面にオールディーズのメドレーが入っている。Wikipedia でアルバムを順に辿るとすぐに判った、Now & Then だ。CD は市立図書館で見付かった。簡易検索で、カーペンターズと入れると出る。20件ヒットのうち20番目。

  • タイトル:Now & Then
  • 演奏者:カーペンターズ
  • レーベル:ポリドール
  • 録音年:1973年
  • カタログ番号:POCM1813

オリジナルジャケットに因んで、赤いアメ車の写真を Unsplash から引っ張って来た。(調べてみると、あれはアメ車ではなくフェラーリらしいのだが)

哀しみのビートルズ

  • 2018/04/24 08:52
  • カテゴリー:音楽

市立図書館のサイトで、ビートルズと入れて簡易検索してみた。クラシック音楽の奏者(たち)がカバーしているものが散見される。これもその一つ。ジャケットには、英文タイトルなのだろう、MEMORIES とある。

  • タイトル:三枝成彰編曲による「哀しみのビートルズ」
  • 演奏者:ベルリン・フィル12人のチェロ奏者たち
  • レーベル:ファンハウス
  • 録音年:1992年
  • カタログ番号:FHCE-2002

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