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カテゴリー「興行・放送」の検索結果は以下のとおりです。

人手不足への対策

働き手も努力が求められる。産業構造の変化や、技術の進展を見据えて、生涯に渡って学び直していく、こういう姿勢が重要

ラジオの番組で人手不足への対策が語られていた。

人手不足は経済にとってマイナス要因になる。企業側は、賃上げや、人材の育成、事業の転換、DXの推進で対応しようとしている。もちろん、政府にも、制度の見直しなど対応が求められる。

それだけでなく、労働者も努力しなければならないと言う。バリバリ働いている世代が学び続けることが求められるのは当然だ。が、「生涯に渡って」、つまり死ぬまで、学び直せというのは言い過ぎじゃないか。大手シンクタンクが、そんなことを、いけしゃあしゃあと語る。なんとも世知辛いことだ。

人手不足と賃金停滞の併存安い労働力を求めた結果(いずれもサイト内)。「人手不足に直面する日本経済」三菱総合研究所 研究理事…武田洋子▽マイ!Biz(NHKラジオ第一、5/27 6時台)

下山事件

我々は主権を取り戻せたのだろうか

布施健検事に扮した森山未來がそう言う。録画しておいたNHKスペシャル未解決事件「下山事件」(NHK総合、3/30 19時半)を観た。ドラマとドキュメンタリーの二部構成。

ドラマの冒頭、田中角栄元首相がロッキード事件で逮捕される。1976年のこと。当時検事総長だった布施が、その27年前の下山事件を思い返すことで物語が始まる。彼は東京地検の主任検事として事件の捜査を指揮した。

米ソ開戦に向けて準備を進めていた米国は、反共の砦、日本において、鉄道を軍事利用することを日本に求めた。それに反対した国鉄総裁下山定則は、米国の日本占領機関GHQの手先によって消された。それが下山事件の真相、と番組はニオわせていた。

実質的にまだ占領下にある未解決事件(いずれもサイト内)。NHKスペシャル未解決事件WEB特集 未解決事件File.10「下山事件」ドラマ主演森山未來さんに聞く(4/1)、布施健(1912-1988)

西洋の心の故郷

西洋が、長い間、自らの心の故郷として疑いを持たなかったギリシャ文明が、実は、バビロニアの影響下に成立した、という大胆な主張だった

西洋では、数学を含め文明の起源は、ギリシャにあると確信されていた。それに反して数学者のオットー・ノイゲバウアーは、古代ギリシャのピタゴラス学派の数学はバビロニア起源であると主張した。これは、20世紀初頭の西洋世界に大きな衝撃をもたらした。なにせ西洋の人たちの多くは、バビロニアなどオリエント地域は「本質的に異質な世界であり軽薄で非合理的世界」と見做していたから。

古い録音(mp3)のリストにピタゴラスの名があったので聴いてみた。2022年に放送されたラジオ番組「ピュタゴラスの定理は誰のもの」。

西洋の人にとって心のふるさとは、ローマにある、いやいやギリシャにある、とドイツ人の同僚が言ったことがある。そんなこと言われても、東の果ての島国に生まれた私にはぴんと来ない。へえそんなものなのか、と生返事をしていたら、

パルテノン神殿みたいな建物があちこちにあるだろう、と彼は続ける。ニューヨーク証券取引所しかり、リンカーン記念堂しかり。移民の国アメリカでさえそうなんだ。古代ギリシャ様式を模した建造物が、この現代に建てられる。なぜそんなことが起こるのか考えてみると良い、と。それを聞いて、あ、そういうことなのか、と、ちょっと納得したりした。

# 「数学者たちのこころの中」第2回「ピュタゴラスの定理は誰のもの」三浦伸夫▽こころをよむ(NHKラジオ第2、2022年1月9日 6時)、オットー・ノイゲバウアー|Wikipedia

 

石見相聞歌

恋人が住む場所であれば、どんなところであっても素晴らしい。他人が何と言おうと最高だ

PCでNHKらじる★らじるにアクセスすると、万葉集の歌を解説していた。それは、柿本人麻呂が詠んだ「石見相聞歌」だった。一首目の長歌、巻2-131。

石見には、良い浦(入り江)はない、良い潟(浅瀬)もない、と他人は見るかもしれないけれど、そんなことはいいんだ、と人麻呂は詠む。風景描写に妹(恋人)を掛けている。現地に置いて来た妹のことを他人は良くは言わないかもしれないが、自分にとっては愛しくてしようがない女だと。

上で引用した解説を聞いて、ユーミンの「夕闇にひとり」に少し通じるものがあるように感じた。その歌は「あの人の噂が聞ける街なら私は流れて行くわ」と始まる。

験なき物を思はずは(サイト内)。こころをよむ「万葉びと、その生と死と」(4)「愛と別れと」、【出演】國學院大學文学部教授・上野誠(NHKラジオ第2、5/4 17:45)

浪速のモーツァルト

大嫌いです。それ言いますと、モーツアルト信奉者が一杯いてはりますから、このくだりはお聞きにならないようにお願いしたいんですけど。モーツアルトみたいな整然とした感じはあまり好きやない。もうちょっと奔放な、切ったら血が流れるような音楽の方が好きなんです。

浪速のモーツアルトことキダ・タローさんは、インタビューで訊ねられ、モーツアルトは嫌いと答えていた。ショパンを信奉しているとか。

関西発ラジオ深夜便「明日へのことば」(5/4)から。初回放送2023年2月。

「生活笑百科」のテーマ曲などキダさんの曲が何曲か流れた。その一つ「平成古寺巡礼」のテーマ音楽は「小さな旅」のそれに少し似ていると感じた。あちらは大野雄二作曲。

ラジオ深夜便モーツアルト十選(いずれもサイト内)。関西発ラジオ深夜便▽明日へのことば「浪速のモーツァルト(2)~90歳過ぎてますます元気」全2回【出演】作曲家:キダ・タロー、聞き手:住田功一元アンカー(NHKラジオ第一、5/4 午前4時台)

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