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カテゴリー「興行・放送」の検索結果は以下のとおりです。

怒り

おまえは大切なものが多過ぎる。本当に大切なものは増えるんじゃなくて減って行くんだ。

映画「怒り」(2016年)から。「悪人」と同じく、李相日が監督、吉田修一の原作。

直接関係のない3つの話が、並行して進んで行くため、誰か一人に感情移入をするのが難しい。かと言って誰かの立場で総合的な視点が与えられるわけでもない。観る側は、どう考える、どう解釈する、と常に問い掛けられているようでちょっと辛くなる。

主演級は皆さん芸達者、文句なし。豪華過ぎるとも言える。端役では、喫茶店に座っている女性(高畑充希)がいいと思った。湧き上がる感情を抑え冷静に語ろうとするその表情がとても良い。

悪人ABEMA(いずれもサイト内)。[Filmarks 3.9]。那覇平和通り辺りの商店街

# 今朝の那覇は雨。6時の気温は18度ほど。予報では、このまま下降線をたどり、明朝は9度。こちらに来て、初めて、10度を下回ることになるかもしれない。

見破られたトリック

パターンを読め

モーガン・フリーマン扮するサディアスが言う。映画「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」(2016年)から。続編。原題は、"NOW YOU SEE ME 2"。

前作でまんまとはめられた保険屋が、マジシャン4+1人への復讐を果たそうとする。色んな人が絡んで来る。誰が敵で、誰が味方なのか、最後の最後まで判らない。ちょっと凝り過ぎかもしれない。

勝ち切ってしまうと、相手に恨まれる。復讐もされる。それを避けるために、敢えて51%ぐらいの微妙な勝ちを目指すべき、と誰かが言っていたことを思い出した。

グランド・イリュージョンABEMA(サイト内)

グランド・イリュージョン

理論や解決が全てじゃない。秘密にしておく方がいいこともある。

最後、セーヌ川にかかる橋の場面で、アルマがディランに言う。映画「グランド・イリュージョン」(2013年)から。原題は、"NOW YOU SEE ME"。

ジェットコースターに乗ったような楽しい映画だ。どんでん返しの謎解きに到る筋立てはよく練られている。役者陣は、メラニー・ロランとマーク・ラファロの主役級2人にマジシャン4人皆さん申し分なし、モーガン・フリーマンは言うまでもない。

観終わって気付いた、ディランが言った「嫌いなのは人を食い物にする連中だ。人の弱味や信じている大切なものを平気で利用し踏みにじる」が、重要な意味を持つことに。その連中は、パリの銀行や、保険屋、金庫メーカーというわけだ。

ABEMA(サイト内)。Beethoven's concerto D major

スワロウテイル

この国のビジネスマンは、みんなグリコを食べて大きくなった

離れ離れになった兄妹二人が、別の場所で同じことを言う。岩井俊二監督脚本の映画「スワロウテイル」(1996年)から。タイトルは、Swallowtail Butterfly、アゲハ蝶のこと。

へえ、こんな映画があったのか。筋立てや、役者陣、主人公らの挑戦や葛藤、各々は、まあまあのレベル。けれど総合的には決して悪くない。成長と発展途上が綯い交ぜになった昭和のニオいがする中、「ブレードランナー」や「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」を少し感じさせる不思議な雰囲気の作品になっている。

桃井かおりの記者や、塩見三省の三下はハズれ。出演者に浅野忠信の名があるけれど、どこに出ているのか判らなかった。

ABEMA(サイト内)

天使のくれた時間

ようこそ地球へ。

これには笑った。パパがいつもと違う、エイリアンとすり替わったんだ、と年端も行かない娘は考える。映画「天使のくれた時間」(2000年)から。原題、The Family Man。

「パラレルワールドもの」なんだろうな。「時間もの」では、「恋はデジャブ」や、「ある日どこかで」「スローターハウス5」など好きな映画がある。本作も、そのリストに加えることにしよう。

聡明な妻ケイトを演じるティア・レオーニがチャーミングでたいへん良い。

ABEMA映画十選(いずれもサイト内)。「面白くなるぞ。これから起こることは、あんたが招いたことだ」

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