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カテゴリー「興行・放送」の検索結果は以下のとおりです。

腹心は誰か

菅さんが重用するのは和泉さんですよ。有名な方じゃないですか。コネクティング・ルーム。コネクティング和泉がどういうポジションに就くかでマスメディアの雰囲気はだいぶ変わって来る。

これから世の中の関心は和泉さんに集中する、と言っていたのは作家の佐藤優氏。ラジオ番組「くにまるジャパン極」(文化放送、9/4 9時台)にて。新しい首相による組閣の話。

和泉洋人|Wikipedia

棹差す

自民党の総裁選挙で選ばられた新総裁がほぼ自動的に総理大臣に指名される、その流れに逆らうようで、という趣旨で、その流れに棹を差すようで、と申し上げた

「棹差す」の誤用をリスナーから指摘され、大越健介キャスターがそんな風に弁明の上、訂正していた。三宅民夫のマイあさ!(NHKラジオ第一、9/3)にて。確かに、この用語は誤用されやすい。文化庁がマークしているほどだ。今回、メディアそれもNHKの記者が逆の意味で使うのを聞いてちょっと驚いた。

なぜ誤用されるのか、その推測される原因として、「水をさす」との混同、と文化庁は指摘している。それはありそうだ。それと、夏目漱石が用いた表現が一役買っているような気がする。あの有名な「情に棹させば流される」だ。この箇所を読むと、川底に棹を突きさして舟を止めようとするのに流されてしまう、という情景が目に浮かぶんじゃなかろうか。少なくともおれは最初そんな風に感じた。

情に棹させば云々は、初期の名作「草枕」(1906年)に、「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ」と3点セットで登場する。これに関連する記載が、漱石の講演録「文芸の哲学的基礎」(1907年)にあることを何年か前に知った。没後100年か生誕150年、どちらかの年だったと思う。

# 夏目漱石(1867-1916)、「流れに棹さす」の意味|文化庁、夏目漱石「草枕」「文芸の哲学的基礎」|青空文庫

石破外しとは

国会議員票は菅さんが多くて、地方票は石破さんが多い、となると、決選投票を行った2012年と同じ構図になりかねない。石破さんは負けても「結構やったじゃないか感」が出て来る。そうならないよう反石破としては徹底的に潰しておきたい。

そんな話が、伊集院光とらじおとニュースと(TBSラジオ、9/2 9時台)であった。中村尚登ニュースデスクによる解説。いわゆる石破外し(潰し、封じ)とは、今回の総裁選で勝たせない、ではない。どちらの投票方法になろうとも、石破さんが勝つ見込みはないのだから。反石破派の狙いは、総裁選で負かした上でさらに今後の党内での影響力を削ぐ、という点にある。ま、そういうことなんだろう。

自由でも民主的でもない自民党の体質(9/2)、安倍路線「継承、前進」 菅氏が自民総裁選出馬表明(9/2)、自民総裁選「国民感情からかい離」 党員投票省略は政策見極める機会失う(9/2)、自民党総裁選 投票の仕組みは(9/1)、次の首相、石破氏1位34% 菅氏14%、共同通信世論調査(8/30)

Re: 8月ジャーナリズム

きのうの三宅民夫の真剣勝負!(NHKラジオ第一、8/20 7時台)の中で、NHKスペシャル「渡辺恒雄 戦争と政治」(8/9)のことが話題になった。当家のビデオはこの番組を留守録してくれているだろうか、と確認した際、ここ二週間ほどで録画された番組(以下)を見てちょっと驚いた。原爆、沖縄、東京裁判、そしてアウシュビッツ、8月ジャーナリズムの中でも最重量級が並んでいる。タイトルだけで戦争の悲惨さが十分に伝わって来る。敗戦から75年の今年、NHK(スペシャル)らしいラインナップだ。

  • 渡辺恒雄 戦争と政治
  • 証言と映像でつづる原爆投下・全記録
  • 沖縄 出口なき戦場~最後の1か月で何が
  • ドラマ「東京裁判」(再)
  • 特集ドラマ「太陽の子」
  • 忘れられた戦後補償
  • アウシュビッツ 死者たちの告白

バブル経済は80年おきに繰り返される、と何かで読んだ。80年経って世代が入れ替わると前のことを忘れてしまうのだ。その崩壊によって最終的にどんなひどいことが起こったのか、は、よく伝わっている。けれど、その言い伝えだけでは再発を抑止できない。問題は、ひどい状態に至るには、どんな出発点やきっかけがあったのかが記憶されていないことだ。どこで間違ったのか、間違わないにはどうすれば良かったのか、が伝わっていない。だから繰り返される。

敗戦から75年。もうすぐ80年になる、繰り返しを避けるために自分たちは伝えなければならない、という使命感のようなものを、NHKはじめこの国のメディアは持っているのだろうか。風化云々の言葉を時々聞くので意識はされているのだろう。ただ、開戦から数えると、それも十五年戦争(1931-45年)でとらえると、とっくに80年は過ぎてしまっている。

上にリストした番組は、まだどれも見ていない(東京裁判は前に観た)。どんなトーンで描かれているのだろうか。戦争の悲惨さを伝える以上に、どうすれば戦争を避けられるのかが語られているのだろうか。我々は忘れっぽい。ともすれば過ちを繰り返してしまう。そうであればこそ、戦争につながる原因や理由は何なのか、国のリーダーたちや我々民衆がどういう雰囲気に包まれると好戦的になっていくのか、それをよくよく知っておいて、そこへ近づかないようにしなければならない。ぜひそれをサポートする8月ジャーナリズムであって欲しい。

8月ジャーナリズム(サイト内)

誕生日休暇

私をどこかに結び付けていた風船の糸を、こんな風に、ぷつりと切ってしまうために。

話はそう終わる。ラジオ文芸館「誕生日休暇」(NHKラジオ深夜便、8/10 1時台)。角田光代作。朗読は、なんと、藤井彩子アナだった。先日、たまたま藤井アナがニュースを読むのを聞いた、8/7 21時台。

この「誕生日休暇」の話は知っている、と思った。けれど、著者の本を読んだ覚えはない。はて。パソコンの中を検索してすぐに判った。かつて朗読で聴いたのだ。やはりラジオ文芸館。7年前の13年7月6日、番組が土曜の朝8時台に放送されていた頃だ。この時の朗読は、高橋美鈴アナ、録音を聴き直してみると、「札幌放送局アナウンサーの」と言っている。

シブ5時に藤井アナ(サイト内)

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