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カテゴリー「音楽」の検索結果は以下のとおりです。

はじまりのうた

  • 2022/12/15 06:28
  • カテゴリー:音楽

音楽の魔法だ。こういう至って平凡な風景が突然意味のある何かに変わる。陳腐でつまらない景色が、突然、変わるんだ、美しく光り輝く真珠に、音楽で。残念ながらトシをとるほど、その真珠が、どうしてか、なかなか見られなくなる

プロデューサーのダン(Mark Ruffalo)がグレタ(Keira Knightley)に言う。バックに流れる音楽は"As Time Goes By"。映画「はじまりのうた Begin Again」(2013年)から。

ダンがグレタの歌を耳にして事が始まる。友人のスティーヴがエンジニアなどを担当。ドラムとベースはトラブルガム(CeeLo Green)が手配したということだろうか。チェロとバイオリンは音大生。そして、バレエ教室で伴奏していたキーボード奏者。短く語られる人集めの様子が楽しい。頭をよぎったのは「七人の侍」だった。

ABEMA(サイト内)

マンデー・ナイト

  • 2022/12/09 06:30
  • カテゴリー:音楽

Spyro Gyraのアルバム"Point Of View"を久しぶりに聴いた。このフュージョン・グループのことをすすめてくれたのはアメリカ人のクリスだった。

ある時、クリスがこんなことを言った。「君たち日本人どうしの会話を聞いていると、マンデー・ナイトという言葉が頻繁に出て来る」。はて、月曜の夜、そんなことを話題にしているのだろうか。今度それを聞いたら教えてね、と応じた。

その機会はすぐにやって来た。彼がこれだと指摘した言葉は、「問題ない」だった。もんだいない。それが彼にはマンデー・ナイトと聞こえていたのだ。

まだ日本に来て間がないクリスは、不思議の国ニッポンでは月曜の夜に何かが起こると想像力を逞しくしたのだろうか。そんなことを思ったものだ。

クリスのすすめで最初に買ったのが"Point Of View"だった。三ノ宮のMr.Jacketで平積みされているのを見付けた。三十数年も前の昔の話だ。

# Access All Areas(1984)、Breakout(1986)、Stories Without Words(1987)、Point Of View(1989)、Fast Forward(1990)、スパイロ・ジャイ|Wikipedia

フォックストロット集

  • 2022/12/07 06:24
  • カテゴリー:音楽

社交ダンスには、ワルツ、タンゴ、スローフォックストロット、クイックステップ、そして、ウィンナワルツのモダン5種目と・・・

たま子先生(草村礼子)がグループレッスンの冒頭そう説明する。そうかフォックストロットはダンスの音楽なんだな。引用は、映画「Shall we ダンス?」(1996年)から。

少し前に、ピアノ演奏によるフォックストロット集を聴く機会があった。全115曲、5時間弱。それが国、地域別に4枚に収められていた。

20th Century Foxtrots [4CDs]
Gottlieb Wallisch (Pf)
2019-21
1. Austria and Czechia
2. Germany
3. Central and Eastern Europe
4. France and Belgium

Satie "Rag-Time du paquebot"、Weill "Youkali"など、馴染みのある曲が、ちらほらと出て来る。聴くとはなしに流しておくのに、こういう音楽はいいかもしれない。

Shall we ダンス?ABEMA(いずれもサイト内)。Gottlieb Wallisch|Home

朱(Zhu)のフランス組曲

  • 2022/11/23 06:13
  • カテゴリー:音楽

朱晓玫(Zhu Xiao-Mei)が弾く、バッハの「フランス組曲」を聴いた。

Johann Sebastian Bach
French Suites, BWV812-817
Zhu Xiao-Mei (Pf)
Steinway D274 (#575051)
Mendelssohn-Saal, Gewandhaus zu Leipzig
Recorded, May 2016

流麗だけれど流していない。清浄だけれど彩りがある。確かな主張が感じられる。それにたいへんデリカシーのあるピアノの音だ。この楽器に対して最近とみに懐疑的な耳に心地良く響く。普段この曲は専らグールドで聴くけれど、これからは、この朱の演奏を聴くことが多くなりそうな気がする。

フーガの技法や平均律など、ほかにも朱のバッハが出ているようだ。また機会があれば聴いてみよう。

Zhu Xiao-Mei|Wikipedia。「アート・オブ・グールド-孤独のピアニストの肖像」生誕90年没後40年特集番組(NHK-FM、11/26 14-18時)

古いハンガリー舞曲集

  • 2022/11/19 06:27
  • カテゴリー:音楽

ファルカシュの「17世紀の古いハンガリー舞曲集」は、もしかすると、各方面によく知られた曲なのかもしれない。NHKラジオの聴き逃しで木管五重奏の演奏を聴いていたら、この曲は「色々な楽器編成用の楽譜が作られている」と紹介された。

ファルカシュ・フェレンツ作曲
「17世紀の古いハンガリー舞曲集」
アンサンブル・ミクスト木管五重奏団
(8分42秒)

実際、いつだったか金管アンサンブルがこの曲を演っているのを耳にして、おやっと思ったものだ、木管五重奏の曲だとばかり思っていたので。

調べてみると、Wikipedia(英語版)には、12 variantsと記されている。え、そんなにあるのか。一体どんな編成があるのだろう。作曲家のofficial websiteがあって、そこで作品を検索することができる。適当な単語で探してみると、なんと、12どころか14のバージョンがヒット。驚いた。以下にその編成を並べた。人数の少ない順。

piano or harpsichord
harp
2 flutes
flute and piano
violin or violoncello and piano
violin, viola and harp
clarinet quartet
saxophone quartet
wind quintet
brass quintet
2 flutes and 4 guitars
string orchestra
flute and string orchestra
orchestra

色々書きたくなるほどにお気に入りの曲だったのか、様々な編成の効果を確認するための習作だったのか、異種編成アンサンブル大会の課題曲だったのか、それとも、弟子のレッスンにでも関係していたのか、果たして、どういう目的で14もの編成違いを書いたのだろうか。

Ferenc Farkas|Wikipedia、Ferenc Farkas, official website、弘前市公開収録 アンサンブル・ミクスト木管五重奏団(1)▽吹奏楽のひびき(NHK-FM、11/13 7:20、弘前市民会館 9/29)梶川真歩(Fl),本多啓佑(Ob),尾上昌弘(Cl),嵯峨郁恵(Hr),中田小弥香(Fg)

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