エントリー

カテゴリー「興行・放送」の検索結果は以下のとおりです。

待ち望まれた日

政の頂にある者が人々の心をまことに掴むのは並大抵のことではない。

白居易「新楽府」を講義する場面が描かれる。大河ドラマ「光る君へ」第36回「待ち望まれた日」から。NHKプラスで観た。

一条天皇の中宮、彰子が若宮を生む。誕生50日の宴で主人公二人が歌を披露。「今はまだ50日ですが、若宮の治世はずっとずっと長く続くのでしょうね」と紫式部が詠めば、「鶴は千年生きると言う、それほどに長生きすれば、ずっと続く若宮の治世を見届けることができるだろう」と、道長が、阿吽の呼吸で返す。道長の正妻、倫子が何とも言えない表情を見せる。扮する黒木華は芸達者だ。

道長は、その一首の中で、鶴を葦田鶴(あしたづ)と詠んだ。高市黒人の鶴(たづ)の歌へ連想が繋がった。「桜田へ鶴鳴き渡る年魚市潟潮干にけらし鶴鳴き渡る」(巻3-271)。万葉集には鶴を詠んだ歌はたくさんある。中でもこれは特に有名な一首だろう。

干潟は潮が引いたので鶴は別のところへ飛んで行く、と詠んだこの歌は、もしかすると政治向きのメッセージが込められているのではなかろうか。人々はより良い場所を、つまりより良い政治を求めているものだ、と。

政(まつりごと)のリーダーは、人々の心をしっかり見つめていなければならない。

光る君へ(34)万葉の歌十選「日めくり万葉集」メモ(いずれもサイト内)。光る君へ(36)待ち望まれた日(NHK総合、9/22 20時)、自民 石破新総裁 衆院解散・総選挙「なるべく早く審判を」(9/27)

米大統領選の行方

支持率は、辛うじてハリス氏がリードしている。が、実質的にはまったく互角。

両陣営とも決め手に欠ける、そんな解説だった。渡辺靖教授(慶應義塾大)のお話。

ハリス氏は、支持率で、全米2ポイント、激戦州7州で0.1ポイント、わずかながらリードしている。が、大統領選は、選挙人を選ぶ間接選挙。州ごとの人口を考えると共和党にやや有利な「カラクリ」になっている。民主党が選挙人で過半数を獲得するには、全米の支持率で最低3ポイントはリードする必要がある。「トランプ氏が勝利してもまったく驚かない状況にある」。

上智大の前嶋教授も、2ポイントのリードは誤差範囲だと言っていた。ほぼトラとか確トラとか言われるトランプ氏は選挙には強くない、一方のハリス氏は、ぽっと出だ。やはり両者決め手を欠く。「弱い者どうしで競っている」。

さあどうなる。投票は、11月5日。

リーダーの引き際トランプ登場に備えよ(いずれもサイト内)。「アメリカ大統領選挙 最新情勢と選挙の行方」渡辺靖(慶應義塾大)▽マイあさ!けさの“聞きたい”(NHKラジオ第1、9/19 7時台)、「米大統領選・勝敗のカギ」前嶋和弘(上智大総合グローバル学部教授)▽同(NHKラジオ第1、9/6 7時台)

鳥獣戯画

下書きがあったはず。絵そのものには下書きの線はない。おそらく簡単なラフな下書きを別の紙に書いて写したものと思う。構えた姿勢がない。簡単に線が走っている。これはスゴいこと。躊躇う線がない。

手塚治虫が、高山寺に伝わる「鳥獣戯画」を漫画家の目で評する。1982年の番組「私と鳥獣戯画」。

非常にスムースに書かれていることから、これそのものが、下書きのような、責任のない絵だったのかもしれない。とも述べている。

高校の副読本か何かにこの絵が出ていた。全部じゃなかったと思う。蛙チーム対兎チームその弓矢の試合に遅刻して走って来る一羽の兎、早く早くと呼び掛ける仲間の兎。この場面が好きだった。

# 手塚治(サイト内)。日曜美術館「私と鳥獣戯画」手塚治虫▽おとなのEテレタイムマシン(NHK-Eテレ、9/14 22時、1982/11/21初回放送)

特売情報から見えるもの

去年の年末あたりからスーパーの特売がじわじわと増えて来ている。

狙いは、「特売」による集客。局面としては、円安が進みメーカーもスーパーも値段を上げたいが、なかなかそうもできない。消費者の所得が追い付いて来ないためだ。節約に向かう客を「特売」によって引き寄せようとしている。

渡辺努教授(東京大学大学院経済学研究科)のお話。1200店舗ほどのスーパーに協力してもらって「特売」の情報を集めている。そこからある一定の傾向が見えるのだとか。

7月、日銀は政策金利を0.1%から0.25%へ引き上げることを決めた。「特売」の傾向からも消費はなかなか振るわない状況が見えている今、日銀の利上げ判断は時期尚早だったのではないだろうか。

やはりと言うべきか。きのう(9/20)、日銀は金融政策決定会合で政策金利の据え置きを決めた。

# マイ!Biz▽「検証 金融市場の混乱」【出演】渡辺努(東京大学大学院経済学研究科 教授)(マイあさ!、NHKラジオ第1、9/13 6時台)、日銀 マイナス金利政策を解除 異例の金融政策を転換(3/20)、日銀 追加利上げ決定 政策金利0.25%程度に(7/31)、日銀、利上げ先送りの公算 総裁選を注視 19日決定会合(9/14)、日銀総裁、利上げ判断「時間的に余裕」 金利は据え置き(9/20)

クレモナ

ルイジはアントニオの喧嘩友だち。アントニオはルイジの白馬を狙っていた。バイオリンの弓は白馬の尻尾。

アントニオはバイオリン工房の主だ。佐々木昭一郎作「川の流れはバイオリンの音-イタリア・ポー川」(1981年)から。「川」3部作の一つ。主演、中尾幸世。

ピアノ調律師、A子は、ストラディバリウスの故郷、イタリアのポー川沿い、クレモナを訪れる。川を見つめ、音を探す。出逢う人、出逢う人、みんないい声で歌う。

ベネチアから一挺のストラディバリウスが里帰りしていた。クレモナの市役所に保管されているそれを、毎日、朝7時、5分間だけ、助役が弾く。このシーンがいい。

NHKプラスで、ストラディバリウスの番組をやっていた。それを観て、この佐々木作品をまた引っ張り出して来た。

佐々木昭一郎さん死去弦楽器専門店の工房から(いずれもサイト内)。NHK特集「川の流れはバイオリンの音-イタリア・ポー川」(NHK総合、1981/5/1 19:30-20:49 初回放送)、「ストラディバリウス」▽「ステータス」(2)(NHK総合、9/11 19:57-20:41)

ユーティリティ

« 2026年01月 »

- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

新着エントリー

不破哲三氏死去
2026/01/18 06:37
HDMIケーブル、MB-B503E
2026/01/17 07:06
シンギュラリティ
2026/01/16 05:55
原発の不正と社会の責任
2026/01/15 07:00
灯台からの響き
2026/01/14 07:02
癒えない傷跡
2026/01/13 07:14
年末年始の番組、25-26年
2026/01/12 07:10
浜岡原発、失敗の本質
2026/01/11 06:01
若き指揮者たち
2026/01/10 07:32
高市首相、その人気とは
2026/01/09 06:21

過去ログ

Feed