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カテゴリー「興行・放送」の検索結果は以下のとおりです。

ヤマザキ×ルイージ

私は私のやり方しかできない。誰かの真似をしたいとは思わない。

指揮者の理想像はと尋ねられてファビオ・ルイージがそう答える。「ヤマザキマリ×ファビオ・ルイージ」お二人のインタビュー番組を観た。これも、NHKプラスで。

誰かの真似をしない、それは自信の表れのように思うけれど、彼はこんな風に続ける。いつでも私は疑心暗鬼に満ちていて自信を持てない。間違っていないか常に不安だが、自問自答し続けるのはいいことだと思う。何より、謙虚さが大切ではないだろうか、と。

国際的に活躍する指揮者が謙虚さを語るなんて、ちょっと驚いた。

ポストは巡り合わせ大延長情熱を追うルイージ(いずれもサイト内)。スイッチインタビュー「ヤマザキマリ×ファビオ・ルイージ」EP1(NHK教育、1/6 1:15)

今朝の秋

まったく何にもありゃしない。私が会社でしたことなんて、どうせすぐに、みんな忘れられちまう。

男はぼそりと言う。いくつもプロジェクト抱えて、がむしゃらに働いた。が、死の床についた今、そんなもの何の意味もなかったと嘆息する。おまけに家庭も犠牲にして、妻から離婚を持ちかけられてもいる。いったいおれの人生は何だったんだ、と。

ドラマ「今朝の秋」がNHKプラスにあったので観た。初回放送(1987/11/28)の時に続いてこれが2度目。36年ぶり。

その男に扮するのは杉浦直樹(1931-2011)。彼の好演が光る。父親役は笠智衆。ほかにも杉村春子、倍賞美津子、樹木希林と芸達者が揃っている。

戦場は遥かになりて(サイト内)。山田太一さんをしのんで ドラマスペシャル「今朝の秋」(NHK総合、2023/12/30 0:45-)、「去る者は日々に疎し」

十年目の再会

時が過ぎるたびに淋しさがましていく。でも、こころはいつも俺たちの旅

エンドロールで詩のようなものがテロップに出る。ドラマ「俺たちの旅」ではそれがお決まりだった。引用は、「俺たちの旅 十年目の再会」から。初回放送1985年9月4日。

ラジオ深夜便の新春インタビューで「時が過ぎるたびに~」が話題になるのを聞き、また観てみようと思った。YouTubeにあるのを見付けて年始の休みに観たのだった。

暇に飽かして、「二十年目の選択」(1995年)、「三十年目の運命」(2003年)を続け様に観た。10年目は以前に観たけれど、続く2本は今回が初めてだった。30年目で、洋子さんが亡くなったと告げられた。それを聞いて、あ、一つの時代が終わった、そんな風に感じたものだ。

50年後をやろうという話が出ている、と今回のインタビューで語られていた。40年目は制作されなかったようだ。

俺たちの旅|Wikipedia、新春インタビュー「心はいつも“俺たちの旅”~デビュー50周年を迎えて 前編」【出演】中村雅俊、黒氏康博▽ラジオ深夜便【アンカー】徳田章(NHKラジオ第一、1/1 4時台)

戦場は遥かになりて

戦争なんてものは、絶対、やっちゃいかん

従軍経験者が戦争を美談にしてはいけないと吉岡(鶴田浩二)が諭す。風向きが戦争に向き始めた時に歯止めになる者であらねばならないと。

「男たちの旅路」スペシャル「戦場は遥かになりて」を、YouTubeで観た。シリーズ全話を観たと思っていたけれどこれは初めてだった。初回放送、1982年2月13日。

シリーズ本編(1976-79年、全4部)でも、反戦のメッセージは随所に感じられた。が、このスペシャルほどに、明確に、直接的に語られたことがあったろうか。今言っておかねばならない、と制作側によほど強い気持ちがあったのだろう。

なにせ、このスペシャル版が放送された1982年の11月には、好戦的な首相に率いられた内閣が発足。その首相は翌年1月の訪米時に、日本を太平洋における不沈空母にする、と発言してしまう、そんな時代だったのだから。

男たちの旅路(サイト内)。中曽根康弘|Wikipedia

芝浜

海ってやつは広いんだねえ。長年おれはこの浜へ来るんだけど向こう岸が見えたことがねえんだからねえ。広いんだよ海ってやつは。おもしろいもんだ。おれたちにゃわからないことはいくらも(ある)。

三代目桂三木助の「芝浜」から。芝浜の砂浜で海を眺めるこのシーン、手元の音源ではそうなっているけれど、きのう正月早々に放送された音源では少し違っていた。波に関する考察が少し語られるバージョンだった。

また夢になるといけないので酒はやめとこう、というこの噺を、酒を飲みながら聴いた。その後も、ちびちびやりながら、NHKプラスや、らじる★らじる聴き逃し、YouTubeを楽しんだ。元日の一日ぐらいは、そんなことがあってもいいだろう。

ずっとPCでオンデマンドだったので、内地の北陸地方で大きな地震があったことを知ったのは夜遅くになってからだった。

芝浜(サイト内)。新春寄席「芝浜」【出演】三代目桂三木助▽ラジオ深夜便(NHKラジオ第一、1/1 午前1時台)、初回放送1954/12/29、ラジオ第一「放送演芸会」

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