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カテゴリー「興行・放送」の検索結果は以下のとおりです。

キャロル

「友達に言われたんです。もっと人間に興味を持てと」「進歩してる?」「とても順調に」「何よりね」

このやり取りの時、テレーズはピアノを弾いている。Teddy Wilsonの曲だったと後に語られる。映画「キャロル」(2015年)から。[Filmarks 3.8]

ロックバンド「キャロル」のジョニー大倉に顔が似ている同僚がいた。彼のニックネームは当然のようにジョニーだった。まったく関係のないそんなことを思いながら観始めたのだけれど、丁寧な造りのこの映画に見入ることになった。上質の作品だ。

最後に素晴らしいエンディングが用意されている。テレーズが「オークルーム」にキャロルを訪ねる、セリフのないこのシーンに感銘を受けた。ぐっと来た。

ABEMA(サイト内)。"Easy Living"|YouTube、キャロル (映画)|Wikipedia

フューリー

理想は平和だが、歴史は残酷だ

戦争は必要悪とでも言いたいのだろうか。映画「フューリー」(2014年)から。

米軍のM4シャーマン戦車フューリー号、搭乗員は5人。その構成は移民大国アメリカの縮図を見るかのようだ。ブラッド・ピット扮する車長コリアーはドイツ系、操縦手ガルシアはヒスパニック系、新兵の副操縦手エリソンはイングランド系、砲手スワンはユダヤ系、装填手トラヴィスはイタリア系(かフランス系)と、風貌や、苗字、英語以外にしゃべる言葉などから推察される。ふと思った、当時、もしかすると、アフリカ系(やネイティブ・アメリカン)は戦車の搭乗員にはならなかったのだろうか。

車中、彼らは信仰や神の名を何度か口にする。こちら、その方面には疎いので、何のことなのかよく解らない。際どく微妙ながらも本質的なメッセージが発せられているようにも感じられるけれど、悲しいかな、聖書すら読んだことない者は、単に戦争アクション映画として鑑賞することになる。

今般ドイツがウクライナへ供与することになった戦車の名はレオパルト(Leopard)。それは豹のこと。この映画に登場するドイツ戦車ティーガー(Tiger)は虎。いずれも、その時代の「世界最強」と言われ、名前の通り獰猛な兵器だ。

ABEMA無思想の思想(いずれもサイト内)。[Filmarks 3.8]。フューリー (2014年の映画)|Wikipedia、独、主力戦車供与へ レオパルト2、ウクライナに(1/25)

ショーシャンクの空に

ほんの一瞬、ショーシャンクの全員が自由な気分を味わった

ABEMAに名画「ショーシャンクの空に」(1994年)があったので、好きな場面だけ飛ばし飛ばしに観た。[Filmarks 4.3]

アンディ(ティム・ロビンス)が「フィガロの結婚」を所内放送で流す。第3幕のいわゆる手紙の二重唱。受刑者の誰もが、知らない音楽ではあったけれど、何とも心地良いその響きに耳を傾ける。レッド(モーガン・フリーマン)はその時のことを回想し、引用の言葉を呟くのだった。

WikipediaのEdith Mathisの項目に、映画で使われた二重唱は、彼女とGundula Janowitzが歌ったものとある。話の中での時代設定と録音時期は整合するだろうか。ま、フィクションなんだから細かいこと気にせずに楽しめばいいんだろうけど。

ABEMA(サイト内)。Edith Mathis|Wikipedia、Karl Böhm(Berlin Deutsche Oper、1968年)、René Jacobs(Concerto Köln、2003年)

スラムドッグ$ミリオネア

ファイナルアンサー?

あの有名なクイズ番組のインド版。司会者はお約束の言葉を吐く。映画「スラムドッグ$ミリオネア」(英、2008年)から。エンドロールでみんな踊ってるし、インド映画かと思いきやイギリスの作品なんだな。[Filmarks 3.8]

父は、生前、あのクイズ番組、もちろん日本版、を好んでよく見ていた。いつだったか、実家へ顔を出した時にちょうどそれをやっていた。父母揃って番組を楽しんでいる。ふと父が私に訊ねた。あれはいったい何と言っているんだ、日本語ではないようだが、と。訊ねた言葉は、まさにその「ファイナルアンサー」だったのだ。ま、それの意味を知らなくても番組は十分に楽しめるとは思うけどね。映画を観てそんなことを思い出した。

ABEMA(サイト内)。スラムドッグ$ミリオネアWho Wants to Be a Millionaire?クイズ$ミリオネア|Wikipedia

# 今朝6時の気温は13.5度。日中の最高は20度と予報されている。昨日が底だったか。

怒り

おまえは大切なものが多過ぎる。本当に大切なものは増えるんじゃなくて減って行くんだ。

映画「怒り」(2016年)から。「悪人」と同じく、李相日が監督、吉田修一の原作。

直接関係のない3つの話が、並行して進んで行くため、誰か一人に感情移入をするのが難しい。かと言って誰かの立場で総合的な視点が与えられるわけでもない。観る側は、どう考える、どう解釈する、と常に問い掛けられているようでちょっと辛くなる。

主演級は皆さん芸達者、文句なし。豪華過ぎるとも言える。端役では、喫茶店に座っている女性(高畑充希)がいいと思った。湧き上がる感情を抑え冷静に語ろうとするその表情がとても良い。

悪人ABEMA(いずれもサイト内)。[Filmarks 3.9]。那覇平和通り辺りの商店街

# 今朝の那覇は雨。6時の気温は18度ほど。予報では、このまま下降線をたどり、明朝は9度。こちらに来て、初めて、10度を下回ることになるかもしれない。

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