ザ・ウォーク
- 2023/03/03 06:15
- カテゴリー:興行・放送
綱渡り師が死ぬのは渡り切る直前だ。着いたと思って気が緩むのさ。最後の三歩を緩慢な態度で進めたり自分を過信すると落ちて死ぬ。
山での事故も下山時によく起こる。仕事では詰めの甘さが致命傷になる。
引用は、映画「ザ・ウォーク」(2015年)から。[Filmarks 3.7]
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綱渡り師が死ぬのは渡り切る直前だ。着いたと思って気が緩むのさ。最後の三歩を緩慢な態度で進めたり自分を過信すると落ちて死ぬ。
山での事故も下山時によく起こる。仕事では詰めの甘さが致命傷になる。
引用は、映画「ザ・ウォーク」(2015年)から。[Filmarks 3.7]
兵士はチームを選べない。
ベルギー映画「Uボート:235 潜水艦強奪作戦」(2019年)から。[Filmarks 2.9]
「潜水艦もの」としてはそこそこの出来映えだと思う。航行可能なUボートをどうやって入手したんだ、とか、それを10人ほどの素人に動かせるのか、とか、アフリカのコンゴから米国まで燃料は保たないだろう、とか、あの戦闘機はどっから飛んで来たんだ、とか、米国の沖合にドイツの駆逐艦はいないだろう、とか、苦情や疑問は多々あるのだけれど。
ひとえに、潜水艦という独特の舞台設定がなせる業だろう。何せ逃げ場はない。敵の潜水艦や、戦闘機、駆逐艦に攻め込まれると、目が離せなくなる。その緊迫感やドラマ性が、筋立ての欠陥や、今一つの役者陣を補って余りある。
我々は中国海軍だ。ここは中国の領海である。直ちに退去せよ。繰り返す。直ちに退去せよ。
これには笑わされた。全編、中東での話だったのが、エンドロール直前に突如、南シナ海へ切り替わる、何の脈絡もなく。そしてこの警告が発せられる。最初は中国語で、そして英語で。プロパガンダ映画なんだな。
林超賢監督作品「紅海行動(オペレーション:レッド・シー)」(2018年)から。監督の英語名は、Dante Lam、なんとなく聞き覚えのある名だ。[Filmarks 3.6]
中国海軍の陸戦隊が中東のテロリスト集団を相手に大いに活躍する。それを描く単なるアクション映画ではない。プロパガンダ映画であればこそ、制作側の意図するところは、中国軍の強靭さ、優秀さを内外へ誇示することにある。それには成功しているようだ。中国の軍隊など大したことない、と思っている人は一度見ておいた方が良いかもしれない。
# 米中もし戦わば、ABEMA(いずれもサイト内)。オペレーション:レッド・シー(紅海行動)|Wikipedia、GYAO
今は仕事を禁じられた哀れな演出家だ。フィルムのない映写技師、穀物のない水車小屋と同じさ。
著名な舞台演出家イェルスカが言う。1984年の東ドイツ、彼は当局によって反体制の烙印を押され活動を禁止されている。ドイツ映画「善き人のためのソナタ」(2006年)から。観るのは二度目。今回GYAOにあるのを見付けた。[Filmarks 4.1]
原題は、Das Leben der Anderen。当局が「他人の生活」を覗き見る、ぱっと見はそうだけれど、「他人の命」を弄んでいるとも取れる。さらに、「もう一つの顔」のようなニュアンスが込められているようにも思う。意味深長なタイトルだ。
女優クリスタ=マリー・ジーラント、そして、当局側のゲルト・ヴィースラー大尉。二人のコード名は、各々、CMS、HGW XX/7。このコード名が誰を指すのか、観る者にそれをはっきり認識させるまでに少しの間がある。その部分の描き方が上手い。
もう一人、劇作家ゲオルク・ドライマン、彼のコード名はラズロ(Laszlo)。前回観た時にも思ったのだけれど、この名は、映画「カサブランカ」(1942年)を彷彿とさせる。イングリット・バーグマン扮するイルザの夫がラズロという名前なのだ。この名を聞くだけで、あんたが愛すべき男はこいつなのか、本当にそれでいいのか、という雰囲気になる。不思議なもんだ。
# ABEMA(サイト内)。GYAO、善き人のためのソナタ|Wikipedia、カサブランカ|同
振り返るな。人生は目の前に広がってる。
モーガン・フリーマン扮する族長が言う。映画「ベン・ハー」(米、2016年)から。
ちょっと拍子抜け。チャールトン・ヘストン主演の旧作(1959年)を焼き直したんだろうけれど、上手く行かなかったね、と、そんな風に見えてしまう。昨今、CGで様々な表現が可能になっている。映画の良し悪しはそんな小賢しい小手先の小細工で決まるわけじゃないということか。
砂の上を文字が駆け抜けるエンドロールはよく出来ている。こんなところに労力かけるなら本編の方で、もうちょっと、頑張れば良かったね。[Filmarks 3.3]
# ABEMA(サイト内)。GYAO、ベン・ハー (2016年の映画)|Wikipedia