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パリオリンピック総集編

やり投げの練習とは、ただ投げるだけではない。7割の練習はただ走ることだけに費やす。投げるのはあくまでも二の次だ。何よりもしっかりとした土台を作らねばならない。

コーチのダビッド・セケラック氏が言う。引用は、パリオリンピック2024 総集編 夢を信じて(NHK総合、8/17 19:30-20:42)から。

コーチの適切な指導。血の滲むようなトレーニング。皆そうやって高みを目指した。それは何もメダリストに限ったことではない。敗者にも物語はある。

友人とのやり取りの中でこんなことを書いた。

オリンピックの総集編を見たよ、NHKプラスの見逃しで。勝って泣く敗れて泣く。敗者の涙がつらい。もらい泣きしそうになる。

長年、新規事業の開発を担当した。これって負け戦さばっかり。極端に言えば、百やって成功するのは一つか二つ。そりゃそうだ、成功確率が高ければ、世の中、新しい事業ばかりになる。実際はそんな甘くないわけで、開発マンは辛酸をなめ続ける。それだからか、敗者の涙には、かなり同情的。苦労し、努力し、いいところまで来たのに、負けてしまう。そこに至るまでのプロセスを想像する、他人事ではない。

あるスイマーは病に倒れても決して諦めず、また世界レベルに復帰したのだとか。その頑張りが、まず、スゴい。結局、今回の五輪では勝てなかった。似たような経験がある。国際的なデカい事案だった。一度失ったその件は懸命に復活折衝して、いい線まで行く。が、最後の最後で再び落っこちた。スイマーの無念さは多少なりとも感じられる。

沢木耕太郎の「敗れざる者たち」をまた読みたくなった。

閉幕、退陣、敗戦御家芸でメダル量産沢木耕太郎(いずれもサイト内)

嘘くさい平和の祭典

3日続けてパリ五輪の話。

今大会の期間中、テレビを観なかったのは特に理由があったわけではない。なんとなくだった。が、このことは気になっていた、

「大会開催中は休戦期間」がそもそもの原則ではなかったか

引用は、webの記事、「平和の祭典」はどこへ、パリ五輪中にウクライナとイスラエルが大攻勢、北京五輪ではプーチンも侵攻を自重したのに(8/13)から。

オリンピックに反対するつもりはない。賑やかに開催すればいい。けれど、堂々と戦争をしている国がある一方で、平和の祭りを開くのはどうかと思う。オリンピック憲章から平和の文字をすべて削除し、平和の祭典なんて看板は降ろした方が良いのでは。どうも嘘くさくていけない。

友人とのやり取り(8/6)の中でこんなことも書いた。会期中は休戦、それができないのだったら、逆に「戦争やってる時は、五輪中止にして、リアルな戦場を中継してみれば、って思う」と。無慈悲な戦場やそこに住む人々の悲惨さを、五輪中継の替わりに、徹底して放送し続ければ、戦争を止めようという声は世界中でもっと高まるはず。

もし、戦場から中継となった時、どんなスポンサーが付くのだろうか。いわゆる死の商人と呼ばれる企業の名が並ぶのだろう、と不謹慎な想像をしてしまう。

御家芸でメダル量産(サイト内)。「平和の祭典」はどこへ、パリ五輪中にウクライナとイスラエルが大攻勢、北京五輪ではプーチンも侵攻を自重したのに(8/13)、オリンピック復活させた男爵 掲げた理想 パリはどこまで?(8/13)、パリ~キーウ 2075km、那覇~札幌 2250km

御家芸でメダル量産

きのうの続き。パリ五輪での日本のメダル45個、その内訳を見てみた。

複数個のメダルを獲得したのは、レスリング(11)、柔道(8)、フェンシング(5)、体操(4)、スケートボード(4)、卓球(2)、バドミントン(2)。括弧内はメダル数。

以下の競技では1個ずつ獲得した。ブレイキン、陸上、競泳、セーリング、スポーツクライミング、飛び込み、近代五種、馬術、そして、ゴルフ。

いわゆる御家芸と呼ばれる競技でメダルを量産したことが見て取れる。競技人口が多く人材は豊富で、施設やコーチ陣も充実している。五輪などで良い成績を残し、さらに競技をする人が増え予算もつく、という好循環が生まれているのだろう。

スポーツクライミングや、ブレイキンなど、スケートボードもかな、五輪では比較的新しい競技で好成績を収めたようだ。今回、団体球技は、サッカーやバレーボールなど多くの種目で出場を果たしたと聞いたけれどメダルのリストには登場しない。

陸上でメダルをとった種目は女子やり投げだったとか。これには驚いた。が、近代五種にはもっと驚いた。どちらも、国内に世界レベルで戦える先人がごく限られ、自ら道を切り開いていく必要があったろう。その苦労や努力は並大抵ではなかったはず。

やり投げの北口選手は、「5年ほど前から拠点とする“やり投げ王国”チェコでこの投げ方を身につけてきました」。東欧チェコに渡って研鑽を積んだ。

近代五種の佐藤選手は、5種の内フェンシングの強化では、「東京大会で金メダルパリ大会でも銀メダルを獲得した男子エペ団体のメンバーと一緒に練習を始めました」。今や御家芸のフェンシング、その日本代表と一緒に練習した。

本場で一流の人たちの教えを乞う、世界レベルを目指すには必須の要件かもしれない。

パリ五輪総集編のような番組は放送された(る)のだろうか。それくらいは見ておこうかと思う、見逃し配信されている間に。

人口あたりのメダル数(サイト内)。【全リスト】パリ五輪 日本のメダル獲得数は45個 金20・銀12・銅13 金メダル数20とメダル総数は海外開催大会で最多に(8/11)、五輪球技の活況 快挙にも兜の緒を締めよ(6/15)、北口榛花が金メダル 陸上女子やり投げ パリ五輪(8/11)、近代五種 佐藤大宗 銀メダル 近代五種で初のメダル(8/11)

人口あたりのメダル数

最終日に金メダル2つを獲得したことで、日本が今大会で獲得したメダルは金20個、銀12個、銅13個の合わせて45個となり、総数で6位。

NHKの報道にそんなデータがあった。上位の方は「メダル総数 アメリカ1位 中国2位 イギリス3位」だったとか。以降を調べてみると、4) フランス、5) 豪州、6) 日本、7) イタリア、8) オランダ、9) ドイツ、10) 韓国、と続く。

各国の人口を考慮するとどうなるだろうか、ちょっと気になって計算してみた。人口1千万人あたりのメダル数を算出。例えば、アメリカだと、今回のメダル数126個を、3.35億人で割り算すると、3.8個/千万人の数字が出る。小数点以下第2位四捨五入。

アメリカの3.8、それに近いのは、日本(3.6)とドイツ(3.9)。これって、人口に占めるスポーツする人の割合が似通っているということだろうか。それとも五輪に対する国の熱心さが似ているのか。

同じように近い数字が出ているのは、イタリア(6.8)と韓国(6.2)、英国(9.5)とフランス(9.7)、豪州(19.9)とオランダ(19.1)、各々の取り合わせ。これら6か国は人口あたりの数字で比較する限り、米日独より頑張ったと言える。

10位までで残る一国、中国は、0.64と桁違いに小さい数字になった。これは取りも直さず同国のポテンシャルを示している。今回のパリ五輪では91個だった。もし人口あたりの数字が日本やアメリカと同程度になるなら、獲得メダル数は5百個を超える。

次回ロサンゼルス大会(2028年)ではどんなことになるだろうか。

パラグアイに5-0で快勝兜の緒を締めよ(いずれもサイト内)。パリオリンピック メダルランキング【8月11日】(8/12)、パリオリンピック国別メダルランキング世界の人口ランキング

貧乏神

ばかなこと言いなさんな。あのねぇ、おまえはねぇ、もっと、ぱーぱーぱーぱー言うのがおまえらしいんやらからねぇ。そのねぇ、しおらしいこと言いなさんな。

久しぶりに桂枝雀の落語を聴いた。演目は「貧乏神」。枝雀さんが演じた新作落語の中でおそらく最もよく知られている噺の一つだと思う。小佐田定雄作。

いつもは、えらそーに言う人が殊勝にしている。この部分を聴いて、二つの歌詞が頭に浮かんだ。一つは「埠頭を渡る風」の「もうそれ以上やさしくなんてしなくていい、いつでも強がる姿、好きだから」。もう一つは「ふってあげる」から「もっとしおらしい娘が似合うのにどうして私を好きになったの」。どちらもユーミンの曲。

枝雀ユーミン(いずれもサイト内)。日本の話芸(リストア版)落語「貧乏神」桂枝雀▽おとなのEテレタイムマシン選(NHK Eテレ、7/30 22:45、1995/5/19初回放送)

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