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カテゴリー「興行・放送」の検索結果は以下のとおりです。

目から鱗、その出典

キリスト教の使徒、パウロは癲癇(てんかん)を病んでいた、という説がある。

NHKラジオの聴き逃しで、「文学と精神医学」というタイトルに引かれてその番組を聞いているとそんな話が出て来た。

彼、パウロは、ダマスコ(現在のダマスカス)へ向かう道中、天の光を見た。主イエスの声を聞き、失明してしまう。この経過は、癲癇性精神病で見られる夢幻様状態、と考えれば説明がつくのではないか。そうと思わせる記述が聖書の中に他にも色々あるらしい。

ちなみに、見えなくなっていた目は、ダマスコの街で回復する。アナニアというキリスト教徒が、パウロの頭上に手をかざすと、パウロの目から鱗のようなものが落ちて、元通り見えるようになった、と新約聖書の使徒言行録にある。

目から鱗が落ちるという表現は、聖書のこの部分が出典なのだとか。

てんかん治療、K448(サイト内)。こころをよむ「こころの病で文化をよむ」第6回「文学と精神医学」(NHKラジオ第2、8/11 6:45)

レニとモトヒコ

映画「意志の勝利」を作ったことは残念。けれど、反ユダヤ的だったことはない、だからナチ党にも入党しなかった。原爆を投下したことはないし、誰も誹謗中傷したこともない。

いったい私のどこが悪いの、どこに罪があるって言うの。レニ・リーフェンシュタールは心底そう思っていたようだ。NHKの「ワイマール ヒトラーを生んだ自由の国」から。1993年のインタビューが使われていた。

彼女が撮影した作品「意志の勝利」(1935年)は、ナチ党の全国大会を撮影したプロパガンダ映画だ。ヒトラーに乞われて監督を引き受けた。

そんなプロパガンダ映画を監督することでナチスに協力した、それを世の人は非難しているのに、いったい自分のどこが悪いのと嘯く。自身の非は認めない。感覚がずれている。

ここにもう一人、自身の非を認めない、感覚がずれている人がいる。

県政が混乱したことは認めるし、机をたたいたことや付箋を投げたことも反省する。それに告発文書への対処は法的に問題はなかった。なのに、どうして県議会は不信任を出したりするんだ。なぜ知事である私が辞めなければならないのだ。

県政の混乱、人々が非難する理由(の一つ)はまさにそれだ。知事ご本人も認めているにもかかわらず、リーダーとしてその責任をとろうとしない。自分は悪くないの一点張り。失職して出直し選挙に立候補するのだとか。だいぶ感覚がずれている。

その選挙は11月になるらしい。果たして県民はどんな審判を下すだろうか。

R.シュトラウスと山下達郎リーダーの引き際(いずれもサイト内)。ワイマール ヒトラーを生んだ自由の国▽映像の世紀バタフライエフェクト(NHK総合、9/26 23:50)、兵庫 斎藤知事 失職し 出直し知事選に立候補を表明(9/26)、「出直し選」斎藤元彦兵庫県知事はケジメのつもりか 『私は悪くない』一点張り(9/27)、兵庫知事失職へ 出直し選に臨む大義あるのか(9/27)、Leni Riefenstahl(1902-2003年)

待ち望まれた日

政の頂にある者が人々の心をまことに掴むのは並大抵のことではない。

白居易「新楽府」を講義する場面が描かれる。大河ドラマ「光る君へ」第36回「待ち望まれた日」から。NHKプラスで観た。

一条天皇の中宮、彰子が若宮を生む。誕生50日の宴で主人公二人が歌を披露。「今はまだ50日ですが、若宮の治世はずっとずっと長く続くのでしょうね」と紫式部が詠めば、「鶴は千年生きると言う、それほどに長生きすれば、ずっと続く若宮の治世を見届けることができるだろう」と、道長が、阿吽の呼吸で返す。道長の正妻、倫子が何とも言えない表情を見せる。扮する黒木華は芸達者だ。

道長は、その一首の中で、鶴を葦田鶴(あしたづ)と詠んだ。高市黒人の鶴(たづ)の歌へ連想が繋がった。「桜田へ鶴鳴き渡る年魚市潟潮干にけらし鶴鳴き渡る」(巻3-271)。万葉集には鶴を詠んだ歌はたくさんある。中でもこれは特に有名な一首だろう。

干潟は潮が引いたので鶴は別のところへ飛んで行く、と詠んだこの歌は、もしかすると政治向きのメッセージが込められているのではなかろうか。人々はより良い場所を、つまりより良い政治を求めているものだ、と。

政(まつりごと)のリーダーは、人々の心をしっかり見つめていなければならない。

光る君へ(34)万葉の歌十選「日めくり万葉集」メモ(いずれもサイト内)。光る君へ(36)待ち望まれた日(NHK総合、9/22 20時)、自民 石破新総裁 衆院解散・総選挙「なるべく早く審判を」(9/27)

米大統領選の行方

支持率は、辛うじてハリス氏がリードしている。が、実質的にはまったく互角。

両陣営とも決め手に欠ける、そんな解説だった。渡辺靖教授(慶應義塾大)のお話。

ハリス氏は、支持率で、全米2ポイント、激戦州7州で0.1ポイント、わずかながらリードしている。が、大統領選は、選挙人を選ぶ間接選挙。州ごとの人口を考えると共和党にやや有利な「カラクリ」になっている。民主党が選挙人で過半数を獲得するには、全米の支持率で最低3ポイントはリードする必要がある。「トランプ氏が勝利してもまったく驚かない状況にある」。

上智大の前嶋教授も、2ポイントのリードは誤差範囲だと言っていた。ほぼトラとか確トラとか言われるトランプ氏は選挙には強くない、一方のハリス氏は、ぽっと出だ。やはり両者決め手を欠く。「弱い者どうしで競っている」。

さあどうなる。投票は、11月5日。

リーダーの引き際トランプ登場に備えよ(いずれもサイト内)。「アメリカ大統領選挙 最新情勢と選挙の行方」渡辺靖(慶應義塾大)▽マイあさ!けさの“聞きたい”(NHKラジオ第1、9/19 7時台)、「米大統領選・勝敗のカギ」前嶋和弘(上智大総合グローバル学部教授)▽同(NHKラジオ第1、9/6 7時台)

鳥獣戯画

下書きがあったはず。絵そのものには下書きの線はない。おそらく簡単なラフな下書きを別の紙に書いて写したものと思う。構えた姿勢がない。簡単に線が走っている。これはスゴいこと。躊躇う線がない。

手塚治虫が、高山寺に伝わる「鳥獣戯画」を漫画家の目で評する。1982年の番組「私と鳥獣戯画」。

非常にスムースに書かれていることから、これそのものが、下書きのような、責任のない絵だったのかもしれない。とも述べている。

高校の副読本か何かにこの絵が出ていた。全部じゃなかったと思う。蛙チーム対兎チームその弓矢の試合に遅刻して走って来る一羽の兎、早く早くと呼び掛ける仲間の兎。この場面が好きだった。

# 手塚治(サイト内)。日曜美術館「私と鳥獣戯画」手塚治虫▽おとなのEテレタイムマシン(NHK-Eテレ、9/14 22時、1982/11/21初回放送)

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