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W杯外交と神経剤

英南部エームズベリーの住宅で倒れ重体になった40代の英国人男女2人から、神経剤「ノビチョク」が検出されたことが4日分かり、英社会に衝撃を広げた。

2018/7/5 19:00 日経速報ニュース「再び神経剤に衝撃 英2人重体、接触経緯は不明」から。このノビチョクという猛毒は、3月に起きた元ロシア・スパイらへの暗殺未遂で使用された。この事件では英政府がロシアの関与を断定し、欧米諸国が協調して対ロ制裁を発動した。

英国で起きたロシア人元スパイ暗殺未遂事件も響いている。ロシアが関与したとして英政府は王室や閣僚を派遣しないと表明。アイスランドやポーランドも続いた。制裁でロシア外交官を追放した29カ国のうち、W杯出場国は10カ国。

これは、2018/6/10 日本経済新聞朝刊「サッカー・ロシアW杯開幕(14日)―プーチン氏、国威発揚狙う」から。記事にある10か国というのは、仏、独、ポーランド、デンマーク、スペイン、豪州、スウェーデン、クロアチア、ベルギー、そしてイングランドを含む英国のこと。

その10か国の内、5か国が8強に残っている。対ロ制裁している国は、10/32 から、5/8 に濃縮された。残りの3か国は南米のブラジルとウルグアイ、そして当事国のロシアだ。ロシアは、準々決勝(7/7)でクロアチアと対戦し、それに勝てば、スウェーデン-イングランド戦の勝者と当たる。いずれも対ロ制裁の国々だ。さらに勝ち進めば決勝で、仏かベルギーとの対戦もあり得る。

マクロン仏大統領などは「自国が勝ち進んだ場合の観戦訪ロに意欲を示す」とも伝えられ、プーチン政権としては、W杯外交で融和を図ろうと食指を動かしたのだろうが、ノビチョク再来とあっては思惑は外れるか。国際的な孤立感を、益々、深めることになるのかもしれない。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ノビチョク

W杯、8強出揃う

イングランドがコロンビアを降し、8強が出揃った。準々決勝の組み合わせは以下。残念ながら、ここに日本の名はない。もし、グループHを1位通過して、ラウンド16はベルギーではなくイングランド戦だったらと思わずにはいられない。

7/6、ウルグアイ-フランス
7/6、ブラジル-ベルギー
7/7、スウェーデン-イングランド
7/7、ロシア-クロアチア

W杯の8強、いわゆる強豪、それらのイメージが重なる。果たしてどうだろうか。過去、どんな国が8強だったのか、参加チームが32か国になって以降に限って見てみた。1998年の第16回フランス大会から現在進行中の第21回ロシア大会まで、6つの大会が対象になる。6大会の8強、全部で48枠だ。

6回:ブラジル
5回:ドイツ
4回:フランス、アルゼンチン
3回:イングランド、オランダ
2回:イタリア、スペイン、ウルグアイ*、クロアチア*、ベルギー*

6回すべてで8強に勝ち上がったブラジルを筆頭に、複数回、登場する国々をリストにした。これらすべてを足し合わせると35枠となり、全48枠の73%を占める。一回平均にするなら5.8枠。8強の内ほぼ6枠が複数回登場国で、残り2枠が新顔ということになる。差し詰め今回なら、新顔はロシアとスウェーデンだ(32か国参加の大会に限っての話)。

複数回8強になった国々が、だいたい強豪のイメージに合致するだろうか。あと加えるとするならポルトガルか、6大会で8強に1回のみ登場した。

ただし、今回のロシア大会では、ドイツはグループリーグで、アルゼンチンとスペインはラウンド16で、各々敗退している。オランダとイタリアは大会にすら来ていない。一方で、ウルグアイなど3か国が新たに複数回8強のリストに加わった(*印)。勢力図が少しずつ変わって来ているのかもしれない。

https://ja.wikipedia.org/wiki/FIFAワールドカップ
スペインが消えた「右の山」、“見慣れない”決勝進出チーム登場へ。少なくとも52年ぶり

日本、ベルギー戦へ

東洋から静かにやって来た彼らだが、個性を放つ。このチームはどんな相手をも苦境に陥れる能力を持っている

日本代表チームについて記された、goal.com の記事 伊メディアが西野ジャパンを分析「楽しませるサッカー。どんな相手でも苦境に陥る」をピックアップしていた。引用はそれから。今夜(7/2)、果たしてベルギーを苦境に陥れることができるだろうか。

きのうのゲームはいずれも延長戦までもつれ込みそれでも決着しなかったようだ。結果、ロシアとクロアチアが、各々 PK 戦を制して8強へ。

ESP 1-1 RUS
CRO 1-1 DEN

W杯、ラウンド16開始

決勝トーナメントのラウンド16(一回戦)が始まった。初日(6/30)の結果、フランスとウルグアイが各々駒を進めた。

FRA 4-3 ARG
URU 2-1 POR

この2カードは、欧州と南米の戦いとなった。過去20回の大会での優勝国は、ブラジルの5回を筆頭に、その二大陸から出ている。今回、その二大陸以外でグループリーグを突破した代表チームはメキシコと日本の二か国に過ぎない。過去、どうだったろうか。参加国数が24になって以降に限って状況を見てみた。1998-2018は32か国が参加、1982-1994は24か国。

2018、2(メキシコ、日本)
2014、5(米国、メキシコ、コスタリカ、アルジェリア、ナイジェリア)
2010、5(米国、メキシコ、ガーナ、韓国、日本)
2006、2(ガーナ、豪州)
2002、5(米国、メキシコ、セネガル、韓国*、日本*)
1998、2(メキシコ、ナイジェリア)
1994、4(米国*、メキシコ、ナイジェリア、サウジアラビア)
1990、2(コスタリカ、カメルーン)
1986、2(メキシコ*、モロッコ)
1982、0(一次リーグで16チームではなく12に絞られた)

欧州と南米、その二大陸以外で一次リーグを突破した国、傾向があるようだ。当然のことだが、全参加国数が32になって、それは増えている、平均で、全24か国→2、全32か国→3.5。それと、自国が開催国(*印)になると突破する。そして、それ以降、しばしば顔を見せるようになる。86年のメキシコや、94年の米国、02年の日韓。

これら面々で決勝戦まで勝ち残った国はない。韓国の第4位が最上位(02年)。さて、今回はどうなるか。

日本、薄氷の1次リーグ突破

残り10分ほど、長谷部選手が途中出場した辺りから web(日経のサイト)での中継をちらちらと見た。

日本が後ろでボールをまわしています。攻めに出て行きません。コロンビア対セネガルが1対0のコロンビアの勝ちで終わった場合、フェアプレーポイントで日本が2位になる、という計算があってのことでしょうか。

と出た。このポーランド戦には負け(てい)るが、一次リーグ突破を目論んでいることが伺われた。客席からブーイングが出ているようだし、色んなところから批判が出てメディアに叩かれることになるだろうなと思いつつ、顛末を見届けてから眠った。目が覚めてから、少し見てみると、

ロシアの大衆紙モスコフスキー・コムソモーレツ電子版「日本は試合をひどい形で締めくくった」、韓国紙スポーツソウル「スポーツマンシップに欠けた試合」、元北アイルランド指揮官のマイケル・オニール氏「次のラウンドでボコボコにされるのを望んでいる」などなど

案の定、叩かれた。

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