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カテゴリー「興行・放送」の検索結果は以下のとおりです。

亀二題

検校は、亀の化身ってのはどうだい。助けた亀が恩返しに来るんだよ。瀬川は身請けされて龍宮城へ行くのさ。そりゃもう楽しく遊んで。間夫んとこへ帰るのさ。

蔦重(横浜流星)と瀬以(小芝風花)は寝物語で、瀬川花魁の身の上に起こったことを話している。瀬以は、鳥山検校(市原隼人)を悪人に見立てることはできないと言う。

大河ドラマ「べらぼう」(14)「蔦重瀬川夫婦道中」から。この回、心躍るようなタイトルが付いているのだが、それは、ほんのしばらくのこと。瀬以は、涙、涙の手紙を書く。

亀って、水槽の大きさに合わせて大きくなるんですって。小さい水槽に入れてると、小さいまま成長しない

蔵書が成長できるように、計画中の新居では、目一杯、本棚を造るらしい。「心おどる あの人の本棚」第2回から。この回の「あの人」は「池澤春菜(声優・作家)」。

NHKプラスで続けて観た番組、両方に亀の話が登場した。縁起がいいかもしれない。

べらぼう(サイト内)。大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」(14)蔦重瀬川夫婦道中(NHK総合、4/6 20時)、心おどる あの人の本棚(2)池澤春菜(NHK-Eテレ、4/8 21:30)

UFOが釧路に降りる

遠くに行きたかったんですか。でも、どこまで行っても自分からは逃げられないんじゃないかなぁ。影とおんなじ。

NHK土曜ドラマ「地震のあとで」第1話「UFOが釧路に降りる」から。

このセリフを聞いて、もしかしてあの人か、と思った。調べてみると、やはり原作は村上春樹著、短編集「神の子どもたちはみな踊る」(2000年)だった。これは読んでいない。

第2話以降、「アイロンのある風景」、「神の子どもたちはみな踊る」、そして「続・かえるくん、東京を救う」が採り上げられているらしい。

3人は、車で釧路空港からどこかへ向かう途中、レストランでラーメンを食べる。その窓の向こうに展望台が見えていた。見覚えがある。そう、昨年訪ねた、琵琶瀬展望台だ。ここから霧多布湿原が一望できる。あの高台の端の方に食事ができるところがあった。ロケ地に選ばれたのだろう。

北海道へ旅行、24年村上春樹1Q95(いずれもサイト内)。土曜ドラマ「地震のあとで」第1話(NHK総合、4/5 22時)【原作】村上春樹,【脚本】大江崇允,【出演】岡田将生,橋本愛,唐田えりか,北香那,吹越満,泉澤祐希

ラジオと総動員帝国

マスメディアは需要に合わせて供給が行われるような面があるので、国民が求めていることを伝えるということが、どうしても起きやすい。どんどん需要と供給が相互に作用することによって、一つの見方しかできなくなる。

牧野邦昭教授(慶應義塾大学経済学部)がそう語る。NHKの放送100年特集「ラジオと総動員帝国~旧満州の放送音源が問いかける教訓」後編(3/20)から。

満州事変は国際法違反である、という説は、日本放送協会(NHK)のラジオ放送で伝えられることは一切なかった。当時、協会は逓信省の傘下にあったため、当然、国に都合の悪い説は流さない。しかし、それだけではなかったのだ。

満州を手放せという国際社会からの圧力に抵抗する国民感情があった。ロシアなどとの戦争で多くの犠牲を払って獲得した満州だ。そこは血で贖った土地だ。易々と手放すようなことができるはずない。英霊に申し訳ない。

国民がそういう物語を求めていた。ラジオはその需要に応えて、満州で多くの犠牲を払ったと繰り返し伝える。満州を手放したくない国民の気持ちは、益々、高まって行く。

そういうお話だった。のだが、それもこれも国や軍部が書いたシナリオではなかったのかと邪推してしまう。満州は日本のものだと、直接、語りかけるだけでなく、じわりじわりと国民の気持ちをそっちの方へ向けさせて行く、そんな高等なテクニックを駆使することを誰かが考えたのではなかろうか。

旧統一教会に解散命令Re: 中居氏問題でフジ会見明治天皇という人(いずれもサイト内)。コンコルド効果(sunk cost effect)、放送100年特集「ラジオと総動員帝国~旧満州の放送音源が問いかける“教訓”~」前後編(NHKラジオ第一、3/20 21:05-)【アナウンサー】野村優夫【語り】柴田祐規子

東ドイツとフジテレビ

東ドイツでは色々な事が上手く行かず、間違いがあったことも分かっている。でも私たち東ドイツ国民は皆、同じ船に乗って、ともに生きていた。私もその中で力を尽くした一人なのです。

旧東独スケート界の女王、カタリナ・ヴィットがそう言う。その国を採り上げた、NHKのドキュメンタリー「東ドイツ 監視国家 41年の闇」(3/31)から。

ヴィットは、ナチスのゲシュタポに匹敵するシュタージという組織によって、ずっと監視されていた。スポーツ国家である東独にって、スター選手の彼女に西側へ亡命されると痛手になるからだ。しかし、ヴィットは、何度もその機会がありながら亡命しなかった。その国に生きたことを肯定的に語る。東独という船に乗り、尽力したのだと。

同じ31日、フジテレビが設けた外部弁護士による第三者委員会が報告を行った。中居正広氏による同社アナウンサーへの性的暴力の件。会社が、性加害に加担した、そういう調査結果だったようだ。

新聞の社説を読んでいると、「ハラスメントは全社的に蔓延」「倫理観が欠如した会社全体の病弊」(東京新聞、4/1)という記載があった。この会社にとって、そんなこと当たり前だったわけだ。皆で同じ船に乗っていた。

東ドイツという船は沈んだ。果たしてフジテレビ丸はどうなる。

中居氏問題でフジ会見善き人のためのソナタ(いずれもサイト内)。映像の世紀バタフライエフェクト「東ドイツ 監視国家 41年の闇」(NHK総合、3/31 22時)

狂気の11月戦争

オウム真理教は、疑似国家を目指していたと言っていいと思います

国内でのクーデターを企てていた。と、意外な人物がコメントした。北村滋氏だ。NHKスペシャル「オウム真理教 狂気の“11月戦争”」(3/20)から。

その人は、安倍政権時に特定秘密保護法などの策定に携わった。それでその名前を覚えている。内閣情報官などの要職にあった方だ。その頃から十数年前遡った1995年3月、地下鉄サリン事件当時は、警察庁の警備局外事課理事官で、「オウム関連の情報を収集」に関与していたことをこの番組で知った。

同じ日、19時のニュースでもそのクーデター計画を採り上げていた。ここでインタビューに応えていたのは、「警察庁」のその人ではなく、当時「警視庁」トップとして捜査指揮した井上幸彦元警視総監だった。

捜査対象のその宗教団体は、事件の何年か前の衆院選に多くの候補を擁立していた。正しいやり方で政治への進出を狙っていたわけだ。その一方でパソコンを売ってもいた。日本橋駅の階段を出た辺りでパソコン帽子を被ったお兄さんがビラを配っていたことを覚えている。いったいどういう組織なんだ、と思ったものだ。が、まさか化学テロで我が国の政権を転覆させようとしていたなんて・・・。

あれから○○年、25年3月官邸官僚(いずれもサイト内)。NHKスペシャル「オウム真理教 狂気の“11月戦争”」(NHK総合、3/20 21:30)、NHKニュース7▽地下鉄サリン事件30年 今も続く苦しみ、オウム国家転覆“11月戦争”計画(NHK総合、3/20 19:00)

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