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報いの時

だめよ、嘘つきは、自分のついた嘘は覚えてないと。

謀殺したあの人この人と、義時(小栗旬)が13人(!)を挙げて行く。そこに源頼家の名があることに政子(小池栄子)は気付く。病死したと聞かされていたのは嘘だった。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」最終回(#48)「報いの時」(NHK総合、12/18 20時)から。

朝廷に君臨した後鳥羽上皇(尾上松也)は配流され、幕府の実権は泰時(坂口健太郎)らに継がれる。世は移って行く。いつかのようにドボルザークの「新世界より」が鳴り響くかと思いきや、さすがに最終回にそれはなかった。義時最期のシーンでは紀行コーナーの旋律が聞こえていた。

今回、冒頭で「吾妻鏡」を読んでいたのは家康(松本潤)。来年の作品への橋渡し。そう言えば同じく三谷幸喜脚本の「真田丸」(2016年)では、井伊の軍勢を望み、エールを贈る場面があった。その翌年は、井伊直虎を主人公とした物語だった。

鎌倉殿の13人(サイト内)。2023年大河ドラマ「どうする家康」撮影順調!(7/1)

追記(12/24 6:25):いつもすっ飛ばしていたタイトルバックを一度は観ておこうと、再び最終回を開いたNHKプラスで。テーマ音楽を初めて聴くことになった。紀行コーナーと同じ旋律が出て来る。逆だ。紀行に同じものを使って統一が図られていた。男声合唱がいい効果を出している。合唱団の名が出ていたからシンセサイザーではなく肉声だろう。印象に残らないぼんやりとしたテーマ音楽が多い中、今回のこれは佳曲かもしれない。

トレイン・ミッション

「あなたはどんな人間?」「私? それは妻に聞いてほしい」

自分は自分自身のことをよく判っているのだろうか。リーアム・ニーソン主演、映画「トレイン・ミッション」(米英仏、2018年)から。

犯人グループは、主人公を悪だくみに加担させようとする。彼ならこのミッションをやり遂げる能力を持っていることを知っている。なぜそんなこと知っているんだ。それにあの電話番号が判ったのはなぜだ。と考える内に、ははあん、犯人の一人はあいつか、と様子が見えて来る。

脚本はよく練られて緊迫感を高めることに成功している。ご都合主義的な細かな点が気にならなくもないけれど、その辺りは大目に見てアクションとスリルを楽しむ、そういう映画。二つほど気付いたことをメモしておこう。

一つはその緊迫感と関係して時間経過のこと。主人公は鉄道の車両で見知らぬ女に話しかけられる、それ以降つまりこの映画のほとんどは、劇中と実際の時間が同時に進行する所謂リアルタイム劇だったのではないだろうか。この手法を使った映画ですぐ思い出すのは「十二人の怒れる男」や「終着駅」「真昼の決闘」「ロープ」などの名作。比較的最近の映画では例えば「ニック・オブ・タイム」や「ビフォア・サンセット」など。

もう一つは路線。ニューヨークのGrand Central TerminalからCold Springへ向かう車両の中で話しかけられた。メトロノース鉄道ハドソン線。もしやこれは映画「恋に落ちて」に登場する路線では。調べてみるとやはりそうだ。恋に落ちる二人の最寄り駅は、フランク(ロバート・デ・ニーロ)がDobbs Ferry、モリー(メリル・ストリープ)の方はArdsley-on-Hudson。隣どうし。いずれもCold Springより、だいぶ手前、マンハッタン寄り。

ABEMA能力を評価するのは誰映画十選(いずれもサイト内)。メトロノース鉄道ハドソン線|Wikipedia

学校でのリーダー育成

元々、人は動いてくれないもの。言葉は伝わらないもの。

そう覚悟してこそリーダーシップは育まれる。10日の「サタデーエッセー」から。

格差と民主主義人を動かす5つの情報リーダーの条件(いずれもサイト内)。サタデーエッセー「リーダーシップ・有効に機能するには」工藤勇一(横浜創英中学・高等学校校長)▽マイあさ!土曜6時台後半(NHKラジオ第一、12/10)

[ 朝刊休刊日 ]

将軍になった女

頃合いは?

北条義時(小栗旬)が、何と言ったのか、すぐにはぴんと来なかったが、受け答えた大江広元(栗原英雄)の言葉を聞いて判った。首を刎ねる代わりに、どのような刑罰が適当か問うたのだ。

「鎌倉殿の13人」#46「将軍になった女」(NHK総合、12/4 20時)から。今回もNHKプラスで観た。このために、週一回、サブのPC(Lenovo G550、antiX-21_x64-base)を立ち上げる。ついでに、aptでパッケージの更新もする。

源実朝没後、第四代将軍には皇族ではなく摂関家から迎え入れられることになった。極秘に鎌倉へ下った慈円僧正(山寺宏一)がその人物を紹介する。「わが九条の一門、道家公の三男は、寅の年、寅の月、寅の刻の生まれ故、三寅と呼ばれておる」。さらに、頼朝の血縁でもあることが滔々と語られる。それが繰り返されるこの場面がなかなか面白い。

鎌倉殿の13人ChromeでNHK+、antiX(いずれもサイト内)

Shall we ダンス?

四十を過ぎたところで念願の家も買った。結婚、出産、マイホーム、そのために全力で働いた。正直言って幸せな人生だと思ってた。ところが、家を買った途端に何か変わってしまった。妻に不満があるわけではない。子供がかわいくないわけではない。でも、何かが変わった。今度はローンを返すために頑張ればいいのに、気持ちはそう思ってるのに、何かが違う。そんな時にあなたに出逢った。毎日見てる内に、あなたと、一度でいいから、ダンスを踊ってみたいと思うようになった。あなたに好意を持って、それが目的で、この教室に入ったことは事実だけど。でも、遮二無二、踊ってたら、いつの間にか本当にダンスが好きになったんだ。

電車からこの教室の窓が見える、と主人公の杉山(役所広司)が語り出す。周防正行監督の映画「Shall we ダンス?」(1996年)から。観るのは二度目、二十数年ぶり。

最初に観た時には特に気にも留めなかったこの長ゼリフの場面、今回は何度か巻き戻して繰り返し聴いた。そしてメモをとった。

仕事人生も半ばを越えると息切れする。主人公や豊子さん(渡辺えり子)たちのチャレンジに刺激を受けて、自分も、と奮起して新しい何かを始めたオジサン、オバサンは少なくなかったろう。

この映画の影響で、当時、社交ダンスがちょっとしたブームになった。映画が公開されたのは1996年。団塊の世代が50歳になり始める頃だ。そのブームを牽引したのも彼ら団塊世代だったのだろうか。

ABEMA自分史発見のすすめ(いずれもサイト内)。Shall we ダンス?フォロー・ミー|Wikipedia。ワールドカップ 日本対クロアチア PK戦で敗れベスト8ならず(12/6)

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