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カテゴリー「興行・放送」の検索結果は以下のとおりです。

天才棋士降臨

プロになってからは対局が忙しくなったので、対局が一番の勉強法かもしれません。

過密なスケジュール(なのだろう、将棋界の事情に詳しくないのでよく判らないが)の中で、どんどん成長していったことがこの本からも読み取れる。対局という実戦が、あたかも栄養源となっているかのごとく。「天才棋士降臨・藤井聡太-炎の七番勝負と連勝記録の衝撃」(日本将棋連盟書籍編集部編、マイナビ出版、17年)から(p36)。

羽生善治棋士が「藤井さんの将棋」を評する(p64あたり)。「穴らしい穴がほとんど見えない」、つまり定跡を既に十分に知っている。将棋ソフトよりは古典的な勉強法である「詰将棋を解くことによって身に付けた」方が大きいようだ。昨今、早く強くなる環境が整っている。それは皆同じ条件、「そこから藤井さんが抜け出した」。

どうやら、勉強して、努力して、ということが強さの源泉のようだ。言うまでもないか。実際、本人は「羽生三冠の将棋はいままで何百局も見ている」(p42)と書いている。何百局も見て、それを記憶しているということだ。これは凡人にはできない。努力する素養を身に付けている。天才は、1%の閃きと99%の汗(努力)、という言葉を、ふと思い出した。汗は誰にでもかけそうだが、どうやらそうでもなさそうだ。

天才藤井聡太

一日10時間くらいは勉強しています。サラリーマンだってそのくらい毎日働くでしょう。同じですよ。棋士だって。

あるトップ棋士の言葉として紹介されている。「天才藤井聡太」(中村徹、松本博文共著、文藝春秋、17年)から(p32)。

最寄り図書館のサイトで検索するとタイトルに藤井聡太を含む本が何冊か出て来る。予約を入れた三冊の内、最初に開いたのはこの本。たいへん楽しく読んだ、差し手の話は分からないし、将棋にはさほど興味もないのだが。

警察庁長官狙撃事件

九つの真実に一つの嘘が混じって何がおかしいと言いましたけど、あれ逆でしたね。この世の中に九つも本当のことなんでありゃしない。九つの嘘に混じって一つの真実があれば十分です。

イッセー尾形扮する受刑者が言う。NHK スペシャル、未解決事件 file.07「警察庁長官狙撃事件」実録ドラマ(9/8 放送)から。なかなか見応えのある番組だった。

万灯

豊かさより足りないからとそれを貧しさと言うのだろうか。

村の長老がそんなことを言う。瀕死の子供がいるのに診せる医者さえいない村だ。ミステリースペシャル「満願」第一夜「万灯」(NHK総合、18/8/14放送)から。

さらに「夜警」「満願」と全三話を観た。第二夜「夜警」の出来が良いと思った。

夏の甲子園、79年

「白球回想-夏の兵庫大会史」という新聞記事が目に留まった。今年5月、帰省している際に実家で読んだ神戸新聞の連載だ。第61回大会(1979年)は、5月22日の紙面にあった。その大会で、私が通っていた高校(の野球部)が優勝した。二年の夏のこと。見出しにこうある。

波乱の大会、明石南初V

私立の強豪、例えば東洋大姫路や、報徳、滝川など、が、しのぎを削る兵庫県で、公立が頂点に登ることは珍しかった。公立の各校がめきめきと力を付けている頃で、その大会では「波乱が相次いだ」。8強のうち公立が7校を占めた、とその記事にある。

兵庫大会で優勝した明石南は、果たして全国大会ではどうだったか。一回戦、5-4 で安積商業(福島)に勝つ。延長14回、サヨナラ・スクイズでの劇的な勝利だった。しかし、次の二回戦、残念ながら日大山形に 2-4 で敗れて、その夏の騒ぎは終わった。

ドカベン香川が活躍した年で、彼がいる浪商(大阪)が優勝したとばかり思っていた。が、wiki で調べてみると、浪商は準決勝で池田(徳島)に敗れている。いい加減な記憶だ。決勝では、和歌山の箕島が池田を降し、春夏連覇を達成した。

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